2020年10月13日火曜日

CREAKS

 Machinariumを開発したところの最新作と聞いてやってみました。

続編などではなく完全に独立した作品です。

アクションパズル。

主人公はなんの特殊能力も持たない一般人のようです。

敵?と接触したらすぐ殺されます。

横向きのジャンプはできるけれどなぜかその場でジャンプすることができません。

なのでちょっと高いところから下に飛び降りたら戻れなくなります(笑)。


まるで異世界に入り込んでしまった主人公が元の世界に帰るまでの物語です。

日常から異世界への導入からして面白い。

そこは奇妙な生き物?が徘徊する不思議な世界。

それは生きているのかすらよく分からない謎めいた存在。

光を当てるととんでもない変化をしたりします。

ここでは彼らのことをクリーチャーと呼ぶことにします。

クリーチャーを誘導したり仕掛けを動かしたりして道を開き、

ずんずん進んでいくゲームです。


パズルとしてはルールが分かれば大体解法の見当がつくくらいの難易度。

綺麗過ぎるというか紛れがないというか実直な感じでした。

ルールというのは仕掛けやクリーチャーの挙動とか性質です。

しっかり観察して原理を見極めることが大事。

理不尽に感じる解法はありませんでした。

パズルとして成立しているので、なんでそうなっているんだという不自然さは感じます。

達成感や爽快感はまあまあ。

それほどアクション的にシビアなものはありませんが、

それなりに素早い操作が要求される場面はちょくちょくあります。

クリーチャーの移動を待つところが多くてテンポが悪いと思うところもありました。

ムービーシーン的な場面がちょくちょくあって、その間は操作できないので

これもゲーム性を損なっていると思いました。

あといらないと思ったのは絵です。

ときどき絵が飾られていて、それを鑑賞できるようになっています。

絵にはちょっと仕掛けが施されていて、動かせる部分があったり、

ちょっとしたミニゲームができるようになっていたりします。

が、大して面白みがなく、なんじゃこりゃと言いたくなるようなものも多かったです。


しばらく中断していた後に再開してみたら、

どうやっても突破不可能としか思えない状況になりました。

別のルートがあるのかと戻ってみたところ、

そっちが正しい向きだったと判明しました。

反対向きに進もうとしていたわけです。

私が不可能だと思った部屋は既にクリア済の部屋だったのです(笑)。

こんなアホみたいな失敗をやらかしたりしましたが、3日でクリア。

のべ10時間はかかってないと思います。

ボリュームはまあこんなものでしょう。



雰囲気も良くてパズルもそれなりに面白くてよかったのですが、

最後はちょっとがっかりでした。

延々と移動させられた後、いよいよ最後の戦いだと意気込んだのに、

あっさり終わってしまったのです。

全く頭を使うところがなく、ほとんどゲーム性なしでした。

最後もパズル的な仕掛けがあって達成感が得られれば

満足満足で終われたと思うのですが。


75点。


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