2017年12月22日金曜日

このライトノベルがすごい!2018

この○○がすごい!という名前のムック本はいくつか刊行されており、
参考になればとちょくちょく購入しています。
ミステリーとマンガも購入しましたが、ランキングには私の読んだものがあまり入っていませんでした。
ライトノベルは結構読んでいたものがありましたので、このライトノベルがすごい!2018関連で。
アンケートによる作品やキャラのランキング、注目作の作者へのインタビュー、
様々な切り口でのライトノベルの紹介などが載っています。
この手のアンケートでは、上位に入る=多くの人に読まれている
ということで、上位に入っているからといって面白いとは限らないと思っています。
仮につまらないランキングのアンケートをとっても結果は似たようなものになるような気がします。
また、アニメ化されたものはアニメから小説に来た人のせいで水増しされている気がします。
ちなみに私はアニメは全く見ません。
好みには個人差がありますから、
多くの人に支持される作品が自分にとっては全く面白くないということも考えられます。
なのであくまでも参考とするだけです。
それだけならネットでも十分そうですが、ネットの情報は色々と危険なのです。
特に気をつけないといけないのがネタバレですね。
ネタバレというかネタばらしです。
書籍ではその点はそれなりに配慮されていると期待します。
どういうところが面白いと思われているのかは知りたいけれど、あまり具体的な内容は知りたくないのです。


ライトノベルという言葉はしっかりした定義はないそうです。
日本語にすれば軽い小説ということになるかと思われますが、
内容ではなくレーベルで判断されているようなところがあります。
電撃文庫とかファミ通文庫とか角川スニーカー文庫とか富士見ファンタジア文庫とか。
講談社ラノベ文庫というのもありました。
このライトノベルがすごい!でも明確な決め事は無いようで、
作品の参考リストはあるものの、リストに入っていない作品への投票も可能。
あなたがライトノベルだと思う作品がライトノベルなのです!というスタンスのようです。

では、ランキングについて。
なぜか文庫部門と単行本・ノベルズ部門に分かれています。
2018年の対象は2016年9月1日から2017年8月31日の期間に発売された作品・シリーズだそうです。


文庫部門
1位:りゅうおうのおしごと
2位:86
3位:インフィニット・デンドロビウム
4位:月とライカと吸血鬼
5位:ソードアート・オンライン
6位:ぼくたちのリメイク
7位:弱キャラ友崎くん
8位:ゲーマーズ
9位:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
10位:妹さえいればいい。

単行本・ノベルズ部門
1位:本好きの下克上
2位:蜘蛛ですが、なにか?
3位:幼女戦記
4位:オーバーロード
5位:「物語」シリーズ
6位:転生したらスライムだった件
7位:無職転生
8位:横浜駅SF
9位:魔女の旅々
10位:うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない

私が読んだことのあるものを書いてみます。

りゅうおうのおしごと
6巻まで読了。7巻が間もなく発売の予定です。
これタイトル見たときはドラクエの竜王の話かと思ったのですが、将棋の竜王の話でした。
将棋はルールをかろうじて知っているくらいの超初心者レベルですが、将棋の話は好きです。
本シリーズは将棋小説として面白く、とても熱いです。
ロリコンネタとかはもう少し控えて欲しいと思っています。
同じ作者の「のうりん」は下ネタがきつくて2巻で読むのをやめました。
りゅうおうの方は今後も追いかけていきたいと思います。


ソード・アートオンライン
既刊20巻。19巻まで読了。
同じ主人公によるプログレッシブシリーズが4巻まで刊行されています。こちらは全巻読了。
仮想空間でのオンラインRPGという設定。
途中までは面白いのですが、心意が出てきてからどんどんつまらなくなり、
20巻は読む気になれませんでした。
心意というのは強力なイメージを思い浮かべることで、
システム上はあり得ないような現象を意図的に引き起こすというものです。
ゲームは絶対のルールや制約がある中で工夫をするところが面白いと思うのですが、
意思の力や気合いでそれらを捻じ曲げてしまうんですね。
話は盛り上がるかもしれませんが、ゲームは台無しです。
同じ作者のアクセルワールドも同様の展開です。
その点、プログレッシブシリーズはゲームとしての面白さが描かれていて楽しいです。
本編はもうやめて、こちらのシリーズだけを読もうかと思っています。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
第一部は読みました。
これもRPGっぽい話で、それなりに面白くはあります。
が、特別に面白いというほどでもなく、第二部は読まないことにしました。

本好きの下剋上
第四部が始まったところです。
Web版は完結済。
私はWeb版は読まないことにしているのですが、このシリーズは我慢できずに読んでしまいました。
色々とおかしいところはありますが大好きなシリーズで何度も読んでいます。



蜘蛛ですが、なにか?
既刊7巻。3巻まで読了。
女子高生が異世界の蜘蛛に転生する話。
主人公のノリが軽くて楽しいです。
どんどん強くなっていく過程が面白かったですが、3巻で既に
そなたはもう じゅうぶんにつよい!
と言いたくなる程に強くなってしまいました。
もちろん上に上があるのでしょうが。
4巻以降もそのうち読むつもりではいます。

幼女戦記
既刊8巻。1巻のみ読了。
サラリーマンが幼女に転生して戦争をするという、いかにもライトノベルという設定ですが、
軽い話ではないです。
ちょっと文章に難があって、読みにくいと感じる人は多いようです。
2巻以降も読むつもりです。


「物語」シリーズ
他にもシリーズものはありますが、これだけ「シリーズ」がついています。
つけないとただの「物語」になってしまってわけが分からなくなるからでしょうね。
化物語から始まる西尾維新の1シリーズです。
最初の方はとても面白かったのですが、今はあまり面白いとは思えず、蛇足感があります。
新刊が出たら読んでしまうとは思いますが。

魔女の旅々
いつの間にか4巻まで出版されていたんですね。
私は2巻まで読みました。
1巻は普通に面白く読めました。
2巻を読んで、もういいかなと思いました。
3巻以降は多分読まないです。

というわけで20個中、読んだことがあるのは7個でした。
それ以外は紹介を見てもあまり読む気にはなれませんでした。
ゲーマーズとうちの娘のためならば、はちょっと興味をひかれましたので、
いつか読むことがあるかもしれません。


私が2017年に読んだライトノベルのランキングも書いておきます。
1位:本好きの下剋上

2位:りゅうおうのおしごと

3位:ソードアート オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
既刊6巻。すべて読了。
作者は違いますが、ソードアート オンラインのスピンオフ作品です。
主な内容はチーム対抗の銃撃戦。
色々やってますが、ゲームシステムから逸脱していないのが良いです。
流石に銃撃戦ばかりなので新鮮味は薄れてきましたが。


4位:蜘蛛ですが、なにか?

5位:僕と彼女のゲーム戦争
全10巻。すべて読了。
現代遊戯部の活動(ゲームプレイ)を描いた小説ですが、
登場するゲームはすべて実在のゲーム。
とても楽しそうに描かれていてそのゲームをやりたくなります。
ラブコメ要素もちょっとありましたが、一貫してゲームがメインであったのが良かったです。

6位:幼女戦記

7位:異世界落語
既刊2巻。
異世界風にアレンジされた落語が面白いです。
ネーミングがちょっと気にいらないところがありましたが、
キャラも読み心地もいいです。
続編希望です。

8位:始まりの魔法使い
既刊2巻。1巻読了。2巻も購入済。
これも異世界転生もの。
こういう設定が多いのは書くのが楽だからなんでしょうかね。
プロローグはよく分かりませんでしたが、本編は面白かったです。
キャラも語りもよくて退屈な部分がなかったです。

9位:デート・ア・ライブ
既刊17巻。全巻読了。
世界の平和のために戦う話なのですが、メインの戦いがデートという異色作。
さすが蒼穹のカルマの作者です。
登場人物が個性的で魅力的。人数が増えてもほとんど混乱しないです。
本編とは別にデート・ア・ライブ アンコールというシリーズ名で短編集が出ています。
こちらは既刊7巻。
4巻まで読みましたが、こちらは読まなくてもいいかなと思いました。
楽しい内容ではあります。

10位:ようこそ実力主義の教室へ
既刊7巻。全巻読了。
優秀な者だけが好待遇を受けられる実力主義の学校で、最底辺のDクラスが頑張る話。
どこかで見たような設定ですね。
主人公が隠していた実力を少しずつ見せだしたところです。
裏のありそうなキャラが多くて、様々な駆け引きが飛び交う中、
どのような展開になっていくのか楽しみです。

次回はライトノベルを除いた本のベスト10です。

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