2022年1月1日土曜日

2021年12月の読書メーターまとめ

 読んだ本の数:29冊

読んだページ数:9801ページ

ナイス数:213ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2021/12

■サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

★★★★☆

七賢人の一人モニカ・エヴァレット。二つ名は沈黙の魔女。というとかっこいいけれど、実態はコミュ障でしゃべるのが苦手なだけ(笑)。そんな彼女が学園に潜入する任務を押し付けられて、さあ大変となる話。他の登場人物もなかなかクセがあって面白いです。悪役令嬢とか(笑)。豚の歌はフィボナッチ数列ですね。楽しくて一気読みでした。2巻も読みます。

読了日:12月28日 著者:依空 まつり

https://bookmeter.com/books/17917143


■天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ8冊目。イサリの大冒険再び。アルファベットは26種類で2^4<26<2^5なので1文字5ビットで済むといえば済みますが・・・。ミスミィの話もなかなか面白かったです。色々と越えてはいけない線を越えてしまっている感じですね。最後に年表と用語説明がついていましたが、前巻にもついていたのでページの無駄だと思いました。

読了日:12月27日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/5328951


■ひきこまり吸血姫の悶々 (GA文庫)

★★★☆☆

ひきこもり吸血鬼の美少女コマリがいきなり将軍をやらされることになる話。断ると爆発して死んでしまうというとんでもない設定です(笑)。ハッタリをかましたりメイドからセクハラを受けたりといったコミカルな話が続いたあと、一転してシリアスになりますが、冷めてしまってのれませんでした。面白い部分もありましたが、続きが読みたいとは思えません。

読了日:12月27日 著者:小林 湖底

https://bookmeter.com/books/14883915


■スパイ教室 短編集02 私を愛したスパイ先生 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

チーム灯のメンバーが織りなす数々のエピソード。精神崩壊したり仲間に殺されそうになったり奇跡を起こしたり。クラウスを愕然とさせる場面もありました。コミカル度高めで楽しいです。リリィのシリアスな戦いの話は本書の中では異色でした。

読了日:12月27日 著者:竹町

https://bookmeter.com/books/18993036


■バルス

★★★☆☆

非正規雇用者の格差や物流システムの脆弱性などを鋭く突く問題提起の書ですね。私は正社員ですし宅配便は嫌いで極力使わないようにしているので、あまり身近な問題だとは受け止められられず。もちろん小説としても楽しめますが、終盤は雑に感じられてあまり満足度は高くありませんでした。

読了日:12月24日 著者:楡 周平

https://bookmeter.com/books/12770497


■ウィザードグラス (双葉文庫)

★★★☆☆

音信不通となっていた兄から届いた奇妙な眼鏡。それは近くにある機器の検索履歴を見ることができる魔法のような眼鏡型デバイス、その名もウィザードグラス!検索履歴はその人の欲望を赤裸々に表すもの。これを使い始めた主人公は思わぬ事態に巻き込まれていきます。この先どうなるんだろうというわくわく感があって面白かったです。ネット社会の恐ろしさも味わえました。

読了日:12月23日 著者:根本 聡一郎

https://bookmeter.com/books/13579004


■天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

イサリがはるばるリンゴを探しに行く話から、冥王班保菌者たちとそれ以外の者たちの話。このイサリはあのイサリなのでしょうか。かなり1巻に近づいてきた感があります。もう1巻の内容なんてあまり覚えてないんですけど。こういう人のためなのか年表や用語説明もついていて、ようやく時系列がはっきりしました。

読了日:12月22日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/4874938


■おわかれはモーツァルト

★★★☆☆

岬洋介シリーズ最新刊。盲目のピアニスト榊場隆平と殺人事件の話。ミステリー部分はボリュームも少なくてあっさりしていました。その分ピアノがたくさん聴けたのでよかったです。このシリーズは冴えわたるピアノ描写がメインだと思っています。

読了日:12月21日 著者:中山 七里

https://bookmeter.com/books/18995317


■虚構推理 逆襲と敗北の日

★★★☆☆

シリーズ第5弾。前巻からの刊行が早くて嬉しいです。六花と琴子の思い出激辛担々麺の話、キリンの亡霊の話、その後の三者怪談。三人の関係に鋭く切り込んでいます。事件を解決するのは琴子ですが、六花が主役という感じでした。このシリーズは最終的にどういう結末になるのか気にはなりますが、長く続けてほしいとも思います。

読了日:12月20日 著者:城平 京

https://bookmeter.com/books/18955689


■食王

★★★☆☆

飲食業界を舞台にしたビジネス小説。ちょっと長いとは思いましたけど面白いです。色々な問題を一挙に解決する案にはなるほどと思いました。未来に希望が持てるような最後で読後感もよかったです。

読了日:12月20日 著者:楡 周平

https://bookmeter.com/books/16156439


■生徒会探偵キリカ6 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

いよいよ狐徹との戦いです。彼女に勝ちたいというのはいいんですが、生徒会選挙をそのための道具にするのは間違っている気がします。君が勝てないのは大義がないからだという結末になるのかなと思ったら、予想外の方向に行きました。面白いところはあったけれどいまいち登場人物に共感できないシリーズでした。続編っぽいものも出ているようですが、一旦ここで終わりにしておきます。

読了日:12月20日 著者:杉井 光

https://bookmeter.com/books/9626848


■天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

農家のおじさんタックとその娘ザリーカの話。そして被展開体ノルルスカインの途方もなくスケールの大きな話。今回は面白かったです。ようやく読んでよかったと思えるようになってきました。

読了日:12月17日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/4343574


■SCIS 科学犯罪捜査班: 天才科学者・最上友紀子の挑戦 (光文社文庫)

★★★☆☆

天才科学者といっても科学技術に詳しいだけに見えて天才ぶりが伝わってこないし、登場人物に魅力が感じられません。ロボットに自我が芽生えた?みたいな面白そうな題材を使ってはいるけど、あまり深みはないですね。チューリングテストは自我があるかどうかを判定するものではありませんし。最後は引きで終わっていますが、続きを読みたいとは思えませんでした。

読了日:12月16日 著者:中村 啓

https://bookmeter.com/books/14789218


■私、能力は平均値でって言ったよね! (16) (SQEXノベル)

★★★☆☆

観光気分で魔族の村に行って、ついに種族コンプリート。

その後チェーン店を開いたりスローウォーカーに会ったりレベルアップしたり。今回は情報の収集や共有など決戦の準備という感じでした。戦闘がない方が面白いかも。ワンダースリーの話もありました。次で合流するんでしょうか。

読了日:12月15日 著者:FUNA,亜方 逸樹

https://bookmeter.com/books/18892096


■与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記

★★★☆☆

大仏造りの過酷な現場で働く人々。そして彼らのために飯を作る男の話。文章は悪くはないけれど重苦しくてあまり楽しい話ではありませんでした。大仏造りの話には興味をひかれたので、その辺の話をもっと読みたかったです。

読了日:12月14日 著者:澤田 瞳子

https://bookmeter.com/books/9824045


■生徒会探偵キリカ5 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

体育祭が終わり、今度は文化祭。七不思議と演劇部を襲う事件の謎に迫ります。文化祭の他のところの様子も書いてほしかったけど、一巻であっさり終わらせたかったのでしょうか。次はいよいよ会長との対決ですかね。

読了日:12月13日 著者:杉井 光

https://bookmeter.com/books/7912971


■天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)

★★☆☆☆

またまた話は一転。今回はキリアン少年がやりまくったりする話。SFといっても本書のSはEX成分が多すぎ。電車で読んでいると何の罰ゲームなんですかこれはと思えてきます。

読了日:12月13日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/3177790


■本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身VII」

★★★☆☆

ローゼマインが劇的な成長を遂げ、フェルディナンドが瀕死の危機に陥ります。あれはマインの危機がルッツに伝わったのと同じものでしょうね。随分長い伏線です。次回は本物のディッターが!?ヴィルフリートの言動に冷や冷やするシャルロッテの閑話も面白かったです。

読了日:12月13日 著者:香月美夜

https://bookmeter.com/books/18796109


■Time (Complete Short Fiction Book 3) (English Edition)

★★★☆☆

この著者は恐竜が好きですねー。Red Planet Bluesの短編バージョンみたいなものがありましたが、長編も大して面白くなかったものなので損した気分です。ウェルズの「タイムマシン」の続編みたいなものもありました。ちょっと物足りなくていまいちな話が多かったです。最後の話の終わり方が良かったので気持ちよく読み終わることはできました。

読了日:12月10日 著者:Robert J. Sawyer

https://bookmeter.com/books/18794617


■SF飯 宇宙港デルタ3の食料事情 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

勘当されて辺境の宇宙港に流れてきた若旦那の話。料理を食べてむむむ?となります。本書の味わいもそんな感じでした。コメディ部分がわざとらしくて笑えなかったり、SF部分が説明不足で納得できなかったり。料理ものとしても微妙でした。

読了日:12月09日 著者:銅 大

https://bookmeter.com/books/12458315


■生徒会探偵キリカ4 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

また強烈なキャラが登場しました。こういうキャラは面白くていいですね。今回は体育祭の話で、魔王軍との戦いです(笑)。このシリーズはキリカが主人公とは思えないのになぜかあんなタイトル。「生徒会詐欺師ひかげ」にするべきですね。

読了日:12月08日 著者:杉井 光

https://bookmeter.com/books/6800296


■天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

★★★☆☆

3だけどシリーズ4冊目。またしても話は一転。今回は宇宙海賊との戦いで、なかなか面白かったです。シリーズものとしてのつながりは見えてきましたが、あまり連続性は感じられないですね

読了日:12月07日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/613991


■ノーゲーム・ノーライフ11 ゲーマー兄妹たちはカップルにならなきゃ出られないそうです (MF文庫J)

★★★☆☆

随分久しぶりの刊行です。深刻な状況のはずなのに、空が僕の前に道はない僕の後ろに道はできる思考で緊迫感がありません(笑)。ステフは相変わらずのポンコツぶりでしたが、最後にいいところを見せてくれました。最終的には次回への期待も高まる内容でした。身体を壊さない程度に頑張って書いてほしいです。

読了日:12月06日 著者:榎宮 祐

https://bookmeter.com/books/18840811


■Space (Complete Short Fiction Book 2) (English Edition)

★★★☆☆

短編集第二弾。

今回はサイエンスのSFがたっぷりで1巻より面白かったです。Starplexが出てきたりGolden Fleeceのショートバージョンも収録されていました。これは基本的に長編と同じ話でいくつかのエピソードが無くなっているだけでしたので、いらなかったなと思いました。

読了日:12月06日 著者:Robert J. Sawyer

https://bookmeter.com/books/18794618


■わたし、定時で帰ります。

★★☆☆☆

定時に帰るは勇気のしるし(笑)。私は普通に定時で帰っておりますが。無茶な見積りを出して赤字をださないように必死で頑張るという話。なんかぐだぐだで全然面白いとは思えませんでした。真っ当に働いて真っ当に稼ぐのが一番だと思います。

読了日:12月06日 著者:朱野 帰子

https://bookmeter.com/books/12701254


■生徒会探偵キリカ3 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

これは水着回というやつですね。カンニング疑惑事件もありました。怖ろしい真相でした(笑)。主人公の野望?も明かされました。ラブコメ要素はちょっときついですが、もう少し読んでみようと思います。

読了日:12月03日 著者:杉井 光

https://bookmeter.com/books/5449032


■天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)

2だけどシリーズ3冊目。シリーズものとしてのつながりがほとんど見えないですね。このシリーズははるか未来の話だと思っていたのに近未来の日本になってしまいました。しかも伝染病の話なので、どうしてもコロナを連想してしまいますね。結構重い話ですっきりしない終わり方でした。

読了日:12月03日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/580763


■叡智の覇者: 水使いの森 (創元推理文庫 F あ 1-3 水使いの森)

★★★☆☆

「水使いの森」シリーズ第三弾。これで完結らしいです。前巻では登場しなかったハマーヌがその頃どうしていたかが語られ、彼とラクスミィが対立することになります。もう出てこないと思っていたあの人もまさかの登場で嬉しい驚きもありました。なかなか重苦しくて切ない話でしたが、ひきこまれる面白さはありました。

読了日:12月02日 著者:庵野 ゆき

https://bookmeter.com/books/18783261


■Earth (Complete Short Fiction Book 1) (English Edition)

★★★☆☆

バラエティに富んだ短編18個。シャーロック・ホームズが登場するものもありました。概ねSFですがそうでないものもあり。タイトルがShort Fictionなのでそういう意味ではSFですね。面白いアイデアはあったけれど物足りないものの方が多くて、ちょっと期待外れ。3巻全部購入済なので残りも読みますけど。

読了日:12月01日 著者:Robert J. Sawyer

https://bookmeter.com/books/18794605

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