2019年5月10日金曜日

フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと

PS4のフリープレイにあったのでやってみました。

アドベンチャーといってもパズルとか謎解きの面白さは特にありません。
奇譚小説集という感じでした。
主人公が屋敷の住人の過去を追想?するだけ。
ほぼ一本道で与えられたストーリーをなぞるだけ。
それでもストーリーの見せ方などが独特で飽きさせない工夫はあります。
テキストの使い方もうまいですね。
テキストが文章としてだけではなく、案内役になっていたり、様々な視覚効果を与えてくれます。

ゲーム性は薄いものの、どうやって進めるか悩むところはありました。
そもそも最初にタイトルが表示された後、ゲームが始まったのが分かりませんでした。
操作方法も分からなくてあれこれ試して進めました。
何をしたらストーリーが進むのか分からないというところは度々あって、
それを試行錯誤で見つけるところがゲーム性といえばいえます。
毎回異なる趣向で奇妙な味わいです。
これは小説や映画ではちょっと味わえない独特の風味がありました。

多少のアクション要素もあります。
アクションゲームとして楽しめるほどのものではありませんが。
そういえばこのゲームは基本的に一人称視点です。
自分の顔などは見えず、たまに手が視界に入るくらい。
私は一人称視点のゲームはあまりやったことがなく、
慣れていないためか違和感がありました。
カメラをぐりぐりして探索していたら気持ちが悪くなりました。
これが3D酔いという奴なんですかねー。
一人称視点は酔いやすいのかもしれません。
一人称視点ではあるものの、ストーリーが特殊過ぎて共感が持てず、
主人公との一体感や没入感はほとんどなかったですね。
あくまでも他人の身に起こった奇妙な出来事を見ているだけという感じでした。


音楽はクラシック風?の可もなく不可もなくといった感じでした。
ボリュームは大したことはなく、数時間で終わる程度です。
ちょっと変わった短編小説を読んでみる感覚で楽しめるゲームだと思いました。

70点。

あとは余談ですが、このゲームはやりこみ要素とか全くないにもかかわらず
トロフィーが設定されているみたいです。
一体どんなトロフィーが用意されているのか興味が湧いたので調べてみたところ、
微妙なものが多かったです。
私はトロフィーには全く興味がありません。
トロフィーを気にしていると純粋にゲームを楽しむことができないような気がします。
トロフィーを獲得するためにやりたくもないことをやるのはただの作業、
ひどいときには苦行になると思います。
PS4のトロフィーシステムはない方がいいと思っています。
やりたくない人は無視すればいいだけだと思われるかもしれませんが、
ゲームにトロフィーを組み込むということはその分、開発の工数が増えるということなのです。
そんなどうでもいいものに手間暇かけるくらいなら、本編に力を入れるとか、
値段を安くするとかしてくれた方が嬉しいです。

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