2023年9月1日金曜日

2023年8月の読書メーターまとめ

読んだ本の数:33冊

読んだページ数:11261ページ

ナイス数:238ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2023/8

■ふつつかな悪女ではございますが3 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス)

★★★☆☆

またまた入れ替わってしまってふつつかな捕虜になったりします。玲琳の兄たちも登場して強さ3倍(当社比)の面白さになっています。切りよく終わらなかったのは残念でした。

読了日:08月31日 著者:中村 颯希

https://bookmeter.com/books/18593537


■レトロゲームファクトリー (新潮文庫nex)

★★★☆☆

レトロゲームを移植する話。行方不明になった開発者を捜したり封印ゲームの本来の仕様を突き止めようとしたり、ミステリー的な要素もありました。ちょっと納得できない展開もあったけれど、概ね楽しめました。私はスマホでゲームはしないので、PS5にも移植してほしいですね。

読了日:08月30日 著者:柳井 政和

https://bookmeter.com/books/13184183


■陽だまりの彼女 (新潮文庫)

★★★☆☆

延々とのろけを読まされるのかと思ったら破綻することをほのめかされます。小説の場合こういうのは必ず実現するものなので、どういう悲劇が待っているのだろうとわくわく、じゃなくてハラハラしながら読んでいくと、最後はなんじゃそりゃーというとんでも展開になりました。現実的な話がよかったなあ。

読了日:08月29日 著者:越谷 オサム

https://bookmeter.com/books/3314027


■渦森今日子は宇宙に期待しない。 (新潮文庫nex)

★★★☆☆

自称宇宙人の渦森今日子が女子高校生として過ごしている話。ユーモラスで砕けた語りが楽しいです。彼女よりも周りの人物の方が変人に見えて笑えます。アイスクリームも食べたくなります。

読了日:08月28日 著者:最果 タヒ

https://bookmeter.com/books/10496965


■名探偵外来 泌尿器科医の事件簿

★★★☆☆

泌尿器科の医師が関わった事件とか患者の話で4編。コミカルな要素がないではないけれど、おぞましい描写があったり人間の悪意が書かれていたりして、あまり気持ちよく読める内容ではありませんでした。あとがきが一番面白かったかな。

読了日:08月28日 著者:似鳥 鶏

https://bookmeter.com/books/20505317


■ふつつかな悪女ではございますが2 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス)

★★★★☆

色々ありましたけど、なんとか事態は収束。すっきり終わりました。色々と突き抜けていて面白かったです。おまけのサンタクロースの話も楽しくてよかったです。このタイトルでまだまだ続くんですよね。どういう展開になるのか気になります。

読了日:08月28日 著者:中村 颯希

https://bookmeter.com/books/17810592


■あの子とQ

★★★☆☆

吸血鬼が出てくる話でファンタジー要素が強いです。それは別にいいのだけど、あまり実在感がなくてひきこまれる面白さではなかったです。ヨッちゃんとのやりとりは楽しくて、告白シーンとかは面白かったです。

読了日:08月25日 著者:万城目 学

https://bookmeter.com/books/20017609


■いとみち 三の糸 (新潮文庫)

★★★★☆

いとみち三部作完結。いとっちが高校を卒業して一人旅立つところまで。彼女の成長が感じられてよかったです。今回も激動の展開が楽しめました。他のみんなもそれぞれの道をしっかり進んでいます。もちろんこの後も道は続いていて色々なことが起こるのでしょう。またどこかで会いたいものです。へばね(^^)/

読了日:08月24日 著者:越谷 オサム

https://bookmeter.com/books/11199332


■The Elephant in the Classroom: Helping Children Learn and Love Maths

★★★☆☆

邦訳はないみたいです。子供に対する数学教育のあり方を提唱しています。大雑把にまとめると、従来の受動的で無味乾燥な授業に対して能動的で楽しい学習を、というあまり新鮮味のない内容。細かいところでは、能力によるクラス分けの弊害とかなるほどと思えるところもありました。うまくいった事例ばかりが紹介されるのでちょっと嘘くさく感じます。

読了日:08月24日 著者:Jo Boaler

https://bookmeter.com/books/11776127


■ブラックガード

★★★★☆

私立探偵矢能シリーズ第五弾。「ドッグレース」の続編。安定した面白さですね。矢能の言動が小気味よくて気持ちよく読めます。他のレギュラー陣にも愛着を感じます。もっと読みたいけれど現時点ではこれが最新巻のようです。

読了日:08月23日 著者:木内 一裕

https://bookmeter.com/books/18722471


■ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス)

★★★★☆

「シャバの普通は難しい」の著者の別シリーズですね。胡蝶と称えられる女性とドブネズミと蔑まれる女性の精神が入れ替わる話。いきなりひどい境遇に落とされたのに、主人公の言動が予想外過ぎて楽しいです。周りの人も文字通り人が変わった様子にびっくりします。先が気になってわくわくする面白さでした。2巻も読みたいと思います。

読了日:08月23日 著者:中村 颯希

https://bookmeter.com/books/16918012


■八月の御所グラウンド

★★★☆☆

極度の方向音痴が駅伝に出る話としょーもない理由で野球をやることになった話の2編。ちょっぴりファンタジー要素もあって、鴨川ホルモーと同じ世界観なのかなと思いました。臨場感があってなかなか読ませる話でした。

読了日:08月22日 著者:万城目 学

https://bookmeter.com/books/21429138


■いとみち 二の糸 (新潮文庫)

★★★☆☆

高校二年生になった相馬いとの物語。いとしいいとしいという心。これが鯉?鯉ちゃんが登場したりキスを目撃したりカニと言ったり友達と喧嘩をしたり別れたり。最後は智美にもっていかれちゃいましたが、激動の展開が楽しめました。めじゃ!

読了日:08月22日 著者:越谷 オサム

https://bookmeter.com/books/9214202


■ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生 (朝日新書)

★★★☆☆

ポテトチップスの話だけで一冊書けるとは凄いですね。しかもかなりのボリュームでした。メインはその歴史。品質向上、ライバルとの差別化のための努力と工夫などがよく分かります。様々な分析や考察もされていてなかなかの面白さでした。

読了日:08月21日 著者:稲田 豊史

https://bookmeter.com/books/20960448


■ドッグレース

★★★★☆

矢能政男シリーズ?第四弾。「バードドッグ」の続編。冤罪を晴らすための調査に乗り出したり、落ち込んでいる栞のために動いたり。ますます痛快で面白くなっていますね。作中である人物が「あんた凄いな」って言っていました。全く同感です。

読了日:08月21日 著者:木内 一裕

https://bookmeter.com/books/13038909


■サイレント・ウィッチ VI 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

トラブルが次から次へとやってきます。悪役令嬢たちのお芝居が笑えました。モニカは魔術に関しては有能なところをまだまだ見せてくれます。ネロの出番がなかったのは残念。切りよく終わらなかったので早く次を出してほしいですね。

読了日:08月21日 著者:依空 まつり

https://bookmeter.com/books/21397085


■才女のお世話 6 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-06)

★★★☆☆

今回は授業の一環として始まったマネジメントゲーム(経営シミュレーションみたいなもの)がメイン。飽きのこない展開でいいですね。自分の成長のために真剣に取り組む姿勢も好ましいです。意外な人物と敵対したり大物の片鱗を見せつけたりしていました。ラブコメ要素も健在で楽しめました。

読了日:08月18日 著者:坂石遊作

https://bookmeter.com/books/21348842


■いとみち (新潮文庫)

★★★★☆

メイド喫茶におどおどとデビューし、ドジっ子メイドとして君臨することになる相馬いとちゃんの話。いとしくていとおかし。心温まるいい話でした。わんつか津軽弁の勉強にもなるんず。

読了日:08月18日 著者:越谷 オサム

https://bookmeter.com/books/7426885


■賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱

★★★☆☆

清の第四代皇帝・康熙帝と反乱者の話ではあるのだけれど、

一番感情移入できたのは、どっちの味方だかよく分からない李基信という人物。彼が主人公の物語として楽しめました。

あまり賢帝という感じはありませんでした。

読了日:08月18日 著者:小前 亮

https://bookmeter.com/books/8211240


■バードドッグ (講談社文庫)

★★★★☆矢能政男シリーズ?第三弾。「アウト&アウト」の続編。今回は暴力団の組長が行方不明となった事件に関わることに。真っ当な探偵ではないけれど、問題解決能力はなかなかのものですね。テンポがよく痛快さもあり時折ほっこりするシーンもありで楽しめました。

読了日:08月17日 著者:木内 一裕

https://bookmeter.com/books/11179818


■The Love Hypothesis: The Tiktok sensation and romcom of the year!

★★★☆☆

多分邦訳はなし。お互いの利益のためにつきあっている振りをすることになった二人。フェイクデートを重ねるうちに・・・。登場人物は理系の研究者ですが愛は理屈ではないということですね。あまり意外性のないストーリー。よく言えば期待を裏切らない内容でした。

読了日:08月17日 著者:Ali Hazelwood

https://bookmeter.com/books/18900381


■才女のお世話 5 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-05)

★★★☆☆

一周して雛子メインに戻ってきたようです。ようやく自覚した彼女と伊月の関係に変化が!?二人とも前に進んだようです。雛子の兄の悪魔、じゃなかった琢磨も登場。天王寺さんは相変わらずいい味だしてますわ。

読了日:08月17日 著者:坂石遊作

https://bookmeter.com/books/20596047


■毒入りコーヒー事件 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

これは「毒入りチョコレート事件」を意識した作品ですかね(あちらは読んでませんが)。話にすんなり入り込めないし、解決編も時系列が前後して読みにくい。最初の解決はなかなか面白かったけれど、その後の話はあまりすっきりしなくていまいちと思いました。

読了日:08月17日 著者:朝永 理人

https://bookmeter.com/books/21424908


■まむし三代記 (朝日文庫)

★★★☆☆

斎藤道三を含めての三代記。三代ではないのでは?と思いましたけど。正気を保っていられないほどの苛烈な生き様を見せてくれます。「国滅ぼし」とは何かという謎で長々と引っ張られる話でもあります。経世済民という言葉が何度かでてきて印象に残りました。なかなか読み応えがあってよかったです。

読了日:08月10日 著者:木下 昌輝

https://bookmeter.com/books/20960460


■水の中の犬 (講談社文庫)

★★★☆☆

先に「アウト&アウト」を読んでしまいましたが、本書はその前の話。以後矢能政男を主人公とするものが数作出ているようですが、本書の内容紹介には彼の名前は出てきませんし、主人公は彼とは別の名もなき探偵。なぜか「探偵」としか呼ばれないのです。もしかしたら「探偵」という苗字なんでしょうか(笑)。他人の命も自分の命も粗末にし過ぎで悲壮感漂う話でした。最初にこれを読んでいたら続きは読まなかったかも。順番を間違えたのはある意味幸運でした。

読了日:08月09日 著者:木内 一裕

https://bookmeter.com/books/633538


■少年泉鏡花の明治奇談録 (ポプラ文庫ピュアフル Pみ 6-7)

★★★☆☆

泉鏡花の少年時代の話。怪異を求めてあちこちに出かけて謎を解いてしまう明治怪奇ミステリー。軽快で読みやすくてなかなかの面白さでした。ほんのりラブコメっぽいところも。本書だけで終わりみたいですけど続きも読んでみたいです。

読了日:08月08日 著者:峰守 ひろかず

https://bookmeter.com/books/21429446


■才女のお世話 4 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫)

★★★☆☆

今回のメインは主人公の幼馴染の平野百合。1巻からちらちらと登場してはいたものの、ようやく前面に出てきました。これで出揃ったんでしょうか。主人公一人に対してヒロイン4人?どうやって収拾つけるのか気になりますね。

読了日:08月07日 著者:坂石遊作

https://bookmeter.com/books/20103847


■可燃物

★★★☆☆

葛警部の捜査と推理を描く短編5個。派手なことをやらなくても達人の動きは淀みなく自然で気持ちいいものですね。本書はそんな感じ。それぞれ意外な真実が明らかになる驚きもあって楽しめました。

読了日:08月07日 著者:米澤 穂信

https://bookmeter.com/books/21346111


■一休さんの門 (上) (講談社文庫)

★★★☆☆

一休さんと言えばとんち小僧というイメージですが、本書は大人の一休宗純の話。文章には馴染めないし主人公にあまり好感が持てませんでした。狂歌のやりとりもせいぜいおやじギャグとしか思えなくてつまらない。天皇の子という身分がものをいう場面が多くて痛快感も薄いです。それなりの面白さはあったけれど、下巻はいいかな。

読了日:08月07日 著者:川口 松太郎

https://bookmeter.com/books/650289


■アウト & アウト (講談社文庫)

★★★★☆

これはぐいぐい引き込まれる面白さですね。主人公は元ヤクザの私立探偵・矢能政男(やのまさお)。もう一人主人公っぽい人物がいて、こちらの話も読まされました。ヒロイン?の栞も可愛くてよかったです。これは続きも是非読みたいです。と思って調べてみたら、どうやら本書は2巻らしいと分かって衝撃を受けました。「水の中の犬」、本書、「バードドッグ」「ドッグレース」「ブラックガード」の順になっているようです。

読了日:08月04日 著者:木内 一裕

https://bookmeter.com/books/3362009


■王都の外れの錬金術師 2 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~ (カドカワBOOKS)

★★☆☆☆

国宝級のアイテムが簡単に手に入ったりするところがつまらないですね。勝手に与えられるものが大きすぎて本人の努力が目立ちません。地道な努力で少しずつ成長していく話がよかったなあ。ここまでにしておきます。

読了日:08月04日 著者:yocco

https://bookmeter.com/books/18088055


■才女のお世話 3 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫)

★★★☆☆

今回のメインは都島成香。周囲に誤解されていて友達もできない悩みを解決するために協力します。毎回メインのキャラが異なるので飽きませんね。みんな可愛くていいキャラです。成香も可愛いだけで全然怖さが伝わってこないのですが(笑)。次も読みたいと思います。

読了日:08月02日 著者:坂石遊作

https://bookmeter.com/books/19606619


■ローズマリーのあまき香り

★★★☆☆

密室とか怪談のような状況とか、最初に提示される謎は実に魅力的。なのだけど真相はちょっとがっかりでしたね。御手洗潔のキャラも薄くなっているし、無駄に長いと感じました。カタカナの表記にも違和感があります。色々不満はあるけれどまあまあ楽しめました。

読了日:08月01日 著者:島田 荘司

https://bookmeter.com/books/20983980

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