2020年4月22日水曜日

ルルアのアトリエ

私にとっての2作目のアトリエシリーズ。
1作目はソフィーのアトリエでした。
これはアーランドシリーズ第四作目なのですが、
旧作をやっていなくてもまあ大丈夫でしょうと思ってやってみました。

やり始めてすぐに主人公の声がちょっと気にいらないなあと思いました。
それに見た目は可憐な美少女なのに言動は少年っぽかったりします。
カレーが大好きで、「ごはん、ごはん!」と叫んだりするような
あまり知性の感じられない残念キャラでした。

ソフィーにくらべると調合の仕組みも随分違っていました。
視覚的な面白さはあまりなく、4つの属性をうまく振り分けるのがメイン。
ブーストアイテムをうまく使って狙った効果をつけるのは楽しいです。
しかし、調合中にアプリケーションエラーが発生したことがあり、
安心して遊ぶことができませんでした。
調合を続けているとエラーになるんですかね。
ソフィーでは一度もエラーは出なかったのですが。
エラーが怖いので何度も続けて調合することは避け、小まめにセーブするようにしました。
クリアするまでに5回くらいエラーが起きました。
すべて調合のときです。
時間のロスは30分程度だと思いますが、かなりの不満感がありました。
セーブもちょっと不愉快でした。
セーブが終わったと思ったらシステムセーブ?だかでもう一回セーブが入るんですね。
これで待たされる感が倍増です。
いつエラーが起きるかとひやひやするし、セーブのために没入感は途切れるし、
このエラーのせいで楽しさが激減したと思います。
ゲーム中では高品質のアイテムを求められたりするのに、
ゲーム自体の品質に問題があります。
エラーが防げないならせめて調合1回毎にオートセーブするような仕組みにしてほしかったですね。

本ゲームではアルケミリドルという不思議な本が非常に重要な役割を果たします。
この本を解読することによって行けるところが増えたり調合できるレシピが増えたりします。
解読といっても頭を使うような面白さはなく、特定のモンスターを倒すとか、
特定のアイテムを何度も使うとか、単純作業が多いです。
大半のものは意識しなくても勝手に達成されます。
ストーリーも何か問題が起こるとこの本の書き込みが勝手に増えて解決策が示される
ということが多くて、都合がよすぎると感じました。
アルケミリドルに関してはゲーム性が微妙でした。

戦闘については敵のHPが高過ぎると思うことが多かったです。
無駄に戦闘が長引く感じでした。
インタラプトという仕組みはよかったです。
コマンド選択方式でありながらアクションゲームのようなスピード感があって爽快でした。
この方向でもっと突き詰めれば理想のRPGができるのではないかという可能性も感じました。
ソフィーでは戦闘でアイテムを使うことがほとんどなかったのですが、
こちらはアイテムを頻繁に使うので効果の高いアイテムを作る気になりますし、
錬金術師にふさわしいゲーム性になっていました。

各キャラとのミニイベントも豊富で楽しかったです。
シリーズを最初からやっていればもっと楽しめたことでしょう。
ソフィーと同様、グラフィックはまあまあで音楽はなかなかよいです。

イベントで依頼を受けることがありますが、最初の方で発生した依頼がずっと達成できなくて、
長いこと気になっていました。
ストーリーをかなり進めないとクリアすることができなかったのです。
すぐに作ってきますよみたいな会話をしているのに実際にはその時点では作れなかったりして
安請け合いしないでよーと思うこともしばしば。
ストーリーは最後の方はとんでもないことになってちょっとやりすぎだと思いましたが、
まあまあ楽しめました。

70点。

0 件のコメント:

コメントを投稿