Web版には手を出すまいと思っていたのですが、我慢できずに読んでしまいました。
第五部まである予想以上の大作でした。
書籍版は第三部が完結したところですので、四部と五部を一気に読みました。
一気といっても2週間ほどかかりましたが。
とてもとても面白かったです。
特に第四部の楽しさはマジ圧巻。
終わり方も実にいい感じでした。
本当に寝食忘れる勢いで読みました。
日常生活に支障をきたすレベルでしたね~
Web版の恐ろしさを認識いたしました。
書籍版だと一冊読んだところで一区切りついてやめられますが、
Web版だとやめられないのです!
「次ヘ」をクリックするだけで読めてしまいますのでついつい読んでしまうのです。
たまに誤字脱字とか変な文章があったり、納得いかないところがあったりはしましたが、
とても素晴らしい内容でした。
これがタダで読めるなんてすごいです。
神に感謝を!
Web版は読みましたが今後発行される書籍版もすべて購入するつもりです。
書籍版の方が読みやすいです。
書籍版にする際に文章の手直しとか校正もしていると思われます。
挿絵がついているのもいいです。
挿絵が邪魔だと思う本もありますが、このシリーズの挿絵はいいですね。
コミックも購入しましたが、こちらはちょっと物足りない感じでした。
内容は小説をちょっと省略したようなもので、絵も小説の挿絵を劣化させた感じです。
文章だとよく分からなかったところが具体的に描かれているので理解を深める助けにはなります。
ファンブックというものも発売されています。
こちらにはあまり興味がありませんでしたが感謝の気持ちで購入しました。
著者へのインタビューで色々な設定が明かされたりしていますので、
このシリーズが大好きな人は買ってもいいのではないかなと思います。
改めて本シリーズの魅力を語ってみたいと思います。
もうタイトルを見ただけでわくわくしますね。
「本好き」というだけで好感がわきますが、その上に「下剋上」ですよ!
なにそれ!
本好きの人は読まずにはいられないでしょう。
主人公の本好きは常軌を逸したレベルで変人扱いされるほどですが、
そんな彼女が異世界に転生してあれこれやらかすという話です。
転生したのは平民の幼女。さらに、病弱で体力もなく、いつ死んでもおかしくないという状況。
まさに最下層です。
周りには本が見当たらないという絶望的な環境で、本読みたさに頑張る涙涙の物語なのです(笑)。
元の世界でも変人レベルなのに常識の異なる世界で騒ぎを起こさないわけがありません。
異世界の知識と本好きパワーで彼女が引き起こす騒動に巻き込まれる周りの人が可哀そうなくらいです。
そんな彼女に目をつけた人々の暗躍や陰謀によって事件に巻き込まれたりもします。
その結果、下剋上することになったりして、彼女を取り巻く環境が一変します。
どんどん世界が広がっていって、影響力や騒動の規模も大きなってますます楽しいことになります。
序盤と終盤の格差はすごいものがあります。まさに下剋上!
楽しいだけではありません。
このシリーズには愛があふれています。
まずは本への愛。
それは無条件で無償の愛。
本を作ろうとひたむきに努力する姿はまぶしいばかりです。
もちろん人間同士の愛もあります。
相手は家族であったり主従であったり師弟であったり友人であったり異性であったり。
主人公は色々と騒動を引き起こして叱られたりしますが、周りの人に愛され大事にされています。
特に家族愛の素晴らしさがよく描かれています。
故郷を思う気持ちも愛といってよいでしょう。
愛とは大切なものを愛おしく思う気持ち。
愛するものを失う悲しみに涙し、
愛するものを守るための行動に心を打たれることでしょう。
本の魅力がいっぱい詰まったこのシリーズ、多くの人に読んでもらいたいものです。
本好きの人が増えて、面白い本がたくさん作られますように。
神に祈りを!
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