2022年2月1日火曜日

2022年1月の読書メーターまとめ

 読んだ本の数:34冊

読んだページ数:10964ページ

ナイス数:208ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2022/1

■天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ15冊目。

また時間をさかのぼって別の話が始まったときにはちょっとうんざりしてしまいましたが、いよいよ終局という感じでわくわくさせてもくれました。残り2冊。人類の未来はどうなるのでしょうか。

読了日:01月31日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/13244896


■マッサゲタイの戦女王

★★★☆☆

古代オリエントの一大叙事詩。すんなり入り込めて読みやすく、なかなかの面白さでした。恋する乙女であったタハーミラィが色々あって変わっていきます。それでも変わらない想いもあったりして切ない話でした。

読了日:01月31日 著者:篠原 悠希

https://bookmeter.com/books/16989922


■新米錬金術師の店舗経営05 冬の到来と賓客 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

今回は王族からの依頼を受けたり領主の相手をしたり、最後には結婚!?領主の名前とか、著者のネーミングセンスもちょっと残念だと思います。このシリーズは各巻が切りよく終わっているし、さくさく読める文章でいいですね。6巻も発売されたら読みたいと思います。

読了日:01月31日 著者:いつきみずほ

https://bookmeter.com/books/18475426


■日本衆愚社会 (小学館新書)

★★★☆☆

エスカレーターの片側空け問題やハロウィンの話は衆愚社会という感じはありましたが、他はあんまり。私も知らなかった事柄が色々指摘されていて、それは正しいのでしょうが、問題の本質とはあまり関係ないんじゃないかなと思うこともしばしば。各回の文章が短くて物足りないです。もっときちんと論じて欲しいなと思いました。

読了日:01月28日 著者:呉 智英

https://bookmeter.com/books/13019143


■聖女様は残業手当をご所望です ~王子はいらん、金をくれ~

★★★☆☆

ストリート・チルドレンだった少女が女神のお告げによって聖女にされてしまった話。彼女は聖女のふりはできるけれど信仰心のかけらもない守銭奴で、色々と問題を起こしたりします。コミカルでまあまあの面白さでした。

読了日:01月27日 著者:山崎 響

https://bookmeter.com/books/17573723


■天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ14冊目。人類同士で戦ったり姉妹で対立するなど悲しい状況です。戦いを止めるために動く者たちが奮闘。300年かけた計画も最終段階。いよいよ残すところあと1巻です(3冊だけど)。

読了日:01月26日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/11204622


■記憶の中の誘拐 赤い博物館 (文春文庫 お 68-3)

★★★☆☆

未解決だった過去の事件を解き明かす緋色冴子シリーズ第二弾。短編5個。ちょっと強引な決めつけだと感じるところはありましたが、どれも意外な真相で楽しめました。切れがあってよいです。登場人物にはもっと魅力が欲しいとは思います。

読了日:01月25日 著者:大山 誠一郎

https://bookmeter.com/books/19031452


■新米錬金術師の店舗経営04 ちょっと困った訪問者 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

今回はちょっと困ったどころではない変人研究者の護衛任務を引き受けてしまったアイリスたちの大冒険(笑)の話。万が一の事態に備えてサラサが色々持たせていましたが、それが役に立ってしまうのがお約束です。やっぱりサラサは普通の錬金術師ではなかったことも確認できました。

読了日:01月24日 著者:いつきみずほ

https://bookmeter.com/books/16085595


■探偵ハイネは予言をはずさない (小学館ジュニア文庫 な 2-50)

★★★☆☆

「華麗なる探偵アリス&ペンギン」シリーズ著者の新シリーズ開幕。アリペンに比べれば現実寄りなミステリー。その分無理を感じるところもあるし、あまり新鮮味もなし。軽く読めてまあまあ楽しい話でした。

読了日:01月24日 著者:南房 秀久

https://bookmeter.com/books/18887712


■探花―隠蔽捜査9―

★★★☆☆

今回は米軍基地の近くで発生した殺人事件。神奈川県警に赴任してきた同期の男があやしげな様子を見せたり、海外留学中の息子が逮捕?されたりもしていました。面白いことは面白いのだけれど全然ハラハラすることもなく、淡々と終わってしまった感じでした。

読了日:01月24日 著者:今野 敏

https://bookmeter.com/books/19169554


■天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)

★★★☆☆

シリーズ13冊目。シェパード号あるある探検隊の一行に仲間が増えたり、とんでもない真実が明かされたり。驚きましたけどなるほどとも思いました。どんなに可能性が小さくてもそれに賭けてみたくなる気持ちは分かります。果たしてその努力は報われるのでしょうか。

読了日:01月21日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/10126259


■お電話かわりました名探偵です (角川文庫)

★★★☆☆

110番にかかってきた電話のやりとりだけで真相を見抜いてしまう人物の話。タイトルにひかれて読んでみましたが、このセリフは出てこなくて、想像していたノリとは違いました。謎解き部分はなかなか面白かったです。ラブコメっぽい要素のおかげで砕けた雰囲気になっていて、軽く読めます。腰が砕けそうだったのでリダイアルはやめておきます。

読了日:01月20日 著者:佐藤 青南

https://bookmeter.com/books/17052719


■新米錬金術師の店舗経営03 お金がない? (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

今回はアイリスの実家の問題のために奮闘するサラサ。ヨク・バールの次はホウ・バールが登場。二人出すならゴウ・ヨークとドン・ヨークくらいの揃え方をして欲しいですね。結果、アイリスたちはますますサラサから離れられなく、いや、離れたくなくなってしまうのでした。

読了日:01月19日 著者:いつきみずほ

https://bookmeter.com/books/15436712


■華麗なる探偵アリス&ペンギン ダンシング・グルメ (小学館ジュニア文庫 な 2-18)

★★★☆☆

注文の多い料理店からの脱出劇「苦情の多い料理店」。あるアイドルへの嫌がらせ事件や人探しの依頼を解決する「コールドケース」。父が送ってきた水晶ドクロがもたらす呪いの事件「クリスタル・スカルの呪い」。相変わらず軽々と読めて楽しいです。

読了日:01月19日 著者:南房 秀久

https://bookmeter.com/books/19069602


■天才王子の赤字国家再生術11~そうだ、売国しよう (GA文庫)

★★★☆☆

帝位争奪戦ついに決着!ウェインも大きな活躍はしていますが、今回はあまり主人公という感じではなかったですね。それでも十分な面白さはありました。何やら不穏な動きがあるようで、次回は意外な人物が敵に回るかもしれません。

読了日:01月18日 著者:鳥羽徹

https://bookmeter.com/books/19075596


■天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ12冊目。読者共々騙されていたメニー・メニー・シープの住人たちが真実を知って文字通りびっくり仰天。咀嚼者たちとの戦いが始まる!一方、真実を求めて塔を探索する一行の冒険も語られます。先が読めなくて面白くなってきました。

読了日:01月17日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/9057614


■行動心理捜査官・楯岡絵麻 vs ミステリー作家・佐藤青南 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

楯岡絵麻シリーズ第9弾?容疑者の開き直りっぷりは面白かったけれど、タイトルは残念。「佐藤青南」であることに何か意味があるのかとずっと気になっていたのですが、特に何もなくてがっかり。これまでは一応の統一感があったのに、それを崩してまでこのタイトルしてしまうとは。「クライム・ノベル」とかでよかったのに。あと、西野の彼女はどうなったんでしょうか?

読了日:01月17日 著者:佐藤 青南

https://bookmeter.com/books/17904434


■新米錬金術師の店舗経営02 商売をしよう (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

今回は素材集めのためにコウモリと戦ったり、盗賊や悪徳商人をやっつけたり、商品開発を頑張ったり。立ち回りがうまくてあまり新米らしさがないですね。それにしても悪徳商人の名前がヨク・バールって、ひどいネーミングです(笑)。

読了日:01月17日 著者:いつきみずほ

https://bookmeter.com/books/14694917


■推理大戦

★★★☆☆

アメリカのAI探偵、ウクライナのクロックアップ探偵、日本の五感探偵、ブラジルの霊視探偵などが聖遺物をかけた謎解きゲームに挑む話。推理の詰めが甘いのは早い者勝ちのゲームだったからでしょうね。終盤のいくつかの指摘は私も思っていたことだったのであまり驚きはなかったですが、各探偵の能力やキャラが際立っていて面白かったです。

読了日:01月14日 著者:似鳥 鶏

https://bookmeter.com/books/18351031


■蜘蛛ですが、なにか? 16 (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

白と黒の神の戦いが続く中、他の面々の動きが次々に視点を切り替えながら語られます。このせいで主人公視点が少なかったのは残念ですが、予想外の展開もあって面白くはありました。そしてエンディング(笑)。読後感もなかなかよかったです。これにて一応の完結。外伝とかは書くかもしれないとのことです。

読了日:01月13日 著者:馬場 翁

https://bookmeter.com/books/18746748


■天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ11冊目。ようやく1巻に追いつきました。1巻ではセアキ・カドム視点だったところがイサリ視点で語られたりします。ここに至るまでが長すぎて1巻の内容をおぼろげにしか覚えていないのが残念です。それにこういう構成だとどう繋がるのだろうという雑念が入るので好きではないですね。これからは純粋にお話を楽しめそうです。

読了日:01月12日 著者:小川一水

https://bookmeter.com/books/8098031


■ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

楯岡絵麻シリーズ第8弾。短編4個。時間が巻き戻ったかと思うようなものもありました。主人公以外の人の活躍が多く感じられました。西野は突き落とされそうな嫌な予感がしますね。今回もよく分からないタイトルだったなーと思いきや最後の最後でそう来たか!となりました。

読了日:01月11日 著者:佐藤 青南

https://bookmeter.com/books/15355554


■新米錬金術師の店舗経営01 お店を手に入れた! (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

王立錬金術師養成学校を卒業したサラサが辺境の地でお店を開く話。地道に商売をするほのぼのした話かと思ったら最後は恐ろしい戦いとなりました。その辺は錬金術師のイメージからはかけ離れていましたが、まあまあ普通の面白さでした。2巻も読んでみたいと思います。

読了日:01月11日 著者:いつきみずほ

https://bookmeter.com/books/14367063


■A Good Girl's Guide to Murder (A Good Girl’s Guide to Murder)

★★★☆☆

邦題は「自由研究には向かない殺人」。女学生が自由研究のテーマとして殺人事件の調査をする話。章によって字の大きさが変わるのが読みにくいです。小さすぎて読めないところすらありました。彼女はなかなか知的な人物だと思ったら、結構無茶をやらかしてひどい目にあったりしています。終盤は意外な展開を見せ、なかなか面白かったです。

読了日:01月11日 著者:Holly Jackson

https://bookmeter.com/books/16627439


■蜘蛛ですが、なにか? 15 (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

大きな戦いを終えて説明会開催の回。あの彼女にまともな説明が出来るのか!(笑)。ひと段落して落ち着いたと思ったら、いきなりのクエスト発動で状況は急変。いよいよ次が最終巻らしいです。どういう結末が待っているんでしょうね。

読了日:01月11日 著者:馬場 翁

https://bookmeter.com/books/18746729


■天冥の標VII 新世界ハーブC (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ10冊目。そして二人はめでたく結ばれ、新世界で幸せに暮らしましたとさ。なんて甘い話にはならないんですね。人類存続が危ぶまれるような状況です。まあそういうことだろうとは思っていましたが、ようやくメニー・メニー・シープが出てきました。ちょっと長すぎでしたね。

読了日:01月07日 著者:小川 一水

https://bookmeter.com/books/7858069


■セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

楯岡絵麻シリーズ第7弾。今回も長編で、宗教団体絡みの殺人事件に挑みます。あれ?西野が?いい人に?描かれているよ?これまでとは一味違う西野に驚きました。心理学の薀蓄とかはちょっと食傷気味ですね。

読了日:01月06日 著者:佐藤 青南

https://bookmeter.com/books/13190160


■再就職先は宇宙海賊 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

異星人の遺物を探すことを命じられていた主人公がなんだかんだあって宇宙海賊となる話。予想外の展開を見せてくれて感心したところはあったけれど、タイトルが先行しているせいで読めてしまうところが多くていまいち楽しめませんでした。「人生何が起こるか分からない。だから面白い」とシェイクスピアも言っていマス(嘘)。


読了日:01月06日 著者:鷹見 一幸

https://bookmeter.com/books/12742648


■7.5グラムの奇跡

★★★☆☆

「線は、僕を描く」の著者の2作目。7.5グラムは眼球の重さでしょうね。眼はブラインド・ウォッチメーカーが作りし奇跡の作品なのです!ミステリ要素はあまりなく、お仕事小説的。視能訓練士という聞いたことのない職業で新鮮でした。不器用で粗忽な感じの主人公だけど真摯な姿勢が感じられて好感は持てます。面白さは前作の方があったけれど、本作もなかなかよかったです。

読了日:01月06日 著者:砥上 裕將

https://bookmeter.com/books/18635194


■サイレント・ウィッチ II 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

モニカの非凡過ぎる能力は凄いですね。それを見せる表現力もなかなかです。そのくせ対人能力はダメダメで応援したくなるキャラです。今回もハラハラする場面がいくつもありました。2巻とも切りのいい終わり方なのもポイントが高いですね。次はチェスで何かやらかしそうです。3巻は2/10に発売予定みたいです。楽しみ!

読了日:01月06日 著者:依空 まつり

https://bookmeter.com/books/18585569


■天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

シリーズ9冊目。ようやく半分を越えました。なんかとばっちりで人類がひどい目にあっていますね。激動に次ぐ激動の展開で私も翻弄されました。

読了日:01月05日 著者:小川一水

https://bookmeter.com/books/6286305


■ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

楯岡絵麻シリーズ第6弾。今回は初の長編らしいです。記憶改竄の話ですね。人の記憶は簡単に書き換えられてしまうもの。具体的にどうやったのか疑問なところがあったり、矛盾を感じるところはありましたが。エンマ様の尋問テクニックがほとんど通用しない相手も登場し、新鮮味があって楽しめました。

読了日:01月05日 著者:佐藤 青南

https://bookmeter.com/books/12759796


■国王の受難-デルフィニア戦記外伝4 (C・NovelsFantasia か 1-78)

★★★☆☆

「王女誕生までの七日間」「鷹は翔んでいく」「国王の女難」「男の修業」「嵐の後」の5編。外伝らしいのは二人の結婚式用の衣装を仕立てることになった職人の話くらい。シェラが慣れない男装に苦労する話が一番面白かったです。既視感今更感が多かったですが、懐かしくて楽しめました。

読了日:01月05日 著者:茅田 砂胡

https://bookmeter.com/books/19027673


■老侍

★★★☆☆

それぞれ異なる老侍を主役とした6個の短編集。あまり馴染みのない人が多かったけれどそこがよいところでもありますね。戦国時代を長く生き抜いただけあって老練だったり老獪だったり。痛快な場面もあれば泣ける場面もありました。表紙も凄みが感じられてよいです。

読了日:01月05日 著者:吉川 永青

https://bookmeter.com/books/12571660

0 件のコメント:

コメントを投稿