Hollow Knight

 特にやりたいゲームがなく、過去のフリープレイのゲームを

ちょっとずつ試してみましたところ、

当ゲームの操作感がなかなかよかったのでやってみることにしました。

探索型2Dアクションゲーム。

こういうのをメトロイドヴァニアというらしいです。

あんまり期待していなかったのですが、やってみたら面白い。

レスポンスがよくて思い通りに動かせる気持ち良さがあります。

アクションゲームはこれが最重要ポイントだと思いますね。

システムもシンプル。

難易度選択すらありません。

数時間遊んだ時点で、

攻撃方法は剣だけ。

ゲーム内では剣ではなく釘と言っていましたが。

武器を切り替えたりする煩わしさが全くありません。

左右はもちろん、真上や真下にも攻撃できるところは珍しいと思いました。

防具は初期装備の仮面だけ。

レベルもない。スキルもない。特殊能力もない。

ファストトラベルもない。

銀行もない。

しゃべらない。

ムービーもイベントもない。

ないない尽くしです。

銀行がないのは困りましたね。

このゲームでは死ぬと所持金が0になってしまうのです。

コツコツ溜めたお金が一瞬でゼロになります(泣)。

最後にセーブした状態に戻る方がよっぽどましです。

雑魚相手でも油断しているとうっかり死にます。

ダメージを受ける地形があるところだと、

敵の攻撃を受けて飛ばされて地形ダメージを受けて、

と連鎖的にダメージを受けることがあって、

あれよあれよという間に死んだりします。

どんなに高いところから落ちても落下ダメージがないのは凄いと思いました。

進めていくと、ないと思っていたものがあったりしました。

死んでなくしたお金もある条件を満たせば取り戻すことができたりします。

できることが少しずつ増えていき、行けるところも増えていきます。

あちこちを探索して強敵を倒したり、アクセサリを見つけたり、イモムシを助けたりします。

そういえばこのゲームは虫がたくさんでてきます。

虫といっても気持ち悪いものではなく、どことなく愛嬌があります。

なかなか一貫性のある世界観です。

このゲーム、なかなか難易度が高いです。

アクションゲームが苦手な私にはきつかったです。

まず強敵との戦闘が難しい。

雑魚は簡単なんです。

2,3回の攻撃で倒せますし、ダメージを受けてもすぐに回復できます。

敵を攻撃するとソウルというものが溜まり、それを消費することで回復できるのです。

この回復システムは秀逸だと思いますね。

全く回復できないと少しずつのダメージが蓄積されていつかは死んでしまいます。

なのでなんらかの回復手段は欲しいところですが、

ポーション等のアイテムだと個数のバランスが難しい。

個数が少ないとものすごい貴重品になってしまいますし、

多すぎると回復し放題で緊迫感がなくなります。

ちなみにこのゲームでは基本的に消費アイテムはありません。

動かずにいると少しずつ回復するというゲームもありますが、

ゲームで何もしないできない状態になるのは嫌ですよね。

このゲームでは回復したくなったら弱い敵を倒しに行けばいいのです。

敵が弱いところでは余裕で回復でき、

敵が強いところでは回復がおいつかなくて死ぬこともある

という適切なバランスになっていると思います。

ボス戦だとソウルによる回復を行っている暇がほとんどないので

回復し放題になることもなく、緊迫した戦いが楽しめます。

緊迫というか私の場合はボスには瞬殺されまくってましたね(笑)。

レベルを上げたり高性能の装備品を買ったりするということができないので、

ごまかしがきかないのです。

頼れるのは自分の腕だけです。

小ボスにも最初は苦戦しました。

小ボスとは(私がそう呼んでいるだけですが)雑魚とは別格の強さではあるけれど、

ボスとまではいかない存在。

ボスは一度倒すと復活しませんが、小ボスは時間経過で復活します。

何回も戦っていると相手の行動パターンや立ち回りが分かってきて、

あっさり倒せるようになってくるのが面白いです。

小ボスは慣れるとダメージ0で倒すことが簡単にできるようになりました。

ポスは攻撃も激しいしパターンも多彩で難しくなっています。

立ち回りが分かっても咄嗟に反応できなかったり操作ミスしたりで

なかなか勝ち切ることができません。

ホーネットは100回くらい挑戦した気がします。

可愛くて倒すのがもったいないと思ったせいもあります(笑)。

レーザーを発射しまくるやつも何十回とやりました。

こいつがまた、セーブポイントから遠いところにいるので、

やり直すのも大変でした。

何十回もやっていると移動の仕方も段々洗練されていって、

タイムアタックができるくらいの巧さになりました(笑)。

移動も難しいです。

毒の沼とか針の床とかトゲトゲ植物とか、ダメージを受けるものがたくさんあります。

もちろん敵もいます。

それらを攻撃したりよけたりしながら進むのは難しいです。

マリオにでてくるドッスンみたいなトラップとかレーザーが飛び交う地帯とか、

難所がごろごろあります。

タイミングがとってもシビアだったり、連続でジャンプを決めないといけなかったり、

要求されるアクションが半端じゃないです。

パズル的な面白さがあるところもありました。

体力が尽きそうになったので戻ろうと思っても、

戻る方が難しかったりして、どうしようもなくなることもありました。

難所続きでもう無理と思うところもありましたが何十回も挑戦してなんとか通りました。

ものすごく苦労したところもありましたが、

攻略順を間違えたかもしれません

攻略順を変えればぐっと楽になったかもしれません

難しい分、達成感はすごいですね。

マップもかなり広くて結構なボリュームがありました。

倒せる気がしなくて後回しにした(諦めたとも言う)ボスもいましたが、

ラスボスを倒すことはでき、なんとかクリアすることはできました。

クリア後に表示された達成率は94%！

上出来ですね。

プレイ時間は約86時間。

十分楽しめました。

後回しにしたものは見なかったことにして、これで終わりにします。

85点。

よくぞこの高難易度のゲームをクリアすることができたものです。

過去に挫折したゲームに再挑戦する気がでてきました。

私が途中でやめたゲームはたくさんありますが、

途中の敵が倒せなくて諦めたゲームといえば、

Owlboyとかテスラグラッドが思い出されます。

テスラグラッドを再開してみようかと思います。