2022年6月1日水曜日

2022年5月の読書メーターまとめ

読んだ本の数:34冊

読んだページ数:11362ページ

ナイス数:183ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2022/5

■宿神 第四巻 (徳間文庫)

★★☆☆☆

最終巻。3巻まではまあまあ楽しめましたが、この巻は駄目でした。著者が出しゃばりすぎで臨場感、没入感が大きく損なわれています。極論を言えば、物語として面白ければ史実なんでどうでもいいんです。

読了日:05月31日 著者:夢枕獏

https://bookmeter.com/books/19173268


■ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

読書感想文を巡る謎とか訪問買取にいく話とか。日常ということで概ね平穏でしたが、軽い驚きもあって楽しめました。栞子の母親についても語られました。

読了日:05月30日 著者:三上 延

https://bookmeter.com/books/4335271


■つかまえてたもれ―姫様お忍び事件帖 (徳間文庫)

★★★☆☆

田舎侍が助けた少女が実は・・・。様々な立場の人が繋がって大事件を解決しようとする話に。お鶴ちゃんは行動力はあるけど考えなしに見えますし最後もあまりすっきりしませんでしたが、なかなか軽快な文章で楽しめました。

読了日:05月30日 著者:沖田 正午

https://bookmeter.com/books/582492


■わたしの名は赤〔新訳版〕 (上) (ハヤカワepi文庫)

★★★☆☆

文章は読みやすくてひきこまれる面白さがあります。なにしろいきなり屍が語りだすのです。ただのしかばねではないようだ。語り手が次々に代わる異国情緒たっぷりの話でした。この構成は遠近法を使わない細密画を意識したものなのかもしれません。

読了日:05月30日 著者:オルハン パムク

https://bookmeter.com/books/4559547


■サラリーマン流 高貴な幼女の護りかた 1 (オーバーラップ文庫)

★★☆☆☆

サラリーマンの基本は意表をつくこと?幼女との関係も、う~ん。少しずつ信頼されていくとか過程を描いてほしいですね。半分ほど読んだところからちょっと面白くはなりましたが、大したことはありませんでした。

読了日:05月26日 著者:逆波

https://bookmeter.com/books/13190169


■宿神 第三巻 (徳間文庫)

★★★☆☆

あの人も死んでしまうというドラマチックな展開になりました。西行視点の話は面白いけれど、それ以外の話が多くてやや退屈でした。タイトルから予想されたファンタジー要素はほとんどなく、歴史小説になっていますね。

読了日:05月25日 著者:夢枕獏

https://bookmeter.com/books/19173267


■ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

なんとなく読みそびれていた本書をようやく読みました。私はもう電子書籍しかほぼ読まない状態で、紙の本に対する愛着はあまりありません。なので彼女に完全に共感できるわけではないけれど好感が持てないこともなし。なかなか読み心地が良くて楽しめました。2巻も読んでみたいと思います。

読了日:05月24日 著者:三上 延

https://bookmeter.com/books/2985427


■浄天眼謎とき異聞録 下 ~明治つれづれ推理(ミステリー)~ (マイナビ出版ファン文庫)

★★★☆☆

上巻は切りの悪いところで終わっていたので、その続きがたっぷり読めるのかと思ったら割とあっさり終幕しました。あとは短編集みたいな感じ。意外な真相があったりはしましたが、謎解きというよりはこじれた人間関係や揉め事解決の話。まあまあでした。

読了日:05月23日 著者:一色 美雨季

https://bookmeter.com/books/11264125


■Comet in Moominland (Moomin, 1)

★★★☆☆

ムーミンシリーズの1巻?ムーミン谷に彗星が落ちてくる!?とんでもない非常事態ですし色々と危険な目にもあっているのに、のほほんとしたとぼけた感じがあって楽しい読み心地。可愛い挿絵もよかったです。

読了日:05月23日 著者:Tove Jansson

https://bookmeter.com/books/782228


■フラジャイル(22) (アフタヌーンKC)

★★★★☆

このシリーズは岸先生の歯に衣着せぬ物言いや破壊力のある行動が痛快で面白いです。そんな先生の下でひどい目にあいながらも頑張る宮崎先生の成長も読みどころです。医療の限界や無力さも描かれています。22巻はこれで完結かと思う程のまとめ方でしたけどまだ続くみたいです。

読了日:05月23日 著者:恵 三朗

https://bookmeter.com/books/19596638


■宿神 第二巻 (徳間文庫)

★★★☆☆

彼女への想いは募るばかり。ついにその情熱がほとばしる!

そして西行として生まれ変わったものの・・・。狂おしく悲しい話でした。この後はどういう話になるんでしょうね。

読了日:05月23日 著者:夢枕獏

https://bookmeter.com/books/19062772


■おばさん探偵 ミス・メープル (小学館文庫 C ひ 2-1 キャラブン!)

★★☆☆☆

探偵ものとは思えませんでした。喫茶店で近くの席におばさんが座っている状況で秘密をペラペラしゃべる人がいて真相が明らかになったりするんですよ。コメディとしてもいまいちで私にはあいませんでした。

読了日:05月20日 著者:柊坂 明日子

https://bookmeter.com/books/17505525


■浄天眼謎解き異聞録 上

★★★☆☆

明治時代の浅草を舞台にした浄天眼にまつわる物語。普通の天丼よりちょっと豪華なのは上天丼ですが、浄天眼は触れた者や物の思念や記憶を読み取ったりできるサイコメトリーのような能力です。読み取るだけなので謎解きという雰囲気はありませんでした。魅力的なキャラもいてまあまあ楽しめましたので下巻も読んでみます。

読了日:05月19日 著者:一色美雨季

https://bookmeter.com/books/11541599


■殻割る音 (小学館文庫)

★★★☆☆

小学六年生のさくらと料理をしない母親の話。小学生で塾とか受験勉強とか嫌だなあと思いました。オムレツ作りを頑張って最後にその努力が実るところは泣けますね。なかなかよかったです。

読了日:05月18日 著者:中村 汐里

https://bookmeter.com/books/16957313


■だから論理少女は嘘をつく (頭が良くなるライトノベル!)

★★★☆☆

主人公は色魔じゃなくて識名という苗字の高校生。高校生らしい文章で軽く読めます。本書を読めば論理的思考が身につくらしいです。論理的とはあらゆる批判に耐えられることだとか書かれていましたが、本書の論理は批判できるところがいくつかあると思いました。参考にはなりました。

読了日:05月17日 著者:中村 一也

https://bookmeter.com/books/12388819


■宿神 第一巻 (徳間文庫)

★★★☆☆

時は平安。平清盛の友である佐藤義清が主人公っぽい話。その才能を見せつけたり、見えないものが見えたり、ある女性に強く惹かれたり。どうなるのか分からない危うさがあって先が気になります。一部退屈なところもあったけれど、ひきこまれる面白さでした。

読了日:05月16日 著者:夢枕獏

https://bookmeter.com/books/19062773


■福沢諭吉の事件簿 I

★★☆☆☆

福澤諭吉視点の話に他の人物視点の剣豪小説みたいな話とか著者による考察とか、話がころころ変わって流れが悪い上に、文章自体も読みにくいです。興味をひかれるところもあったけれど面白いとは思えませんでした。

読了日:05月16日 著者:鷲田小彌太

https://bookmeter.com/books/13863935


■生物学者山田博士の奇跡 (角川文庫)

★★★☆☆

「生物学者山田博士の聖域」の続編。ちょっととぼけた感じのラブコメ?山田博士とサヨリさんと枕さんの△関係。今回もまあまあ面白かったです。サヨリさんも表紙に入れてほしいですね。

読了日:05月16日 著者:松尾 佑一

https://bookmeter.com/books/9972722


■続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(4) (電撃文庫)

★★★☆☆

前半は真由美がコミュ力を発揮したり、邪魔者を陰から排除するリーナの話だったり。後半は達也と深雪の婚前旅行?。新しい魔法を完成させたり謎現象をあっさり解決したり、ちょっと周りの人がかわいそうに思えてきますね(笑)。古代文明のロマンが微かに感じられるところもあって面白かったです。

読了日:05月13日 著者:佐島 勤

https://bookmeter.com/books/19516279


■日々是口実 (文春文庫)

★★★☆☆

逆説的な自虐ネタが多いユーモアエッセイ。安定した面白さではあります。他の著作と似たり寄ったりの内容なので続けて何冊も読むと飽きますが、たまに読むと楽しめます。

読了日:05月12日 著者:土屋 賢二

https://bookmeter.com/books/14985272


■大帝の剣 (4) (角川文庫)

★★★☆☆

色々決着がついていないけれど一応完結。豪快で破天荒なストーリーでなかなかの面白さでした。剣豪小説かと思ったらエイリアンはでてくるし哲学問答みたいなこともやっているし、色々詰まった怪作ですね。

読了日:05月12日 著者:夢枕 獏

https://bookmeter.com/books/10598961


■異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官 (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

氷膳莉花シリーズ第三弾。またしても異動した主人公は新しい職場で頑張ります。毎回話が早すぎるとは思いますが、さくさく読めていいです。今回も彼女はぼろぼろになっていました。次もひどい目にあうんでしょうね。続編が出たら読みたいと思います。

読了日:05月11日 著者:久住 四季

https://bookmeter.com/books/18988820


■生物学者山田博士の聖域 (角川文庫)

★★★☆☆

変人の山田博士と普通の女性のラブコメかと思ったら、女性の方も結構な変人でした(笑)。くだらなくて笑えるところが多くて楽しかったです。続編もあるらしいので読んでみたいと思います。

読了日:05月10日 著者:松尾 佑一

https://bookmeter.com/books/9789789


■樹海警察(2) (ハルキ文庫 お 19-2)

★★★☆☆

左遷?されて富士の樹海担当となった柿崎努の活躍?を描くシリーズ第二弾。3話構成になっているけれど、つながりがあるので実質長編。小物なんだか大物なんだかよく分からない彼の進化が見られて楽しかったです(笑)。部下たちは相変わらず上司の扱いがひどいけれど良好な関係に見えていいですね。

読了日:05月09日 著者:大倉 崇裕

https://bookmeter.com/books/19315789


■聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

異世界に召喚された少女がおいしいもので王宮の人々をおかしくしてしまう話。気楽に読めてところどころ面白いところはあります。設定は雑で文章もちょっと違和感があります。「ほのほの」って多用されているんですけど、どういう意味で使っているんでしょうね。続編は読んでみたい気もするけれど、定価で買って読みたいとまでは思わないです。

読了日:05月09日 著者:神山 りお

https://bookmeter.com/books/14295285


■大帝の剣 (3) (角川文庫)

★★★☆☆

登場人物が減るどころか増えましたね。バラバラだった話は絡んできました。宇宙を滅びから救うためとかなんとかスケールがやけにでっかくなってきて、どこへ行ってしまうんだろうと不安と期待が高まります。

読了日:05月09日 著者:夢枕 獏

https://bookmeter.com/books/10598960


■異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 剥皮の獣 (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

氷膳莉花シリーズ第二弾。前回色々とやらかした彼女は奥多摩署に飛ばされ、村八分のような扱いを受けていました。前巻に出てきたあの人やあの人も登場し、新たな事件に挑みます。今回も当たりすぎというか当たって砕ける主人公の活躍が楽しめました。次も読みたいです。

読了日:05月06日 著者:久住 四季

https://bookmeter.com/books/17977132


■異世界転移、地雷付き。 (ドラゴンノベルス)

★★☆☆☆

以前読んだ「新米錬金術師」シリーズがまあまあ面白かったので読んでみました。地雷スキルで特徴を出そうとしているのかもしれないけれど大した面白さにはつながらず、ありきたりな異世界転移ものとしか思えませんでした。登場人物にも魅力が感じられなくて退屈です。

読了日:05月06日 著者:いつきみずほ

https://bookmeter.com/books/13481920


■Project Hail Mary: A Novel

★★★☆☆

邦題は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。そのまんま!主人公自身もわけの分からない状態から始まり、少しずつ記憶を取り戻していくことで徐々に明らかになっていく導入部は実にひきこまれました。ある程度事情が分かると回想部分が邪魔に思えてきましたが。あまりリアリティーは感じなかったもののSFならではのわくわくする面白さがありました。科学と友情の詰まった感動の物語でした。

読了日:05月06日 著者:Andy Weir

https://bookmeter.com/books/16794629


■りゅうおうのおしごと! 16 (GA文庫)

★★★★☆

今回銀子は登場せず八一は脇役という感じでしたが面白かったです。挿絵も凄みがあったし、色々と突き抜けていて雲外蒼天という言葉も大げさではありません。

読了日:05月06日 著者:白鳥士郎

https://bookmeter.com/books/19330254


■大帝の剣 (2) (角川文庫)

★★★☆☆

柳生十兵衛も参戦してきました。どの人物の話もひきこまれる面白さはありますけど、登場人物が多いのでなかなか話が進まないもどかしさはあります。誰と誰が戦うのか。どういう戦いが繰り広げられるのか楽しみです。

読了日:05月02日 著者:夢枕 獏

https://bookmeter.com/books/10130760


■異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

主人公は異常心理犯罪捜査官などという特別な役職ではなく、一介の刑事。事件解決のために犯罪者に助言を求めるとか、ちょくちょく見かける話ではあります。色々当たりすぎだとは思いましたが、テンポが良くて先が読みたくなる面白さでした。猟奇犯罪を扱っている割におぞましい描写が少ないのもよいです。

読了日:05月02日 著者:久住 四季

https://bookmeter.com/books/16700784


■後宮茶妃伝 二 寵妃は愛で茶を沸かす (富士見L文庫)

★★★☆☆

皇后となった采夏のその後。いつの間にか続編が出ていました。続きが出るとは思っていなかったので嬉しい驚きです。働き過ぎの皇帝にお茶を飲ませたり、新しい妃に茶を飲ませたり、異国からやってきた人に茶を飲ませたり、反逆の疑いのある人に茶を飲ませたり。甘~いところもあって楽しめました。

読了日:05月02日 著者:唐澤 和希

https://bookmeter.com/books/19329471


■コンクールシェフ!

★★★☆☆

真向勝負の料理対決小説。料理コンクール決勝に残った6名の料理人(+アシスタント)の奮闘振りが丁寧に描かれています。特に料理のシーンは臨場感があってよかったです。終盤のアクシデントについてはなんかごまかされたような気がしましたし、講評はなんか説教臭いと思いました。

読了日:05月02日 著者:五十嵐 貴久

https://bookmeter.com/books/19357533

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