2020年11月10日火曜日

イース9

イース8が面白かったのでやってみることにしました。


今回は呪いをかけられて怪人と呼ばれます。

異能も使えるようになります。

怪人仲間が増えると使える異能も増えます。

効果が強力で面白いです。

最初から使える異能はクリムゾンラインというもので、

特定のポイントまで高速直線移動ができます。

地上から塔のてっぺんまで一瞬で移動できたりするのです。

他にも移動に関する異能があり、三次元的な動きが楽しめます。

前作でも異能のようなことはできましたが、特殊な装備によるものでした。

装備できる個数に制限があったため、切り替えが面倒なところがありました。

今回は一度使えるようになった能力はいつでも使えます。

これは便利になって、よかったところです。

怪人になると見た目も別人のようになります。

異能を使うときには怪人の姿になるんですが、

街中でバンバン異能を使うので、人前で変身していることになるんですね。

それなのに正体がばれないのは無理があると思いました。


町に閉じ込められた状態で、移動範囲が狭いです。

自由度が低いと感じます。

基本的に行けるのが町の中と監獄、ちょっとしたダンジョンで閉塞感があります。

ストーリーが進むとちょっとだけ外に出れるようになります。

やはり外は解放感があっていいですね。

今作では普通の人には見えない特殊な敵と戦うことが多いのですが、

その戦闘がいまいち面白くないです。

特殊性を強調するためか似たような色使いで実在感がないため、

没入感も薄くなります。


町の中でさえも行けるエリアが限られていて、

それを順番に解放していくことになります。

この順番は多分固定で、ここでも自由度のなさを感じます。

前作もストーリーの自由度はあまりなかったと思いますが、

それを気にさせない作りになっていました。

解放前でも隣のエリアは目で見えるし、マップに宝箱とかが表示されます。

でも取りに行けない。

マップだと行けるエリアと行けないエリアの境界がよく分からないのもストレスです。

境界線も表示してほしかったです。

宝箱があるのが分かっているのにストーリーを進めないと取れないというものがいくつもありました。

お預け状態になるのがちょっと嫌でした。

あとマップに関しては、キャラがどっちを向いているのかが分かりにくかったです。


仲間になるキャラについて。

男性陣は主人公以外はいまいちでしたが、女性陣はいいですね。

動きはちょっと違和感があるところもありましたが、表情や声はいいです。

何人仲間になっても戦闘に参加できるのは3人まで。

私は基本的にアドル、白猫、人形の3人でやり通しました。

武器の属性など全く気にしませんでしたが、最後までいけました。

戦闘中や移動中にもちょっとしたセリフを言ってくれるのがいいですね。

うるさいと思うほどではなく適度な頻度です。

移動中に姿が見えるのもいいですね。

一緒に行動している感が出ています。


難易度は低めですね。

ノーマルでやって特に苦労したところはなし。

属性の切り替えとか装備の変更とかする必要が全くありませんでした。

ある異能のおかげで強敵との戦いが随分楽になっていました。

アクションが苦手な私でも十分楽しめました。

超高難度の戦いとやらがありましたが、それもなんとかなりました。

ダンジョンに仕掛けがあったりしますが、それらの難易度も低め。

頭を悩ませるようなところはありませんでした。


前作で感じたレスポンスのよさや爽快感は健在。

異能はさらに爽快感を高めてくれます。

しかし、ロードに時間がかかるようになったのは大きな不満点です。

画面切り替えとかムービーシーンの前とかファストトラベルとか、

数秒のことでこの手のゲームとしては普通か早い方だとは思いますが、

前作はロード時間を感じるところが全くといっていいほどありませんでしたから、

どうしてもそれが基準になってしまいます。


花びら探し、落書き探し、ロケーション探し、

面倒でやらされている感がありました。

クエストの蝶々探しも面倒でした。

逃亡者を捕まえるのもつまらない。

失敗すると成功したことにして先に進むという選択肢もでてきたので

頑張ってやらなくてもいいとは思いますが。

一応全部自力でクリアしました。


BGMは悪くはないけれど印象に残った曲はありませんでした。

前作のBGMは耳に残るものが多かったのですが。


前作では2つのゲームを交互にやらされるようなところがあって、

面白くはあったけれど没入感が削がれるところでもありました。

今作ではそういうことはないだろうと思っていたらありました。

あのストーリーにするには必要なことだったとは思いますが、

あまり面白みはなかったです。


前作の数少ない不評要素であったEXスキルは使い勝手がよくなりました。

演出がぐっと短くなったのがグッドですね。

前作にあった迎撃戦みたいなものはまあいいとして、

すべてのラクリマを壊せというのはいらなかったと思います。



「レコード」のページに色々記録されていました。

例えば、

プレイ時間は約48時間。

総合探索率は約98%。

宝箱発見率95.3%。

クエスト達成率97.5%。

目にしたクエストはすべてこなしたのですが、一つ見逃したみたいです。


人物開封率80.7%

モンスター開封率98.2%

素材登録率100%

親密度達成率77.7%

降魔設備強化率100%

花びら収集率97.5%

落書き発見率100%

ロケーション発見率100%

ショップ発見率100%

ということで結構遊び尽くした感があります。


前作より面白くなっていた部分はありますが、

不満点の方が多く、総合的な満足度は低くなりました。

面白いことは面白いですが、もう一度やりたい程のものではありませんでした。


80点。 

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