2018年11月1日木曜日

ゲーム色々 その二

ゲーム色々その一
の続きです。


SEMBLANCE
アクションパズル。
なかなか新鮮味があって良かったです。
アクションが私にはちょっときつかったり、バグかと思える現象が起こったりしましたが、
頭を捻る場面が多くて面白かったです。
もう少しボリュームが欲しかったですね。

75点。

The Gardens Between
パズルアドベンチャーゲーム。

メインは時間操作です。
二人の人物を島の頂上に導くのが目的ですが、何もしないと二人は静止しています。
時間を進めるポタンを押している間だけビデオを再生している感じで動きます。
時間を戻すボタンを押している間はビデオを逆向きに再生している感じになります。
彼らが特殊な物体の近くに来たときだけ、あるボタンでアクションを起こさせることができます。
使うボタンはこの3つだけ。実にシンプルな操作です。
自由度が低くて大して面白くならないんじゃないかと思っていたのですが、
様々なギミックが登場してとても楽しくなっています。
難易度はそれほど高くはありませんが、気をつけないと詰まります。
私もある箇所で進めなくなって諦めかけました。
論理的思考とかはあまり必要なく、観察力が重要です。
しっかり観察すれば道は開けるはずです。

なかなか楽しいゲームでしたが、いまひとつ没頭できなかったのは視点の問題と思われます。
二人の人物が主人公っぽいですが、直接彼らを動かすことはできず、
感情移入がしにくいです。
神の視点のゲームなのでプレイヤーの立場がよく分からないのでした。

75点。



嘘つき姫と盲目王子
アクションアドベンチャーゲーム。

謎解きの難易度は低め。
雰囲気はとてもよく、絵本のような内容でした。
ぐっとくるストーリーでナレーションもよかったです。
ちょっとお値段は高く感じましたが、買ってよかったと思います。
ゲーム内にトロフィー要素があったのでやってみようかなと思いましたが、
面倒で楽しくないのでやっぱりやめました。
ゲームは楽しく遊べなければやる意味がないのです。


75点。

ゴロゴア(GOROGOA)
パズル/アドベンチャーゲーム。
システムが斬新で面白いです。
画面には最大4枚の絵が表示されて、それを拡大縮小したり視点を変えたり、
スライドしてつなげたり重ねたり分離したりして話を進めていくという
こんな説明を書いても面白さは伝わらないであろう新感覚のゲームです。
雰囲気はいいし、仕掛けが分かった時の爽快感も十分にあります。
アドベンチャーといっても冒険感はなく、パズルというほど難解ではありません。
からくり箱とか動く絵本とかトリックアートのような面白さと楽しさでした。
ボリュームは少な目でちょっと物足りないなと思いましたが、満足度は高いです。
またいつか鑑賞したいと思える作品でした。

80点。

The Witness
かなりのボリュームがあるパズル集です。
島中に設置されたパネルがパズルになっていて、それをひたすら解きます。
パズルといってもルール説明は一切ありません。
ルールを推測するパズルというか、知能テストみたいな感じでした。
操作方法は非常にシンプルで、線を引くだけ。
にもかかわらずパズルのバリエーションは驚くほど豊富で面白いです。
次はどんな問題が待っているのだろうとわくわくします。

状況説明もまったくなくてエンディングを見ても何も分かりませんでしたが、
楽しかったのでそんなことは気になりません。

多少の不満はあります。
ルールがよく分からない問題がありました。
適当にやっていたら正解してしまったものがあり、もやもやが残りました。
視認性の問題で解きにくいものがあります。
暗くて見えないとか、限られた時間しか見えないとか、
くるくる色が変わって読み取れないとか、こういう方向性のものはいらなかったですね。
とはいえ十分に楽しめたのは事実です。
パズル好きの方にはおすすめです。

85点

INSIDE
LIMBOを開発したところの新作。
続編というわけではありませんが、やるならLIMBOからやってみることをおすすめします。
今回は3Dになったのかと思ったら、前作同様2Dのゲームでした。
マリオのような横スクロールアクションゲームです。
が、雰囲気は全然マリオではありません。
ダークでブラックな、不謹慎と言われかねないものです。
プレイ中に気分が悪くなる可能性もあります。
前作は主人公が死にまくる、いわゆる死にゲーでした。
本作も前作程ではないですが、簡単に死にます。
このゲームはアクションゲームではあるものの、アクションが得意なだけではクリアできません。
どうすれば死から逃れることができるのか、どうしたら先に進めるのか、
結構考えないといけない場面が多いです。
この頭を使うところが面白いです。
何度もやり直さないといけないところはありましたが、苦痛を感じるほどではありませんでした。
スリルのあるアクション、爽快な謎解き、ぶっとんだ世界観が楽しめます。
ものすごいインパクトのあるゲームでした。

85点。

フェアルーンコレクション
フェアルーン、フェアルーン2、フェアルーンオリジン、フェアルーンブラスト
の4作品を収録。

フェアルーンはレトロ風謎解きアクションRPG。
気持ちのいいシンプルさのあるゲームです。
まず、画面は2Dでスクロールしません。
ドラクエなどは常に画面中央に自キャラが表示されていて、
周りの風景がスクロールしていく方式です。
フェアルーンでは風景は固定で自キャラが動きます。
画面に表示されるのは全体マップを格子状に分割した1エリアのみ。
画面の端に達すると、隣のエリアに切り替わるという方式です。
戦闘は体当たりするだけ。
一応アクションということになっていますが、反射神経が必要なところはほぼありません。
レベルの概念もシンプルです。
レベルが1つ上がると劇的に強さが変わります。
それまで対等だった相手は敵じゃない状態になります。
全くダメージを受けないようになり、倒しても経験値を得られなくなります。
おすすめのモンスターも教えてくれるのでレベル上げが簡単です。
グラフィックや音楽も心地よいです。
謎解きも爽快で面白いです。
謎解きは頭を捻る難しさというよりはひらめきと観察力が重要です。
シンプルでありながらきちんとした演出が効いていて楽しいです。

フェアルーン2はその続編。
前作より広大な世界での冒険が楽しめます。
何度か詰まりそうになりましたがなんとかクリア。
とても楽しかったです。

フェアルーンオリジンはこれらの原点といえる作品です。
ボリュームは少な目ですが、同じような謎解きの面白さが味わえます。

フェアルーンブラストはシューティングゲームです。
これだけ異端といえば異端ですね。
なぜシューティングゲームなのかはフェアルーンをクリアすれば分かると思います(笑)。
ちなみに、このゲームだけは上記3作をクリアしないと遊べません。

たっぷり楽しめてとても満足感の高い作品でした。

85点。


人食いの大鷲トリコ
これは「ICO」「ワンダと巨像」を作った人の最新作です。
(ICOはやりましたがワンダはやってません)

大鷲の実在感が凄いです。演出も派手で楽しいです。
だんだんと愛着が湧いてきます。
ICOで感じた問題点もほとんど解消されていて親切すぎるくらいのシステムでした。
とはいえ、手放しでおすすめできるゲームでもありません。
せっかちな人や高所恐怖症の人はやめておいた方がいいでしょう。
謎解きの難易度は大したことありませんが、大鷲が思った通りに動いてくれなかったりして
イライラすることがあるかもしれません。
「ICO」では画面に余計な表示は全く無かったですが、本作ではコントローラーの絵が表示されます。
操作は分かりやすいですが、邪魔に感じることもありました。
せめて一度クリアしたら非表示にできるようにしてほしかったです。
ICOが楽しめた人ならトリコも楽しめると思います。
私はクリアした直後に2回目をやりました。
またいつか遊びたいと思います。

85点。



The Talos Principle
このゲームはパズル好きの人には非常におすすめです。
クオリティーが高いというか実に洗練された感じで、私はとても気に入りました。
AIにデバッグをやらせたという話もあって、非常に完成度が高いと思いました。
世界観もいいです。
パズルゲームではなんでパズルを解かなくてはいけないのかという理由付けがなかったり
貧弱だったりしますが、このゲームではその辺りの設定がうまいです。
自分は何者なのか。
ここは何なのか。
どうしてこのような状況なのか。
哲学的な話題も出てきて、とても興味深いです。
知的でわくわくするゲームです。

多少のアクション要素はありますが、
反射神経を必要とするところはほとんどないです。
問題解決能力が試される純粋思考型パズルといっていいでしょう。

ルールはシンプルで分かりやすく、とっつきやすいです。
ギミックも一つずつ登場して、それを使ったパズル群を解いていくという形なので
混乱することなくパズルを解くことに集中できます。

頭の中で解法を考えて、やってみたら思わぬ考え落ちがあって失敗。
それを回避する方法を考えだしたと思ったら、また障壁が!
とことん頭を振り絞ってやっとのことでクリア!というところが何度もありました。
難易度はかなり高いですが、しっかり考えれば解けるという安心感があります。
複雑過ぎるとか面倒過ぎるとかの理不尽さを感じることがなかったです。
苦労してクリアしたときの爽快感がすごいです。
最初のエンディングを見るまでは実に気持ち良く楽しめました。

普通にクリアする以外に星を集めたり、隠し要素があったりしますが、
こちらは難しすぎると思いました。
頭を使う難しさではなく、干し草の山の中から針を見つけるような難しさなのです。
私はそういう努力はしたくないのでネットで動画を見てしまいました。
まあ、これはおまけみたいなものでしょう。
分かりやすい形で用意されているステージをクリアするだけで十分楽しめます。

90点。

今回は以上です。
今遊んでいるゲームがいくつかありますし、今後購入予定のゲームも控えていますので、
またいつか書きたいと思います。

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