2021年8月1日日曜日

読書メーター まとめ(2021年7月分)

 2021年7月の読書メーター

読んだ本の数:32冊

読んだページ数:10504ページ

ナイス数:171ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly

■怪盗クイーン 煉獄金貨と失われた城 (講談社青い鳥文庫)

★★★☆☆

毎日がエブリデイじゃなくてホリデーみたいなクイーンが夏休みのために頑張る話?登場人物が多くてごちゃごちゃしているけれど、にぎやかで楽しいとも言えます。あまりシリアス感がないけれど、コミカルで楽しいとも言えます。

読了日:07月30日 著者:はやみね かおる,K2商会

https://bookmeter.com/books/18112005


■人類最強のヴェネチア

★★★☆☆

これまでのタイトルの傾向からヴェネチアって愛とか恋とかに関係のある単語なのかなと思ったら、水の都のことでした。溺殺魔の話はまあまあ面白かったけれど、そもそものケーニヒスベルクの橋問題についてが戯言にしか思えなくて辛かったです。あとは「天才で可愛い私」というフレーズがくどすぎでした。

読了日:07月30日 著者:西尾 維新

https://bookmeter.com/books/16705404


■海狼伝 (文春文庫)

★★★☆☆

信長もちらっと登場する時代の、主に海賊の話。主人公笛太郎の荒波に揉まれるような人生を描いています。主人公でも最強だったり万能ではないところがよいですね。ちょっと物足りないところもありましたが楽しめました。特に終盤はわくわくする面白さで、前途洋々という感じで終わりました。「海王伝」が続編のようなですので、そちらも読んでみたいと思います。

読了日:07月29日 著者:白石 一郎

https://bookmeter.com/books/573646


■クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り (C・NOVELSファンタジア)

★★★☆☆

クラッシュ・ブレイズシリーズ2巻。それぞれレティシア、ジンジャー、ジャスミンを中心とする3編を収録。著者は「職人のプライド」というタイトルにしたかったらしいです。私なら「プロフェッショナルの矜持」にしたかも。ジンジャーはあまり好きなキャラではなく、ジャスミンの話は二番煎じ感が拭えず。レティシアの話が一番面白かったですね。

読了日:07月28日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/566694


■宇宙【そら】へ 上 (ハヤカワ文庫SF)

★★★☆☆

巨大隕石落下による気候変動で人類の絶滅が予測される事態となり、脱出のために宇宙開発に力を入れることになります。序盤の隕石落下直後の辺りが一番面白かったです。その後は人類存亡の危機のはずなのにそういう切迫感がなく、一番の問題がエルマの個人的なトラウマというスケールの小さい話になってしまいました。

読了日:07月27日 著者:メアリ・ロビネット・コワル

https://bookmeter.com/books/16152599


■怪盗クイーンからの予告状 怪盗クイーン エピソード0

★★★☆☆

「怪盗クイーンからの予告状」「出逢い」「初楼 -前史-」の3編。最初の二つは読んだことあるなあと思ったら、アンソロジーとかに収録されていたものをまとめたものだったようです。3つ目は大して面白い内容ではなかったので読んだとしても忘れていたでしょう。一つ目は再読でも十分に面白かったです。こういうのが読みたいんですよね。

読了日:07月26日 著者:はやみね かおる,K2商会

https://bookmeter.com/books/15577265


■掟上今日子の鑑札票

★★★☆☆

今回は長編で、忘却探偵のアイデンティティーに迫ります。右往左往する冤罪王厄介の活躍も楽しめました。これが最終巻かと思うような衝撃の展開でしたが、まだまだ続くみたいです。色々と無理は感じますけど、細かいことは気にしないでつきあいたいと思います。

読了日:07月26日 著者:西尾 維新

https://bookmeter.com/books/17721442


■Merriam-Webster's Vocabulary Builder

★★★☆☆

辞書みたいに見える本でしたが、読み物としても楽しめる内容でした。メインは語源を軸とする英単語の解説。全部英語なのである程度の英語力は必要です。知っている単語についても理解が深まり、初見の単語の意味を推測する力もつきます。確認テストもついていました。私はテストは飛ばしてとにかく一度読みました。個人的にはテストはいらないので、その分説明を増やしてほしかったと思います。

読了日:07月26日 著者:Mary W. Cornog

https://bookmeter.com/books/582144


■クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン (C・NOVELSファンタジア)

★★★☆☆

クラッシュ・ブレイズシリーズの1巻。暇人となった怪獣夫婦がとある宙域で起きている事件を調査に行く話。ルウはいいとしてリィとシェラの参加は無理矢理感が否めないですね。ファンタジー寄りでいまいちでした。ラー一族の力には頼りなくないとか言っていた割に今回は頼りっぱなし。人間が起こした問題は人間の力だけで解決してほしかったと思いました。


読了日:07月26日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/566692


■わたし、聖女じゃありませんから (Mノベルスf)

★★★☆☆

罠に嵌められて追放された元聖女のお話。善人と悪人がきっちり分かれていたりして、分かりやすくていいです。ロマンス要素も楽しめました。むしろこれがメインですね。続編も出るみたいですけど、本書のハッピーエンド感が強かったのであまり読みたくないみたいな。

読了日:07月26日 著者:長月 おと

https://bookmeter.com/books/17128797


■怪盗クイーン モナコの決戦 アナミナティの祝祭・後編 (講談社青い鳥文庫)

★★★☆☆

飴なめてーじゃなくてアナミナティの祝祭・後編。探偵卿vs怪盗クイーン。大人気ない二人の勝負が続きます。レースのロマン。温泉卓球大会。クイーンの過去。色々詰まっていましたけど面白さはそれなり。怪盗要素も入れてほしかったですね。

読了日:07月21日 著者:はやみね かおる,K2商会

https://bookmeter.com/books/14051390


■さよならよ、こんにちは (星海社FICTIONS)

★★☆☆☆

「悲しみよ こんにちは」という小説がありますね。読んでませんが。本書ではドラクエの竜王の話がでてきておおっとなりました。あまり共感できませんでしたが。他の話もどちらかというとつまらないです。これはルヴォワールシリーズにつながる話だと思われますが、あのシリーズのような面白さはありませんでした。

読了日:07月21日 著者:円居 挽

https://bookmeter.com/books/13563567


■鳥類学は、あなたのお役に立てますか?

★★★☆☆

著者は「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ」の人。鳥類学が実用的な意味で私の役に立つことはないと思いますが、娯楽としては楽しめます。柿の実に転生したり過去にタイムトラベルしたり、私には理解できないような高度な例えを駆使したり、ユーモア溢れる文章は面白く興味深い考察もありました。

読了日:07月20日 著者:川上 和人

https://bookmeter.com/books/17648368


■クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士 (C・NOVELSファンタジア)

★★★☆☆

クラッシュ・ブレイズシリーズ1巻と思って読んだのですが、パピヨンの名前は出てくるし、明らかに話が飛んでいます。調べてみたら15巻でした。Amazonに騙されました。内容はまあそれなりで、シェラの泣き落としが笑えました。本物の1巻は「嘆きのサイレン」のようですので、気を取り直してそちらを読み直したいと思います。

読了日:07月19日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/580022


■革細工師はかく語りき (マッグガーデンノベルズ)

★★★☆☆

勇者候補として異世界に呼び出された少女がとある革細工師の指導を受けることに。指導といっても崖から突き落とす感じですが。彼女の成長物語だと思って読んでいたのですが、違いました。その革細工師がとんでもない奴で、彼がやりたい放題やらかす話でした。面白くないことはないけれど、彼の語りとかがあわなくて微妙でした。

読了日:07月19日 著者:卯堂成隆

https://bookmeter.com/books/11091286


■怪盗クイーン ニースの休日 アナミナティの祝祭・前編 (講談社青い鳥文庫)

★★★☆☆

アナミナティの祝祭・前編。怪盗クイーンと探偵卿が三本勝負で対決することに。どうせ一勝一敗になって三本目で決まるんでしょう。本書は一本目が決まったところまで。それにしてもなんで探偵と怪盗の勝負がカジノやレースなんでしょう。もっとそれらしい勝負にしてほしいですね。まあそれなりの面白さでした。

読了日:07月19日 著者:はやみね かおる,K2商会

https://bookmeter.com/books/13951823


■四元館の殺人 ―探偵AIのリアル・ディープラーニング (新潮文庫)

★★★☆☆

AI探偵シリーズ第三弾。今回も2人?の対決が始まります。

色々と無理があって、ミステリーというよりとんでもSF。水平線を越えて宇宙に飛び出してしまったような話でした。細かいことを気にしなければ楽しめます。

読了日:07月16日 著者:早坂 吝

https://bookmeter.com/books/18129464


■ヒトコブラクダ層ぜっと(下)

★★★☆☆

タイトルの意味も明らかになりました。まさかZがあれのことだとは。なんかホラーゲームみたいになったり、とんでもSFみたいになったりで、あまり古代文明のロマンが感じられる話ではありませんでした。面白いことは面白いけれど現実味が薄くて微妙な話でした。

読了日:07月15日 著者:万城目 学

https://bookmeter.com/books/18126157


■天使たちの華劇―暁の天使たち 外伝〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)

★★★☆☆

外伝というか短編集ですね。教授から迫られたり棒術指南をしたり女装したり服作りを頑張ったり、一般市民にはなり切れない者たちのエピソードが楽しめました。これにて暁の天使たちシリーズはおしまい。次はクラッシュ・ブレイズですかね。

読了日:07月14日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/567583


■大地の宝玉 黒翼の夢 (講談社文庫)

★★★☆☆

史述家の朱可が史書を書くための取材の旅に出る話。といってもお気楽な旅行ではなく、何の後ろ盾もなく危険極まりない決死の旅なのです。行動力があってなかなか好感の持てるキャラです。そこに裏雲も絡んできます。宇春もいました。

まさに外伝で、本編とは違った物語が楽しめました。

読了日:07月13日 著者:中村 ふみ

https://bookmeter.com/books/17967904


■怪盗探偵山猫 深紅の虎

★★★☆☆

シリーズ6巻。めまぐるしく変化する展開が面白いです。無理を感じるところがあったり、振出しに戻るみたいながっかり感があったりはしましたが、楽しめました。これで完結と聞いていたのですが、あとがきによるとまた何か書く気になったようです。

読了日:07月12日 著者:神永 学

https://bookmeter.com/books/14420762


■薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

薬剤師が薬の知識を披露したり、診断ミスを指摘したりする話。薬は用法、用量をきちんと守らないといけませんよということがよく分かります。謎解きというよりトラブル解決なのであまりミステリーという感じはしませんでした。つまらなくはないけれどもっと読みたいと思う程の魅力はなかったです。

読了日:07月12日 著者:塔山 郁

https://bookmeter.com/books/13727117


■ヒトコブラクダ層ぜっと(上)

★★★☆☆

何やら超能力を持つ三つ子の兄弟が恐竜の化石を発見しようとする話?その能力の内容が明かされるまでは情報が小出しでもどかしかったです。時系列も前後してなかなか話に入れませんでしたが、どこへ行こうとしているのか全然先の見えない展開に翻弄されつつも楽しめるようになってきました。古代文明のロマンが感じられそうな壮大な話ですね。下巻も楽しみです。

読了日:07月12日 著者:万城目 学

https://bookmeter.com/books/18125925


■舞闘会の華麗なる終演―暁の天使たち 外伝〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)

★★★☆☆

暁の天使たちは6巻で完結したことになっていたけれど、その補足と後日談。あまり外伝という感じではなかったですね。お菓子を作るだけで周りを慄かせるリィや人外生物たちに囲まれる哀れなダンなど、笑えました。

読了日:07月09日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/567581


■武装メイドに魔法は要らない (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

異世界に召喚されて武装メイドとなったマリナが戦う話。「魔法は要らない」というタイトルですけど、魔法を使ってますよね?そもそも存在自体が魔法です。敵はなかなか手強くて緊迫した戦いが楽しめました。最後の一撃はすごかったです(笑)。テンポが良くて面白く、泣けるところもありました。

読了日:07月08日 著者:忍野 佐輔

https://bookmeter.com/books/17559080


■ゾウに魅かれた容疑者 警視庁いきもの係

★★★☆☆

警視庁いきもの係シリーズ第6弾。今回は珍しく長編だゾウ!仲間の定時連絡が途絶え偽造パスポートで海外に飛んでゾウ使いとなって悪の組織と戦うアクション巨編!(笑)。このシリーズは薄圭子のキャラが強烈で楽しいですね。

読了日:07月07日 著者:大倉 崇裕

https://bookmeter.com/books/18175445


■老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます6

★★★☆☆

転移というかそれに付随する能力で何でもできそうなので、

うまく使えば金貨8万枚なんて簡単に貯められそうです。あっち行ったりこっち行ったりであまり話の連続性がなくてTSSみたいです。TSSとはトキシックショック症候群、じゃなくて!タイムシェアリングシステムのこと。私はコンピュータじゃないのでそういう処理は苦手なのです。

読了日:07月06日 著者:FUNA,東西

https://bookmeter.com/books/18125523


■Trust Your Eyes

★★★☆☆

メインのキャラはマップマニアのトーマス。ひきこもってネットで世界のストリートビューを見て回るのが仕事だと思っている男です。彼はある日、殺人の瞬間?が映っている画像を見つけてしまい、事件に巻き込まれることに。結構ボリュームがあって読むのに時間がかかりました。長さが気にならないほどの面白さはなく、だらだら長いという印象でした。

読了日:07月05日 著者:Linwood Barclay

https://bookmeter.com/books/18129988


■天使の舞闘会―暁の天使たち〈6〉 (C・NOVELSファンタジア)

★★★☆☆

ルウの暴走の巻。スケールが大きすぎて、怪獣夫婦が普通の人に思えてくるレベル。あまりにぶっ飛んでいるので逆に面白みが薄くなっています。触らぬ神に祟りなしですね。

読了日:07月05日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/567579


■後宮茶妃伝 寵妃は愛より茶が欲しい (富士見L文庫)

★★★☆☆

「転生少女の履歴書」の著者の別シリーズ。と思いましたが、綺麗に終わっているのでこれで完結かも。主人公はお茶が好きすぎて変人レベルの少女、采夏。お茶に関しては人間離れした能力を持っています。うっかり後宮に入ってしまい皇帝と出会うことに。ちょっと軽すぎるところはありますが、軽快で面白くて楽しく読めるお話でした。

読了日:07月05日 著者:唐澤 和希

https://bookmeter.com/books/17683464


■【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」文庫グランプリ受賞作】甘美なる誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

誘拐だけでなく殺人や詐欺もありました。複数視点で話は進みますが、ヤクザの下っ端の話が多くてあまり話に引き込まれませんでした。最後はハッピーエンドみたいになるけれど、たまたまというか超低確率でしか起こらないはずのアレがあったおかげ。仕掛けがバレバレのところがあったのでもっと巧く見せてほしかったです。今後に期待というところですね。

読了日:07月02日 著者:平居 紀一

https://bookmeter.com/books/17720256


■ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4.5 (MF文庫J)

★★★☆☆

試験も終わって豪華客船で夏休みを満喫する生徒たち。束の間の休息ですね。と思いきや、氷山に衝突して沈みゆく船の中でパニックに陥る乗客たち・・・なんて派手な展開はありませんでした。話が進んだりあっさり終わったりしたものもありますが、せっせと色々仕込んでいますねという印象。次の試験も楽しみです。

読了日:07月01日 著者:衣笠彰梧

https://bookmeter.com/books/18002023

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