2020年12月10日木曜日

LAST LABYLINTH

 PSVRソフト。

パズルアドベンチャー。

色々とツッコミどころが多いゲームでした。


言語選択の画面では日本語を選びました。

ところが最初に登場した少女がわけの分からない言葉をしゃべります。

選択を間違えたかと思って確認しましたが間違えてはいません。

どうやら未知の言語をしゃべる少女という設定のようです。

その後、日本語が登場するところはありませんでした。

一体なんのための言語選択だったのでしょうか。


PS MOVE対応とのことでしたので使ってみました。

PS MOVE2本を装備してちょっと苦労しながらも使えるようにセットアップ。

わくわくしながらゲームを始めたのですが、どうもおかしい。

PS MOVEを使う意味があるの?

2本のPS MOVEが両手に対応していて、それぞれ動くことは動くんですが、

動かす意味がないのです。

このゲームではプレイヤーは車椅子に拘束されているような状態で、

手にも枷がついていてほとんど動かすことができません。

右手に持っている妙な装置のボタンを押すと、

目からビームが発射されます(笑)。

正確には目ではなく頭につけられた何らかの装置からだと思いますが、

とにかくこのビームで対象を指定して、少女に何かしてもらうことになります。

プレイヤーにできるのはこのビームの発射と頭を動かすことだけなのです。

ビームの方向は頭の向きで決まりますので、

PS MOVEですることといったら、ボタンを押すだけなのです!

左手のPS MOVEは持っているだけで、何の役にも立ちません。

馬鹿馬鹿しくなって途中から普通のコントローラーで操作することにしました。

こちらの方がよほど快適です。

手を動かす必要がないので床に座っていても遊べます。

こたつに入った状態でも大丈夫でしょう。

頭、首は頻繁に動かす必要があります。

3D酔いはしませんでした。


ビームの当たったものに対して少女がリアクションをします。

これを動かせばいいの?みたいに問いかけてくることもありますが、

そうでないこともあり。

このビームが思ったところに当たらないことも多々あり、

それが致命的な失敗につながることもあります。

常に照準みたいなものを表示しておいてほしかったですね。

致命的な失敗と書きましたが、本当に致命的で、

文字通り死にます。

少女も死にますし、自分も死にます。

ある意味臨死体験ゲームです。

しかも死に方がえぐいです。

この部分にかなりの力が入れられていますね。

もしかしたらここがメインコンテンツなのかもしれません。

可愛い少女が登場して、微笑ましい感じのゲームなのかと思ったら

とんでもない残虐なゲームでした。


このゲームはパズルを解いて部屋から出るという脱出ゲームみたいな感じです。

音の順番を記憶して再現するようなパズルとは言い難いものもあれば、

将棋みたいなゲームをやらされることもあって様々な趣向が凝らされています。

ルールが分からなくて初見じゃ無理でしょといいたくなる理不尽なものもありました。

紙に書いて解きたくなるようなガチのパズルもあって難易度は高め。

メモ取りたくてもVRだと取れないんですよね~。

書くことはできても読むことができないです。

こんなパズルをVRで出題するな!と思いました。

その部屋では5問連続で正解しないといけなくて、

5問目はちょっと勘弁してよといいたくなる難易度でした。

ここで間違えたらまた1問目からやり直しになると思うと、

絶対に間違えられないと思って頭の中で考え考え検証して

30分くらいかけてなんとか正解しました。疲れました。


ロープを焼き切るパズルはなかなか斬新で面白かったです。

これも初見では無理な理不尽な要素はありましたが。

やり直すときに最初の問題からにならなかったので許しましょう。


多少難しくてもじっくり考えて解けばいいと思っていたら、

時間制限があったり、アクションみたいなところもありました。

限られた時間の中でピンチを切り抜ける方法を見つけないといけなくて、

私はそこで何回も何回もやり直すはめになりました。

このゲームは失敗するとかなりの精神的ダメージを受けるので

こういうのはやめてほしかったです。


ストーリーは訳分からないです。

部屋を脱出して屋外に出たと思ったら、結局最初の部屋に戻ります。

シーンがつながっていなくて意味不明です。

これは恐らくクローンですね。

同じ人物に見えても肉体的には別人なのです。

死んだら新しい肉体に魂が移植されて再スタートするのです。

屋外に出た場合も気付かないうちに殺されているのでしょう。

モニターで監視している場面も出てきましたし。

きっとマッドサイエンティストの実験台にされているのだと思います。


臨場感はありますが、無駄に時間がかかると感じるところもあり、

テンポが悪いと思いました。

すべての部屋に行くには同じパズルをもう1回解かないといけない場合もあり、

とても面倒に感じました。

すべての部屋のパズルを解いても結局最初の部屋に戻ってくることになり、

このゲームは終わりがないように思われました。

もしかしたら屋敷から出た後のちょっとしたムービーがエンディングだったのかもしれません。

それ以上進展がなさそうでしたので、ここで終えることにしました。

もやもやしてすっきりしない気分です。


65点。

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