2022年6月24日金曜日

リン パズルに描かれた少女

 ニンテンドースイッチ版。

絵の中に閉じ込められてしまった少女リンの物語。

中華風の絵柄や音楽で雰囲気がいいです。

挿入歌もよかったです。


ゲーム内容はスライドパズルですね。

主人公はリンですが、彼女を直接動かすことはできません。

小部屋(といっても壁があるだけですが)をスライドさせて、

リンをゴールまで誘導するゲームです。

リンのいる部屋の隣に他の部屋をスライドさせると、

(移動可能であれば)リンが勝手に動いて隣の部屋に移動します。

隣にモンスターが来ると食べられてしまいます。

壁の位置を変更したり、ワープポイントがあったり、

もう一人のリンが登場したり、色々な仕掛けが出てきます。


ルールは割とシンプルだけど、

実際に動かしてみてちょっと試行錯誤しないと分からないものもあり。

一度理解できれぱ忘れることはないでしょう。

実はルール説明をしているところはあったのですが、

普通にプレイしていたら気付かないと思われます。

私がそれに気づいたのはほとんどクリアした後でした(笑)。


アクション要素はなし。

パズルとしての面白さはまあまあでしたが、

同じようなステージが続くとちょっと飽きてきます。

各ステージをクリアするのはそんなに難しくはないです。

クリアするのにかかった手数に応じて玉が最大3個入手できます。

3個を目指すと結構面倒です。

2個になることが多くて、3個を達成しようとすると

何度もリトライしないといけないことがありました。

何度もやっているとますます飽きてきます。

更に、リトライに関して大きな不満点があります。

パズルを解いて進んでいくと、ちょっとしたエピソードが語られることもあります。

これはこれで面白くてそれ自体はいいんですが、

パズルをリトライするとそのエピソード部分からやり直しになるのが駄目ですね。

スキップはできますが、その前に(恐らくロードのため)数秒待たさせるのです。

これがあるステージで何度もリトライしてるとイライラします。

なんでパズル部分だけリトライできるようになっていないのか。

ロード中にそれと分かる表示がないのも不親切ですね。

固まってしまったんじゃないかと不安になることもしばしばありました。


手数の設定も結構いい加減な気がしました。

本当に最小手数で設定されていると思われるものもあれば、

30手以上余るものもあって、統一性が感じられませんでした。

一手戻す機能はありましたが、戻せる回数に制限があるみたいで、

あまり役に立たないです。

このせいでリトライ回数がますます増えます。

ヒントとして、途中経過の場面を2,3見ることができるようになっています。

前述したようにリトライしたくないステージもありましたし、

同じようなステージが続いて飽きてくるとついついヒントを見てしまいます。

ヒントはなかなか有用で、ヒントを見れば全ステージ3個も達成できるでしょう。


私はすべてのステージで玉3個を達成しつつ進めましたが、

次のステージが解放されるだけで、

結局は順番にクリアするしかなかったです。

2個でクリアしたときも次のステージは解放されていたようですので、

玉の数は自己満足でしかないのでしょうか。

ちなみに私は最低でも2個でクリアできたので、

0個になることがあるのか、1個でクリアできないときはゲームオーバーになるのか、

その辺は分かりません。


本編を完璧に進めていったにもかかわらず、解放されないステージがありました。

おまけと別の話をクリア後に戻ってきたら解放されていましたが、

なんで回り道をさせる必要があったのか分かりません。

おまけはリンの一味違った冒険の話で、パズルの内容は本編とほぼ同じでした。

別の話はリスが主人公で、パズル内容は箱入り娘ライクのスライドパズル(回数制限なし)。

こちらの方がおまけっぽかったですね。

本編は文章は日本語で音声中国語?でしたが、

おまけと別の話については文章が英語でした。

ローカライズがきちんとされていないと思いました。

それ以外に不具合だとはっきり分かるものはありませんでした。


全ステージクリアし、玉もすべて集めましたし、やり切りました。


75点。

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