2017年12月27日水曜日

本年のベスト10 (2017)

私がこの約一年の間に読んだ本のベスト10です。
ライトノベルについては前回書きましたので、ライトノベルは除いてあります。
ライトノベルかどうかの基準は私の独断です。

1位:ザ・ビデオゲーム・ウィズ・ノーネーム
架空のゲームを紹介する話。しかも未来の話。
未来のゲームと聞くだけでわくわくしますね。
すべてが架空なのに妙なリアリティーがあってぐいぐい読まされました。

2位:アリス・ザ・ワンダーキラー
この作者はタイトルを伏字にしてしまった驚きのデビュー作から次々に異色作品を書いてますね。
本書は不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)をモチーフにしたミステリー。
下ネタもなく、知的な驚きにあふれた気持ちよく読める小説でした。

3位:探偵さえいなければ
ユーモアミステリーといえばこの人。
本書は、デビュー作「密室の鍵貸します」から始まる鵜飼探偵シリーズの最新巻。
ユーモアにもミステリーにも磨きがかかっている気がします。

4位:探偵が早すぎる
この人の作品はロジックに重きを置いたものが多くて私好みです。
本書はロジックはやや薄めですが、推理が決め手となるのは間違いありません。
タイトル通り早すぎる探偵の活躍が爽快です。

5位:風雲大坂城
愉快痛快!鍋奉行犯科帳シリーズ第八弾。
お奉行様がいいキャラです。
食いしん坊で迷惑をかけることも多いけれど憎めません。
8巻まで出てるのに面白さが衰えないのもすごいです。

6位:彼女の色に届くまで
文章は読みやすく、引き込まれる話でした。
適度にユーモアがあって面白いです。

7位:ぼくのとなりにきみ
気持ちよく読める清々しい青春の物語。
この人の作品では「おとめの流儀」が一番好きです。

8位:働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
人工知能を作ることの難しさを面白く分かりやすく解説しています。
この人は論理学ファンタジーという感じの小説も書いていまして、そちらも面白いです。

9位:泣き虫弱虫諸葛孔明
小説に作者が登場するのは好きではないのですが、これは別格ですね。
三国志にツッコミを入れながら話を動かしていく語りが見事で楽しいです
まだ1巻しか読んでいませんので、続きを読みたいと思います。

10位:The Greatest Show on Earth:The Evidence for Evolution
「利己的な遺伝子」で有名なあの人が
進化は厳然たる事実だということを延々と主張します。
分かりやすくロジカルな説明で説得力があります。

私が約一年の間に読んだ本を大雑把にジャンル分けすると、
ミステリ 37%
SF・ファンタジー 13%
歴史 7%
ライトノベル 15%
その他小説 16%
科学・数学 4%
その他ノンフィクション 8%


ミステリーが多いですね。
その割に、このミステリーがすごい!2018のランキング10位の中で購入した本は2冊だけ。
「狩人の悪夢」は読了。「屍人荘の殺人」は購入済ですが未読。
ミステリーは刊行点数が多いのではないでしょうか。
歴史ものは面白い作品がないか調べてみたいと思います。

また、海外作品は5%、洋書は3%でした。
洋書は刊行数が多い分、傑作もたくさんあるはずです。
kindleのおかげで洋書が楽に読める環境になりましたので、
来年は洋書をたくさん読みたいと思います。


コミックについても書いておきましょう。
読んだ本は読書メーターで記録していますので上記のような分析ができますが、
コミックについては記録していませんのでよく分かりません。
コミックを差別しているわけではありませんが、コミックは絵が主体だと思いますので、
コミックを読んでも読書とは思えないのです。
このマンガがすごい!2018のランキングで20位以内に入っていたのは2冊だけ。
オトコ編で一冊、オンナ編で一冊ですので40冊中2冊という少なさです。
マンガの刊行点数は超多いということでしょうね。

2017年に読んだコミックを記憶を頼りに思いつくまま書いてみます。

それでも町は廻っている
全16巻。
元気いっぱいミステリ大好きメイド喫茶でアルバイトをする女子高生の日常を描いたシリーズ。
これはオトコ編の20位でした。

惑星クローゼット
既刊1巻。続編は出るのかな?
第七女子会彷徨に雰囲気は似てますね。
ホラーのようなSFのような。恐ろしいことが起こっているのに笑えます。
これはオンナ編の19位でした。

ACMA:GAME
全22巻。
頭脳戦が面白くていいです。

キングダム
既刊48巻。
評判通りの面白さでした。痛快爽快です。
一か月くらいで48巻読みました。

ハチワンダイバー
全35巻。
将棋。
最初は面白かったんですけどねー10巻くらいでもういいやと思いました。

ヴィンランド・サガ
既刊20巻。
重いテーマを真っ向から描く姿勢がいいですね。
絵も話もよくて文句なしです。

賭ケグルイ
既刊8巻。
賭けに対する狂気じみた情熱とかトリックとかが読みどころ。
本編以外に双とか妄とか仮とかの別シリーズもあります。
私は本編と双だけを読んでいます。

レイリ
既刊4巻。
戦国時代劇。
原作は「寄生獣」の人。
続きが気になりますね。

ワールド・トリガー
既刊18巻。
チーム戦が面白いです。
作者体調不良のため休載しているらしいですね。
再開してくれると嬉しいです。
あ。私は雑誌は基本的に読みません。
19巻がなかなか発売されないのでどうしたのかなーと検索してみて知ったことです。

HUNTER×HUNTER
既刊34巻。
この人も休載が多いですね。
作品は面白いのですが。

キルミーベイベー
既刊9巻。
4コマ殺し屋コメディ。
主要登場人物たったの二人!準レギュラー一人!
低予算映画か!
それでも面白いのがすごいです。
同じ作者のカガクチョップもなかなかいけます。

できそこないの物語
全4巻。
ほんわかファンタジー。
リクエストしたらkindle化してくれました!(笑)

蒼天のソウラ
ドラゴンクエスト10の世界でのサイドストーリー?
いかにも少年マンガだなーと思いつつ読んでます。
購入特典としてドラクエ10のゲームで使えるしぐさ書とかがついてきますが、
特典がなくても買ってもいいかなと思えます。
この人がVジャンプWEBというサイトに書いてる4コマ漫画「素麺のソーミャ」が好きです。
これコミックとして発売してくれれば買いますよ!
ドラクエ10のマンガと言えば、「ゆうべはお楽しみでしたね」がありますね。
これはドラゴン10のプレイヤーが主人公のラブコメ。作者は別の人です。
ドラクエ10をやったことのない人は楽しめるのだろうか?とちょっと心配ですが、売れているのでしょうか。
私はガンガンONLINEというサイトに掲載されるのを読んではいますが、
単行本を買ってまで読みたいとは思わないです。

ダンジョンのほとりの宿屋の親父
既刊2巻。
下品だけど面白いです。
同じ作者の「黒いラブレター」も面白かった。
これはリクエストしてもkindle化してくれませんでした(笑)。
ダンジョンの方はkindle版あります。

天賀井さんは案外普通
全4巻。
原作者は「虚構推理」の作者です。
この人が原作の漫画はどれも面白いです。
「スパイラル 推理の絆」「ヴァンパイア十字界」「絶縁のテンペスト」

来年もたくさん本やコミックを読みたいと思います。
次回はあいうえお作文で新年のご挨拶です(笑)。

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