2019年9月17日火曜日

逆転裁判123

逆転裁判も123作目。すごいですねー。
というのはもちろん冗談で、1,2,3の3本が詰まったお得なセットです。
PS4で逆転裁判123 成歩堂セレクションが発売されたのです。
買ったのは大分前ですが、ようやく3作ともクリアしましたので感想などを。

私は逆転裁判シリーズは途中から入って、過去作も全部遊んだつもりでした。
同じ内容ならやらなくてもいいかなと思いはしましたが、
英語版も同梱されていると知って購入を決意しました。
ゲームも楽しめるし英語の勉強にもなるし、一石二鳥です。
日本語版と英語版は完全に別ソフト扱いで、セーブデータも別々です。
途中で言語を切り替えることはできません。
日本語は一切出てきませんので、英語版をやるにはそれなりの英語力が必要です。
見たことのない単語も結構でてきましたが、文脈で大体分かり、
辞書は一度もひかずにクリアできました。


登場人物の名前とか、日本語版の方が洒落がきいていてよかったと思います。
日本語版と同様、基本的に音声はなく、特定の決めセリフ?のときだけ声がつきます。
異議あり!は Objection !
くらえ!は Take it !
ちょっと待った!は Hold it !
ですので、Listeningの勉強にはなりませんが、
テキスト量が多いのでReadingの勉強にはなります。

このゲームの主人公は弁護士。
裁判で被告人の無罪を勝ち取るのが目的のゲームです。
大きく2つのパートに分かれています。
現場を調査したり人の話を聞いたりして証拠品を集める捜査パート。
証言を聞いて反対尋問をする裁判パート。

捜査パートは面倒に感じます。
早く裁判をやりたいのにとても時間がかかります。
やるべきことをすべてこなさないと進まないのですが、
何をやっていないのかが分かりにくくて行き詰りやすいです。
行き詰るとすべての場所を巡って調査しなおしたり、
証拠品を次々につきつけたりという虚しい作業をしないといけません。
人の話も長いです。
ほとんどは読まなくても問題ないのです。
初回でも早送りできるのはよかったです。
サイコロックについては、必要な証拠品が揃ったかどうかが分かりにくいと思いました。

裁判パートがこのゲームの面白いところです。
タイトル通り構図が逆転したり驚きの展開を見せてくれます。
証言の矛盾をつく証拠品をつきつけるところが一番爽快なところです。
ゆさぶって新たな証言を引き出さないといけない場面が多くて
そこは面倒に感じました。
間違った証拠品をつきつけるとペナルティが課せられ、
それが累積していくとゲームオーバーになります。
強引に議論を打ち切っていきなり有罪判決が下されるのはおかしい気がしますが、
ゲームですから仕方がないですね。
まあ、Save、Loadが簡単にできるので、
こまめにSaveしていればペナルティなんて全然怖くありません。

色々ツッコミどころはあります。
キャラが個性的過ぎて裁判中にやりたい放題。
コミカルなキャラがこのゲームの面白いところでもありますが、
演出がうざいと感じるところもありました。
死亡時刻が分単位で分かっていたりします。
正確な死亡時刻が分かるのは犯人だけですよね。
ということは、犯人は検死をした人だ!(笑)
このゲームの目的は被告人の無罪を勝ち取ることのはずなんですが、
途中から真犯人の告発になってしまいます。
ある人物が真犯人であることを弁護士が証明していき、
検事が反論するという展開になります。
ここにも逆転が(笑)。
証明が完了してその人物が有罪!
となったところで、裁判長が判決を下します。
被告人は無罪!
そういえば被告人は別の人でしたね。
ここはなんか間抜けな感じがします。
捜査パートでも勝手に証拠品を持っていったり。
それって泥棒じゃないの?


このシリーズはアクション要素がなく落ち着いてできるのがいいです。
しかし、毎日少しずつ進めるという遊び方には向いていません。
捜査パートで起こったことなどを覚えていないと分からない場面が時々あるからです。
証拠品をいくら見ても書いていなくて記憶だけが頼り。
覚えていなかったらお手上げです。
日が経つと記憶は薄れていきますので、なるべく一気にやらないといけません。
こういう要素はやめてほしいですね。
PS4で出たので大画面で楽しむことができるようになりました。
PS4でももっとこういうゲームを発売してほしいものです。
過去作も全部やったと思っていましたが、1は全く記憶にない内容でしたのでやっていなかったようです。
2,3は間違いなくやっていました。
1はしっかり楽しめましたし、2,3も忘れているところが多かったのでそれなりに楽しめました。

75点。

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