2018年5月15日火曜日

フォトン・キューブ

正式な表記はPHOTONの右肩に3をつけたものみたいです。

予想外に難易度の高いパズルゲームでした。
レーザー光を反射させて正しく的に当たるように誘導するゲームです。
特殊なキューブ(立方体)をレーザーの進路に置いて進行方向を変えたりします。
キューブは真上から見ると一つの対角線で分割されていて、材質の異なる直角三角形2個を組み合わせた形。
一方は透明で光は素通り、他方は不透明で光は通りません。
その境界である斜め部分は鏡のようになっていて光を反射します。
この鏡の部分に光が当たるようにキューブを置くと、光の進路が90度変わるのです。
他にも色を変化させるキューブ、光を分離させたり合成したりできるキューブも登場し、
どのようにキューブを配置したらいいのかすら簡単には考えられないようになります。
プレイヤーができるのは、
・目の前にあるキューブを持ち上げる
・持っているキューブの向きを変える
・持っているキューブを目の前に置く
・目の前のキューブを一マス押し出す(自分の位置は変わらない)
及び移動だけです。
キューブを持ったまま移動することもできます。
キューブを持っていないときはキューブの上に乗ることもできます。

レーザーに当たると死んでしまいますので、レーザーを回避しながらキューブを配置しないといけません。
レーザーが通っているところには移動できない親切設計になっていますので
キューブを動かさない限り死ぬことはありません。
キューブを置いたり押したりするときには注意が必要です。
死んでしまっても直前からやり直すことはできます。
最終形を考えるだけでは駄目で、そこに至る過程も考えないといけないのです。
たどりつくのが不可能な配置もありますので、それを見極めることも重要です。

なんとかすべてクリアしましたが、とても苦労しました。
紙に書いて解いたものもありました(笑)
思いもよらなかった解法のものや、これって不可能じゃない?と思ったものもいくつかありました。
解いたときの達成感や爽快感が凄くて、気持ちのいい難しさでした。

最初は一つのプラネットのミッションにしか挑戦することはできませんが、
3つのミッションをクリアすると昇格試験を受けることができます。
昇格試験といってもチュートリアルみたいなもので、合格すると行けるプラネットが増えます。
各プラネットには6個のミッションがあって、クリアする順番は自由。
3つクリアすれば昇格試験が受けられるという親切設計は変わらずです。
最後のプラネットのミッションをすべてクリアすればエンディングです(多分)。

音楽はまあそれなり。長く聞いていると飽きてきます。
操作性は特に問題なし。
画面が寄り過ぎで見にくいと思いました。
もう少し小さくできて全体が見渡せるとよかったです。
各ミッションをクリアするとスターがつけられます。
他に○手以内でクリアと、ノーミスでクリアという目標があり、
これを達成するとそれぞれスターがつけられます。
1つのミッションで最大3個のスターが獲得できるわけです。
別にスターを集めなくてもクリアさえすれば進みます。
最初のうちは完全攻略を目指して頑張りましたが、だんだん面倒になってきます。
クリアした後に手順を整理、最適化して再挑戦すれば達成できると思いますが、
面倒ですしあまり楽しくないんですよね。
というわけで、手数は無視してどんどんクリアしていきました。
全ステージがクリアできましたので終了しました。


終了したんですが、数か月後に取りこぼしたスターを取ろうと再挑戦。
一度クリアしたからか、苦労したステージもすんなりクリアできます。
なかなか楽しいです。
手数が多い方が面倒だと思っていたのですが、逆でした。
手数が多い物は目標が緩めに設定されているようで、割と楽です。
手数が短いものの方がシビアで、きっちり最短手順を見つけないといけない感じでした。
そしてついに、すべてのスターを集めました!
偉業を達成したのに大した演出もありませんでしたが、よしとしましょう。
久しぶりにやり切ったという満足感がありました。
多少の不満点はありましたが、値段もそんなに高くありませんし、
期待以上に楽しめたゲームです。
パズル好きの人にはおすすめです。

85点。

ここから先はちょっとしたネタバレとヒントです。






プラネットが8個で各プラネットに6個のミッションで合計48ステージあります。
エンディングを迎えると、マスタートレイラーミッションが追加されます。
これには3つのコースがあり、各コースには6個のミッションがあります。
18個のステージが追加されるわけですね。
マニアックなステージが多くて面白かったです。
よくこんなの作ったなあと感心するものもありました。
ものすごく悩んだステージもありましたが、全面クリアできました。
これで私もマスタートレイラーです!\(^o^)/



クリアした後に攻略サイトを探してみたのですが、あまりないんですね。
私が悩んだステージの解法が書いてあるところが見つけられませんでしたので、
同じように悩む人の助けになればと思い、ヒントを書いておきます。
これを読めばクリアできなくて諦めていたステージもクリアできるかも!

気付かない人はいないと思いますが、鏡面ありのキューブはレーザーによって押されます。
不透明部分の辺にレーザーが当たるとキューブが移動します。
どこかにぶつかるまで移動し続けます。
思わぬところでキューブが動いてしまって失敗することもありますが、
うまく使えば直接触れないキューブを動かすことができる重要なテクニックなのです。
あからさまにこれを使わないとクリアできないステージもありました。
不透明部分の辺は2つありますので、移動可能な方向は2種類。
やろうと思えばジクザグに動かすことも不可能ではありません。
くの字に動かすのは実際に使いました。
このゲームは純粋な思考型パズルに見えますが、実はアクション要素もあります。
レーザーといっても超遅いのでよけられるのです(笑)。
もちろんプレイヤーの歩く速度よりは早いですが、光の速さにくらべたら亀の歩みです。
近距離からのレーザーは無理でも、遠くから迫ってくるレーザーならよけられます。
多分これに気付かないとクリアできないステージがあります。
また、レーザーには一瞬だけなら当たっても死にません。
もちろん、レーザー光を横切ることはできませんが、
レーザー光が移動している途中なら当たっても平気なのです。
これを使わないとクリアできないいじわるなステージがあったと思います。
レーザーがくるくるとループするような経路を作り、
さらに、その経路を光源から切り離して、単独のループを作ることができます。
これも使い方次第で役に立ちます。
これであなたもマスタートレイラー!?

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