2019年1月8日火曜日

2018年 印象に残った本たち

2018年に私が読んだ本の中から、いい意味で印象に残ったものを書きます。
悪い方は書きません。


まずは茅田砂胡ですね。
2018年はデルフィニア戦記25周年、スカーレット・ウィザード20周年らしいです。
スカーレット・ウィザードは何度か読んでいますが、
文庫版のKindle版が出揃ったので全巻購入して再読しました。
愉快痛快豪快爽快です。
デルフィニア戦記は外伝3が発売されたり、特装版の発売が予定されたりしています。
リアルタイムで読んでいたわけではありませんが、読んだのは何年も前のことでしたので、
外伝3を読む前に再読しました。
「王女グリンダ」は未読だったのでこの機会に読んでみました。
別バージョンのリィとシェラの話という感じで楽しめました。
その後、本編18巻と外伝「コーラル城の平穏な日々」、「暁の天使たち」を再読。
外伝の「大鷲の誓い」だけは読んでません。
それから「茅田砂胡全仕事」。
これは小説だと思っていなかったのですが、各シリーズの書下ろし短編等が収録されている
と知り、読んでみました。
あれから10年たったデルフィニアに再び王妃が降臨する「紅蓮の夢」、
久しぶりに読めたレディーガンナー、
読んだことのなかった桐原家の人々、もものき事務所の話、
漫画やインタビューなど盛りだくさんの内容で楽しめました。
そして外伝3「ポーラの戴冠式」です。
「紅蓮の夢」と同じ時系列の外伝で、本編で活躍した人物の子供たちなどが登場し、
和やかで微笑ましい内容でした。

次に「本好きの下剋上」です。
私が唯一web版を読んでしまった小説。
このライトノベルがすごい!単行本部門で二年連続の一位!
この年に読んだのは第四部の2巻~5巻、外伝、ふぁんぶっく2です。
初めての外伝は様々な人物の視点による短編集でこれも面白かったです。
特にアンゲリカ視点は新鮮でよかったですね。
ふぁんぶっく3も発売されましたが、TOブックスの通販でしか購入できないみたいでしたので、
買うのはやめました。
後日、Kindle版の発売が発表されましたので、買おうと思っています。
それにしても、書籍版が完結するまでにあと何年かかるんでしょうね。


あとは適当にちょこちょこ書いていきます。

宇野朴人「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」
11巻~14巻。
衝撃の7巻以降は失速した感がありますがそれでも面白かったです。
きちんと完結してよかったです。

岡本タクヤ「異世界修学旅行」全7巻。
振り切れたキャラにキレのあるセリフ。
軽快で楽しいコミカルファンタジー。
最後もよかったです。

山形石雄「戦う司書」シリーズ。全10巻。
細かいことはどうでもいいと思わせるような勢いと力のある作品でした。
凄いものを読んでしまいました。

師走トオル「火の国、風の国物語」
以前読んだものを再読。
王道のファンタジー。
知なら知、武なら武に特化しているところがいいですね。
二度目も楽しめました。
「ファイフステル・サーガ」はまとめて読もうと思って待っています。

榎田ユウリ「宮廷神官物語」
2巻まで読了。
ベタな感じですけど安心して読める面白さ。
4巻までは角川文庫で刊行されているようですね。
ゆっくり読んでいきたいと思います。

阿部智里「八咫烏」シリーズ(全6巻)
3巻「黄金の烏」、4巻「空棺の烏」を読了。
飽きさせない展開で面白いです。
そのうち続きを読みたいと思います。

田中芳樹「アルスラーン戦記」全16巻
完結したのでまとめて読みました。
第二部は微妙でしたが、第一部は面白かったです。

淳A「弓と剣」
既刊2巻を読了。
表紙のイメージとは裏腹に微笑ましくて楽しい感じの内容でした。
視点はころころ変わるけれど読みやすくて面白いです。

葉山透「0能者ミナト」 11巻
久々に痛快な面白さだったような気がします。
「それは宇宙人のしわざです」もよかったです。
こちらはハイスペックなのに宇宙人に傾倒している残念な少年の話。

支援BIS「辺境の老騎士」
既刊3巻を読了。
気持ちよく読めて面白いです。
毎回おいしそうな料理が出てくるのも特色。
続きが読みたいです。

西尾維新「悲鳴伝」シリーズ
9巻「悲球伝」、10巻「悲終伝」。
独特の語りが味のシリーズがついに完結。
読み応えがありました。
りすかシリーズも完結させてほしいですね。

久米絵美里「言葉屋」シリーズ
既刊5巻を読了。
清々しい読み心地のちょっぴりファンタジーな物語。
イラストも可愛くて素敵です。

綾崎隼「レッドスワンの絶命 赤羽高校サッカー部」
知性で勝つサッカーというのが楽しいです。
主人公の復帰も待ち遠しい。
これは全巻読まなきゃと思いました。

ゆきた志旗「Bの戦場」
3巻まで読了。
ブスの女性がウェディングプランナーとして奮闘する話。
涙が出るほどの可笑しさと感動の物語です。

川瀬七緒「テーラー伊三郎」
コルセットで革命を起こす話。
登場人物が濃くて、予想外の楽しさでした。

吉野真理子「空色バームクーヘン」
タイトルからは想像できない内容です(笑)。
何気ないセリフとかがいい味出していて気持ちよく読める青春小説。

北方謙三「水滸伝」全19巻。
ものすごい力でひきこまれる話でした。
人数が増えてくるとちょっとついていけない感じでしたが、最後まで楽しめました。
これの続編が「楊令伝」。気が向いたら読んでみます。

林泰広「分かったで済むなら、名探偵はいらない」
一応ミステリー。色々なロミオとジュリエットの話でした。

ピーター・トレメイン「修道女フィデルマの挑戦」
主人公にはあまり好感は持てませんが、優秀なのは間違いないですね。
これは短編集でしたが、長編も読んでみたいところです。

香西秀信「論より詭弁 反論理的思考のすすめ」
反論理的思考といいながら結構論理的な語りで面白かったです。
他の著作も読んでみたいと思いました。

L.M.Montgomery「Anne of Green Gables」
「赤毛のアン」の原作。
「和菓子のアン」は読んだことあるんですけど(笑)。
こちらはきちんと読んだことがなかったので原作を読んでみました。
暴走する想像力で喋りまくるアンが可愛くて楽しいです。

Peter Brown「The Wild Robot」
続編の「The Wild Robot Escapes」も読了。
ロボットが主人公の心温まる物語。
かなり低年齢向けで、英語が苦手な人でも楽しめると思います。

Dan Brown「Origin」
ロバート・ラングドンシリーズ最新作。
相変わらずのストーリーテリング。
最後はアレですけど十分楽しめました。

Jacqueline Kelly「The Evolution of Calpurnia Tate」
続編「The Curious World of Calpurnia Tate」も読了。
科学に惹かれる少女Calpurnia Tateの物語。
彼女の望む道は社会的に厳しそうなので今後が気になります。


コミックについても少々。
「ワールド・トリガー」19巻が出たのはよかったです。
作者の体調不良のため休載していたのが再開されたそうです。

「ミステリという勿れ」
1巻のインパクトがすごかったので、2巻3巻も読みました。
面白みは薄くなってきましたが、続きは読みたいと思っています。

「天国大魔境」
石黒和正氏の新シリーズ。
まあまあという感じでしたね。今後に期待です。
「木曜日のフルット」は相変わらずの面白さでした。

あとは読んでいるシリーズの続編ばかりで、目新しいものはありませんでした。


以上はあくまでも私が2018年に読んだ本であり、2018年に発行されたものとは限りません。
Kindle本は結構セールや値下げがありますので、セール時にまとめ買いしたり、
読みたい本はとりあえず欲しいものリストに入れておいて値段が下がったら購入する
ということをしています。
そのため、発売直後の本を読むことはあまりありません。
購入してから実際に読むまでに1年以上の間が空くこともよくあるのです。

読みたい本がたくさんあって購入予定の本がどんどん増えています。
読むのが追い付かない勢いです。
読む本に困らないのは幸せなことですね。
2019年もたくさん本を読みたいと思います。

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