2017年10月4日水曜日

極限脱出シリーズ 三部作

以前に9時間9人9の扉、.善人シボウデス、ZERO ESCAPE 刻のジレンマを立て続けにやりましたので感想などを。

9時間9人9の扉
刻のジレンマが発売されたときに、一作目からやりたいなと思ったのですが、
それはニンテンドーDSのソフトでその時点では入手が困難でした。
最新作を出すときには過去作も遊べる環境にしておいてほしいものです。
そんなわけで諦めかけていましたが、PS4で発売されたのを機にやってみました。
よくある脱出ゲームにストーリーがついたようなもの。
ノベルパートはフルボイス。
音声は日本語と英語のどちらかが選べます。
私は英語音声でやりました。
脱出パートの謎解きは親切過ぎてあまり手応えなし。
ヒントいらないのに勝手にヒントを出されます。
電卓機能は役に立ちました。
ストーリーはミステリーかと思ったらトンデモSFでした。
衝撃の真相でしたが、あまり納得のいくものではありませんでした。
このゲームシステムに意味を持たせようとする試みは評価できます。
グラフィックは味があっていいです。サウンドもよし。
この手のゲームもPS4でどんどん出してほしいですね。
なかなか楽しめました。
80点。

善人シボウデス
こちらもPS4でやりました。
前作とセット販売されたものです。
前作をやっていないとストーリーがよく分からないところがあると思います。
ストーリーは前作よりさらにぶっとんでいて意外性はありましたが、
色々やり過ぎていてついていく気力がなくなりました。
進化しているところと劣化しているところがあります。
例えば、セーブに要する時間が長くなりました。10秒くらいかかります。
大したデータ量ではないと思うのにどうして一瞬で終わらないのでしょう。
ゲームの内容的には頻繁にセーブする必要はないのであまり困りはしませんが。
と思っていたら1回アプリケーションエラーが発生して、かなり前からやり直すはめになりました。
やはりセーブはまめにしておいた方がいいですね。
グラフィックはしょぼく感じました。
キャラの画像も前作の方が雰囲気があってよかったです。
前作では主人公のセリフにもボイスがついていましたが、今作にはありません。
理由はなんとなく分かりますが、音声だけ聞いていると話が理解できないのは困ったものです。
ゲームのルールが無駄に複雑で話しが長く、演出も無駄が多いと感じました。
すべてのルートをたどろうとすると、同じような説明やイベントを何度も見ることになり、
早送りせざるを得ません。
前作ではほとんど早送りをすることはありませんでしたが、今作のノベルパートの大半は早送りでした。
長い文章でも一度に1行か2行ずつしか表示されず、ボタンのレスポンスも悪くて快適に読めません。
脱出パートの操作性も悪いです。
前作では調べたいところをクリックすると対象が点線で囲まれて、
同じ反応を返す場所が分かるという親切設計だったのに、今作ではこれがなくなりました。
無駄にクリックする回数が増えます。
中途半端に3Dにしたからでしょう。
前作にはなかったメモ機能がついていて、これは便利!と思ったものの、
左スティックでお絵かきする仕様で、なかなか思ったように書けません。
DSみたいにタッチペンが使えるのならともかく、PS4ではいらない機能でした。
手書きでメモをとる方が圧倒的に早くて簡単です。
謎解きは前作より難易度が上がっていていい感じでした。
前作はメモをとらなくても解けるくらいでしたが、今作はメモなしでは厳しいです。
ちょっと面倒過ぎるよと思うものもありました。
ヒントを勝手に出されることがなくなったのはよかったです。
残念なところが多かったので60点。

刻のジレンマ
これもPS4でやりたかったのですが、私が前作をクリアした時点では発売されておらず、
3DSでやりました。
色々と不満点があります。
ボイスのスキップができません。
正確には可能なのですが、スキップすると複数のセリフが飛ばされてしまいます。
最初はこの仕様に気が付かなくて、なんか話がよく分からないなあと思っていました。
バックログを確認したら、全く表示されてなかったセリフを発見して愕然としました。
セリフを読むためにはボイスを全部聞かないといけないのです。
これがかなりのわずらわしさでした。
ゲーム中のロードが長いです。
全部ムービーにしちゃったからでしょうね。
ちょくちょく待たされます。
なぜかセーブは早いです。あっという間に終わります。
前作のあの遅さは何だったのでしょう。
前作程ではないですが、キャラの見た目に違和感があります。
複数の作品に登場する人物がいますが、見た目とか性格とか同一人物とは思えないほどです。
3DSはタッチペンが使えるのでメモ機能は割と使えます。
パズルが少ないと思いました。
特に終盤はムービーを見てるだけという感じでした。
勝手にヒントを出されます。
ヒントどころかずばり答えを教えられたこともありました。
せっかく2作目で難易度選択機能がついたのに、なぜなくす!
謎解きは頭を使うというよりは面倒な作業という感じ。
あまり爽快感もなく納得がいかないものもありました。
ストーリーはトンデモSF小説を読んだくらいの面白さはあります。
辻褄があってないところがあるとは思いますが。
連続性に欠けるのであまり話に入り込めないのが残念でした。
70点。

次回は極限脱出パロディ小説の予定です。

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