2020年8月21日金曜日

英雄伝説 閃の軌跡・改

 PS4のフリープレイに入っていたのでやってみました。

シリーズの他の作品はやったことがありません。


RPGといってよいでしょう。

士官学校に入学した学生たちの物語。

学園生活もあれば魔物との戦闘もあります。

ちょっとペルソナ5とかに似ているところがありました。

グラフィックはまあまあ。

キャラの動きに違和感があったりしますが、許容範囲内でした。

音楽はなかなかよかったです。


序章はちょっとわけ分からなかったですね。

いきなり大人数が登場して、

戦闘システムについても何の説明もないまま戦わされたあと、

5か月前に遡るとか。

こういう手法のゲームとか小説とか結構あるんですけど、私は嫌いです。

普通に時系列順に提示してくれればいいんです。

ここは正直いらなかったと思いますね

この序章の部分に追いつくまでに60時間かかりました!

それであの拍子抜けの展開ですからね~

あれはがっくりきました。



難易度は初期値のNormalで遊びました。

戦闘はアクション要素はなく、実質コマンド入力形式です。

私はアクションは苦手なのでコマンド入力の方が好みです。

最初のうちは難易度高いなと思いました。

雑魚戦でも油断していると簡単に全滅したりします。

戦闘では色々と考えないといけないところが面白いです。

アーツと呼ばれる魔法みたいなものは発動するまでにタイムラグがあるので

発動前にターゲットが移動して当たらなかったり、

回復しようとしたら先に攻撃されてその人が死んでしまったりとかします。

立ち位置も重要な要素になっているので、

攻撃したあとの位置とかにも気をつかって

先を読みつつ適切な行動をとらないといけません。

ただレベルを上げて適当に攻撃しているだけではダメ。

ボスもきつかったですね。

距離をとっても関係なく、全体攻撃がきたり

なかなか緊張感のある戦闘が楽しめました。

セーブのできない時間が長くあったりはしますが、

自由に行動できるときならいつでもセーブが可能になっています。

一戦闘毎にセーブをすることも可能なのでぬるいといえばぬるいです。

ちなみに全滅すると

リトライ(その戦闘の最初からやり直し)

敵を弱くしてリトライ

タイトルに戻る(セーブデータからやり直し)

が選べます。

私はリトライはお試しで1回やっただけでその後リセットしましたので、

実質1回もリトライはしていません。

最初のうちはなかなかきつかったのですが、だんだん簡単になってきました。

仲間は結構大人数で、そのうち戦闘に参加できるメンバーは4人。

但し、戦闘中キャラの行動のときに控えのメンバーと交代することができます。

このとき交代したキャラは即行動ができるというすごい仕様です。

私は控えのキャラはろくな装備もさせず、ほとんど使っていませんでしたが、

これをうまく使えば更に戦闘が楽になると思います。


戦闘はまあまあ面白かったのですが、それ以外の部分のテンポが悪いです。

見てるだけのシーンが多くて、動けるようになっても大して自由度がなくて

やらされている感がすごいです。

戦闘ができるようになるまでに1時間かかったりします。

丁寧に描かれているとはいえるけれど正直かったるいです。

きちんと見ていたのは前半くらいまでで、

その後はハイスピードモード、終盤はほとんど読み飛ばしていました。

戦闘も終盤は早送りでやっていました。

各施設への移動はショートカットができるので楽でよかったです。

ダンジョンでは仕掛けがあったりしますが、頭を使うようなものではなく、

大した面白みはありませんでした。


クエストは親切なんだか不親切なんだか。

例えば本のタイトルから注文した人を推測してその人に届けるいうクエスト。

5冊の本のタイトルが表示されたのはその本を受け取るときだけ。

その後タイトルなんだっけと思ってもクエスト情報に載っていないし、

推測しようがないということがありました。

クエストに関連する人にはマップ表示画面でマークがつくので

それを探すだけという面白みのないものになってしまいました。

クエストというより雑用という感じのものが多かったですね。


アイテムを使うのが面倒。

読むとレシピを覚えたり友好度が上がったりするアイテムがあるのですが、

そういうアイテムを複数購入し、連続で使おうとするとすごい面倒。

メニューを開いてアイテムメニューを選んで、

アイテムの種別を選んで、その中のアイテムを選んで使います。

このアイテムが使っても無くならないので

たくさんのアイテムの中から探さないといけません。

新しく手にいれたアイテムにはNEWというマークがつくのは親切ですが、

一度そのアイテムを選択した状態になるとマークが消えてしまいます。

もちろんこのようなアイテムは1回しか使えませんが、

使ったことがあるかどうかは使ってみないと分かりません!

NEWじゃなくて使ったかどうかのマークにしてほしかったところです。

で、アイテムを使うとメニューが全部閉じられてしまうんですね。

ですから続けてアイテムを使う場合はまたメニューを開くところからやり直しです。

たくさんあるとうんざりします。


ミニゲーム

ブレードというカードゲームがあり、電車での移動中などに遊べます。

これはあまり頭を使う要素がなく、取れる戦術も限られていて、

最初に配られた手札が悪かったらどうあがいても勝てないと思います。

面白くはありませんでした。

特定のポイントで釣りができます。

指定されたボタンを連打するだけ。

ボタンは時間経過で切り替わります。

ボタン連打するのが面倒で疲れますし全く面白くありません。

あとは学園祭で馬レースとかモグラ叩きのようなことができました。


ロードはちょっと不親切。

今どきのゲームは最後にセーブしたデータを自動的に選択してくれるのが当たり前。

それなにのこのゲームでは常にセーブスロットの一番上が選択されるのです。

最後にセーブしたところから始めようと思うと、セーブ日時を自分で確認して

最新のものを選択しないといけないのです。

これが面倒なのでセーブして終了する際には一番上のスロットを使うようにしました。

私はある程度の時間毎にスロットを一つずらしてセーブをするようにしていますが、

この仕様のせいでセーブファイルの管理がきちんとできなくなりました。


このゲーム最初は面白くて、クリアしたら続編もやってみようと思っていたのに、

終盤になる頃には嫌になっていました。

ストーリーは飽きてきてずっと早送り状態。

学園祭とかもどうでもよかったですね。

RPGの面白さは戦闘ですよ(独断)。

経験を積んで成長を重ねて少しずつ強い敵を倒せるようになっていく。

その過程が面白いのです。

別にストーリーなんていらないのです。

魔王を倒しに行くとか単純明快なものでよいのです。

ペルソナもそうでしたが、学生が主人公のものは

学園生活にかなりの時間が割かれてしまいますね。

終盤はお金とかがたまっても使い道がない。

買いたいアクセサリはありましたけど、買える場所に行けませんでした。

過去に行ったことのある場所で売っていたものなのですが、

そのときはお金があまりなくて全員には買えなかったのです。

ゲーム全体としてはあちこちに移動しているんですが、

一度移動したら行動範囲がそこの周辺に限られてしまうのです。


戦闘も雑魚は楽勝になってきて面白みが減りました。

事実上のラスボスはCPためて必殺技のみで攻撃するという

面白くない戦術をとらざるを得ませんでした。

最後の戦いはこれまでのレベル上げとかスキルの取得とかが全くの無意味。

しかも、一対一のジャンケンをやらされるようなつまらない戦闘でした。

そして、衝撃の最後。

衝撃といってもいい意味ではなく、なんじゃそりゃという終わり方でした。

ゲームをクリアしたのにここまで達成感がないのも珍しいです。

60時間以上かけてこれはないでしょう。

最後くらい気持ちよく終わらせてほしいものです。

終わり良ければ総て良しの逆をいってます。

クリアすると色々引き継いで2周目ができると言われましたが、

こんなの2回もやる気になれません。

満足できたら続編もやろうと思っていたのですが、

続編をやる気は完全になくなりました。


70点。


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