2018年1月31日水曜日

栞について

栞といえばあれですね。
修学旅行に行く前に作って持っていく案内書みたいなやつ。
あってるけど違います!

しおりというのはスカートの下に隠れている ぷりんとした物体。
それは おしり!

読者サービスはこれくらいにして(サービスだったのか!)
栞とはどこまで読んだか覚えておくために本にはさむものです。
英語ではbookmarkとかbookmarkerと言います。
ブックマークは普通に使う言葉になっていますね。
そんなものを使わなくても本をとじるときにページ数を覚えておけばいいのですが、
人間の記憶力は完璧ではありません。
私もページ数の記憶に挑戦したことがありますが、結構わずらわしいです。
一冊だけなら可能でしたが、複数の本を同時に読み進めているとわけが分からなくなります。
短期間で栞を使う生活に戻りました。

栞といえば短冊型の紙が多いですね。金属製やシリコン製のものもあります。
ひもがついているものもあります。
ひもが飛び出す形になるので、どこに栞があるのか一目瞭然。
ですが、ひもが無いものでも本からはみ出す形で挿せばよいので大した利点ではありません。
金属製のものは見た目は綺麗ですが、すべりやすく落ちやすいので注意が必要です。
シリコン製のものはすべりにくいのはとてもよかったのですが、
ちょっと厚みがあるのとベタッとした感触が気に入りませんでした。
スワンタッチという栞も使ってみたことがあります。
白鳥をイメージしたデザインで、くちばし部分がページ上部にかかるように装着します。
ページをめくってもその部分が最新のページにとどまったままなので、栞をはさみ直す必要がないというものです。
便利といえば便利ですが、ページをめくるときに微妙に邪魔になったり、外れたりします(特に分厚い本のときに)。
結局、市販の栞で気に入ったものはありませんでした。

文庫本を買うと栞として使える紙が大抵挟まっていますので、それを使えば十分でしょう。
ただでついてくるものに文句を言うのもあれですが、あまり使う気になれないものが多いです。

・やたらと固い
本を読んでいるときには各ページは曲がった状態になりますが、
栞がページと同じように曲がってくれないので読むのに邪魔になります。
しかも滑りやすく落ちやすいのです。

・やたらと薄い
邪魔にならないのはいいのですが、存在感が無さすぎます。
読書を再開するときに探すのに一苦労することもあります。
すぐに曲がったり折れたりします。

・目障り
どぎつい色であったり、広告がでかでかと書かれていたりして気が散ります。


色は基本的に白がいいですね。
適度に柔らくて自己主張が激しくないもの。
しかしながら、探すときにはすぐに見つかるもの。
私は講談社文庫のマザーグースの栞がお気に入りです。
角川文庫の白い栞もよく使っています。
でかでかと「発見!角川文庫」って書いてありますがあまり気になりません。
新潮文庫には紐の栞がついています。
これのことをスピンというらしいです。
これは素晴らしいですね。
落ちないし読むのに邪魔にならないし、とても便利です。
スピンはハードカバーの本にはついていることが多いですが、
文庫本でついているのはほぼ新潮文庫だけです。
恐らくコストの問題なのでしょう。
ハードカバーの本にはついているものが多いですが、ついていないときもあります。

栞を使わずにページの片隅を折る方法もあります。
これを犬の耳に見立ててドッグイヤーと言うこともあります。
私の場合、大抵の本は1回しか読みませんし、その後売ることもありませんので、
折ろうが破ろうが問題ありません。
とはいえ、なるべく綺麗な状態で読みたいですし、そういうことをするのは抵抗があります。
いらないと思った本は容赦なく捨てていますが(笑)。
買った本ならどうしようと自由ですが、借りた本を折ったりするのはやめましょう。
本を開いたまま伏せる人がいますが、本が傷むのでやめましょう。

栞ではなく付箋を使うという方法もあります。
私は普段付箋を全く使わないのでやったことがありませんが、想像してみるとなかなかよさげですね。
付箋なら一冊の本に複数貼ることもできます。
栞は結構扱いが難しいです。
複数の栞をまとめて本に挟むと落ちますし、栞単体で持っていると折れ曲がったりします。
私は財布に何枚か入れていますが、気軽に出し入れできません。
付箋なら束をポケットにでも入れておけますし、粗末に扱っても気になりません。
また、付箋はページだけでなく行の指定までできるのがいいですね。
特に洋書は1ページを読むのにも時間がかかるので、どの行まで読んだのかが分かると
とても便利だと思います。
今度付箋を買ってきて試してみたいと思います。

本のカバーの片側を外して栞代わりに挟むという方法もあります。
これは何の準備もしなくていいところがとてもいいです。
が、あまり見た目がよろしくないですし、カバーのついていない本もあります。
それに、私は別途ブックカバーをつけて読みますので簡単にはできません。
ん?スピン付きのブックカバーをつければいいのでは?
売ってるのを見たことはありませんがきっと売っていますよね?
売ってなければ自分でつければいいじゃない!
でもスピンだと行の指定はできないですね。
付箋で行の指定ができることを思いついてしまったのでちょっと不満です。
縦書きの本の場合、スピンの位置が変えられれば行の指定ができます。
カーテンレールみたいにスピンを移動させられる仕組みにしたらどうでしょう。
横書きの本の場合、スピンの長さが変えられれば行の指定ができますね。
ここでひらめきました!
スピンを輪にしてやればいいのです!
一カ所に印をつけておけば行の指定ができます。
ただの紐だとずれたち落ちたりしますので、ゴムひもを使えばいいですね。
ヘアゴムのようなイメージです。
ヘアゴムだと厚みがありすぎますので、半分くらいをゴムにして、残りは薄い素材を使えばいいでしょう。
誰かこれ商品化してくれませんかね。
いや、まずは特許をとらなくちゃ!
と興奮してしまいましたが、実際に使うことを考えると付け外しが面倒ですね。
発売されても多分使わないと思います。

付箋が一番という結論になってしまいましたが、これでいいんでしょうか(笑)。

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