2021年12月1日水曜日

2021年11月の読書メーターまとめ

 読んだ本の数:33冊

読んだページ数:9846ページ

ナイス数:171ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2021/11

■探偵少女アリサの事件簿 さらば南武線

★★★☆☆

探偵少女有紗シリーズ第三弾。

ちょっと矛盾を感じるところはあったけれど安定した面白さのユーモアミステリー。有紗と良太のコンビには愛着が湧いていたのに、これが最終巻らしいです。またいつか会えることを願っておきます。

読了日:11月30日 著者:東川 篤哉

https://bookmeter.com/books/18957142


■天才美少女生徒会長が教える民主主義のぶっ壊し方 生徒会探偵キリカ 番外 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

「生徒会探偵キリカ」のスピンオフ。本編の登場人物が民主主義についての講義をするという内容です。著者が「天王寺狐徹」という小説内の人物になっているのがすごいですね。これはどのタイミングで読めばいいのかよく分かりませんでしたが、私は本編2巻の次に読みました。あまり興味のない分野にもかかわらず楽しめました。本編より面白いと思いました。

読了日:11月29日 著者:天王寺 狐徹

https://bookmeter.com/books/14840876


■天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

アクリラは、イサリはどうなったのか。領主は何を隠しているのか。革命は成功するのか。どういう展開になるのかとドキドキしながら読んでいくと、びっくりしたでしょ?と作者がほくそ笑んでいるような結末に。確かに驚きはしましたけど読後感はあまりよくなく、現時点では読んでよかったとは思えないですね。今後読んでよかったと思えるようになるのでしょうか。

読了日:11月29日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/580761


■幻影の戦 (水使いの森) (創元推理文庫)

★★★☆☆

「水使いの森」シリーズ第二弾。あれから10年。ついに帝国が仕掛けてきました。その非道っぷりが凄くて辛い展開が多かったですが、立派に成長した姿を見せてくれたラクスミィがよかったです。3巻も発売されたので読んでみます。

読了日:11月29日 著者:庵野 ゆき

https://bookmeter.com/books/16390412


■山彦・下: 目覚め (新潟文楽工房)

★★★☆☆

最終巻ということで色々と明かされました。あとがきでサンカの魅力を伝えたかったみたいなことが書かれていましたが、作り話としか思えず、大した魅力は感じられませんでした。

読了日:11月26日 著者:ヤマダ マコト

https://bookmeter.com/books/9781330


■むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

★★★☆☆

ミステリー風にっぽん昔ばなし第二弾。

多重解決竹取物語。ループするおむすびころりん。死者がよみがえる?わらしべ長者。猿蟹合戦の真相が明かされ、ぶんぷく茶釜でめでたしめでたしとなって終わります。こういう趣向は楽しくていいですね。

読了日:11月26日 著者:青柳 碧人

https://bookmeter.com/books/18532520


■生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

個性的なキャラが多いというか変人しかいないのかこの学校は!というレベル。主人公はすっかり詐欺師のイメージが定着。詐欺事件を解決し文化祭実行委員長選挙を動かします。色々とトリックが仕込まれていて楽しいです。

読了日:11月24日 著者:杉井 光

https://bookmeter.com/books/4726131


■天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

いよいよこの超大作シリーズに挑むことにしました。ちょっと植民に失敗してしまった星の話。他星に植民できるほどの技術があったのに中世のような雰囲気になっています。圧政に苦しむ人々。新天地を求めて旅立った者もいます。色々な要素が詰まっていて先が気になる面白さでした。

読了日:11月24日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/580758


■水使いの森 (創元推理文庫)

★★★☆☆

登場人物が魅力的で脇役かと思った人物も全然脇役じゃなかったです。複数視点で語られるけれど、どれも引き込まれる面白さ。魔法と式についても興味深く、ストーリーを彩っています。満足度の高い物語でした。続編も読みたいと思います。

読了日:11月22日 著者:庵野 ゆき

https://bookmeter.com/books/15293173


■山彦・中: 死者の女王 (新潟文楽工房)

★★★☆☆

民俗学的な話は面白いです。現実的な話を期待していたけれどファンタジー色が強くなってきてちょっと残念。一応下巻も読んでみましょう。

読了日:11月22日 著者:ヤマダ マコト

https://bookmeter.com/books/9781329


■赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

★★★☆☆

名探偵赤ずきんが旅の途中で様々な事件を解決するミステリー風おとぎ話。シンデレラが!ヘンゼルとグレーテルが!眠れる森の姫が!マッチ売りの少女が!事件を起こしたり巻き込まれたり。ユニークで面白かったです。

読了日:11月22日 著者:青柳 碧人

https://bookmeter.com/books/16197980


■生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

個性的なキャラばかりで面白いです。ミステリーとしてはいまいち。終盤の展開とかどっかで読んだような話だなと思ったら、「神様のメモ帳」の人じゃないですか。同じ作者の話だなあと思える内容でした。2巻も読んでみたいと思います。

読了日:11月19日 著者:杉井 光

https://bookmeter.com/books/4345869


■ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

宇宙空間で漁をする話でした。その部分は面白かったけれど、百合的なところとか構成とか他の部分が合わなくていまいちでした。

読了日:11月18日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/15233930


■伊勢佐木町探偵ブルース

★★★☆☆

軽いユーモアミステリ。ブルースというよりブラザーズでした。突き抜けたところや新鮮味はないけれど、安定した面白さはありますね。

読了日:11月17日 著者:東川篤哉

https://bookmeter.com/books/14210843


■山彦・上: 漂泊の民 (新潟文楽工房)

★★★☆☆

ヤツカハギとか山彦とか呼ばれる山の民の話。

なかなかひきこまれる話でしたが、いいところで別の話に切り替えられるのが没入感を削ぎますね。民俗学的な話とか政治の話とか連続殺人事件とかがあってテーマがよく分かりませんでした。下巻も読もうと思ったら中があるんですね。中は見落としがちなので注意です。

読了日:11月16日 著者:ヤマダ マコト

https://bookmeter.com/books/9763915


■無気力探偵~面倒な事件、お断り~ (マイナビ出版ファン文庫)

★★★☆☆

色々とツッコミどころが多いです。無気力とも思えないし、面倒な事件はお断りという話でもありませんでした。主人公のキャラが薄くてストーリーの面白みも薄い。文章もいまいち。ミステリー的には頑張っている印象だけはありました。2巻も読みたくなるほどの魅力はなかったです。

読了日:11月15日 著者:楠谷佑

https://bookmeter.com/books/11027082


■Taming the Infinite: The Story of Mathematics from the First Numbers to Chaos Theory

★★★☆☆

邦題は「無限をつかむ:イアン・スチュアートの数学物語」。石板に数を刻んでいた頃からカオス理論まで、数学の歴史が語られます。数学者に焦点を当てたようなコラムもしばしば挟まれます。本編は面白いけれどレイアウトが悪くてコラムが読みにくいです。文章の途中にいきなりコラムが出現するので、途中で打ち切ってコラムを読むか、切りのいいところまで読んでからコラムに戻るかしないといけません。

読了日:11月15日 著者:

https://bookmeter.com/books/18386653


■復活の地〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

スミルとセイオも復活。スミルもシンルージも大きく成長し、セイオも一皮剥けましたが、大衆の力はやはり大きいですね。まさに群像劇。感動の最終巻でした。

読了日:11月15日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/548184


■続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(3) (電撃文庫)

★★★☆☆

達也が提示した壮大なビジョンとデモンストレーションはよかったけれど、あまり話は進まないし最後も切りが悪いです。今回は一条将輝、光井ほのかに焦点をあてたサイドストーリーが2つ入っており、こちらは恋愛要素多めの興味の持てない話でした。こういうのは外伝にして、読みたい人だけ読めるようにしてほしいですね。

読了日:11月12日 著者:佐島 勤

https://bookmeter.com/books/18608458


■ティアマリア・エステミロワ 第8巻

★★★☆☆

前半は外伝みたいな話で、ようやく1巻最初の話が回収されました。間が空きすぎですよね。忘れちゃいますよ。後半はティアマリアの話の続き。士官学校を卒業して少尉となった彼女の任地は故郷のグロズヌイ。また強烈な差別と直面することになります。果たしてこの状況を変えられるのか。9巻はまだ出ていないようですけど、出たら読みます。

読了日:11月12日 著者:龍淵灯

https://bookmeter.com/books/18428145


■神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜 (幻冬舎文庫)

★★★☆☆

主人公は童顔で高校生に間違えられるような人物。様々な分野の専門知識を持った人たちが協力者として登録されていて、事件の参考とするために話を聞きに行くことになります。今回は鉄分たっぷり。ミステリー部分より蘊蓄の方が長いのでそこが楽しめるかどうかがポイントですね。私は楽しめました。違う分野の話も読んでみたいです。

読了日:11月11日 著者:鳴神 響一

https://bookmeter.com/books/18100984


■魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 7 (MFブックス)

★★★☆☆

魔導具開発の話は面白いです。水虫の女神が新製品を開発し、関係者を胃痛の嵐に巻き込みます(笑)。いいものなんですけど、タイミングが悪いですね。開発は計画的に。

読了日:11月10日 著者:甘岸久弥

https://bookmeter.com/books/18605571


■復活の地 2 (ハヤカワ文庫 JA)

★★★☆☆

反感を買うことを承知の上で将来を見据えた策を強引に進めるセイオ。SF色が強くなったり二人の関係が一気に変わったり、ストーリーも揺れ動きます。他国との関係も危ういし奴が帰ってくることが分かったり、様々な問題に如何に対処していくのか。3巻も期待ですね。

読了日:11月09日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/548182


■続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(2) (電撃文庫)

★★★☆☆

新シリーズは研究開発や組織運営がメインの話になるのかと期待していたのに、戦闘要素は相変わらず多いようでちょっと残念。達也は前面には出てこないで、遠くからちょっとした手助けをするという神様的な立ち位置でしたが。面白いことは面白いし文章も読みやすくなっている気がします。次も出たら読んでみます。

読了日:11月08日 著者:佐島 勤

https://bookmeter.com/books/17677420


■ティアマリア・エステミロワ 第7巻

★★★☆☆

最終訓練とイワンの奸計。計というほど大したものではありませんでしたが。そして、ついに卒業!ティアマリアは確かな成長を見せてくれました。立派になったねと感慨深いです。感動の最終巻という感じでした。8巻も出ているのでまだまだ続くようですが。

読了日:11月08日 著者:龍淵灯

https://bookmeter.com/books/17546846


■新装版 炎環 (文春文庫)

★★★☆☆

義経の話かと思ったら彼は脇役扱いでした。普通なら脇役の人物たちの視点で語られます。権力欲という炎が渦を巻いてうごめくおどろおどろしい歴史。虚無感が漂っていて爽快感はなかったけれど読みごたえはありました。

読了日:11月08日 著者:永井 路子

https://bookmeter.com/books/4927570


■転生少女の履歴書 11 (ヒーロー文庫)

★★★☆☆

いつの間にやら、あれから半年。実時間では1年以上経っているんですが。なんか終末的な感じで、もう色々と壊れていますね。主人公は大した活躍もせず面白みは薄かったです。

読了日:11月05日 著者:唐澤 和希

https://bookmeter.com/books/18901919


■復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

★★★☆☆

昔読んだ気がするけどと思いつつ読んでみました。やはり読んだことがありましたが、面白かったので問題なしです。巨大地震で壊滅した首都を復興しようとする話。一応主人公っぽい人物はいますが、各所での様々な人々の奮闘振りが描かれる群像劇。2巻3巻も再読したいと思います。

読了日:11月04日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/557035


■続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー (電撃文庫)

★★★☆☆

そろそろ3巻が発売されるようなので読み始めました。続編だけど新シリーズ。高校を卒業し社会人となった司波達也。と思ったら大学生でもあるみたいです。会社を立ち上げたり、メイジアン(魔法適正がある人たち)の人権保護のために動きます。もう出てこないのかと思ったあの人たちも登場しました。新しいことを始めるぞというわくわく感がありますね。

読了日:11月04日 著者:佐島 勤

https://bookmeter.com/books/16697038


■ティアマリア・エステミロワ 第6巻

★★★☆☆

始めての実戦。いきなり敵が強すぎる気がするんですが。試験選抜者たちの復活もちょっと強引だと感じました。楽しい宴で今後は明るい話になるのかと思ったら、最後にあいつが来ましたね。不穏です。

読了日:11月02日 著者:龍淵灯

https://bookmeter.com/books/15016252


■僕が答える君の謎解き 2 その肩を抱く覚悟 (星海社FICTIONS)

★★★☆☆

推理を推理するシリーズ第二弾。といっても今回は客観的な立証がメインです。解決編は面白かったです。ぷよを積み上げてファイヤー!アイスストーム!ダイヤキュート!ばよえ~ん!と大連鎖を決めて相手をばたんきゅーさせる爽快感がありました。登場人物に魅力が感じられなくて、解決編以外を読むのが辛いところが難点です。

読了日:11月01日 著者:紙城 境介

https://bookmeter.com/books/18587536


■ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5 (MF文庫J)

★★★☆☆

今回は文化祭の話かと思ったら試験でした。その名も満場一致特別試験。投票できない人がいたら満場一致じゃないでしょうと思うところはありました。結末は予想外でしたがあまり納得のいくものではなかったですね。クラスにとってメリットになるかどうか疑わしくて。まあその辺は作者の匙加減でどうにでもなると思いますが。

読了日:11月01日 著者:衣笠彰梧

https://bookmeter.com/books/18634037


■第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

月面開発物語後半。わくわく感が加速します。事故があったりして失速したものの、綺麗に終わりました。技術的な話が一番面白いところで、下巻ではその部分が薄れてきてはいましたが十分な面白さでした。

読了日:11月01日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/548181

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