2022年2月18日金曜日

風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス

 風来のシレンのPS5版とかPS4版を出してほしいと思っているんですが、

出る気配がないのでニンテンドースイッチで出たこれを遊ぶことにしました。

ついでに言うとアスカが面白いらしいので、何かで出してほしいなと思っています。


ニンテンドースイッチを久しぶりに起動しましたよ。

ちなみに私はテレビモードでしか遊びません。

コントローラーはJoy-Conではなく、別売りのProコントローラーを使います。

コントローラーはワイヤレスで、充電はケーブルを本体に挿さなくてもできます。

USBケーブルを任意の機器に挿せばよいです。

これで充電が無くなる心配をせずに遊べます。


風来のシレン5は昔DSで遊んだことがあります。

本作に「Plus」がついているのは、ダンジョンとかが追加されたからでしょう。

ゲームを始めると、ドットが粗くて古めかしさを感じます。

大画面でやっているためでしょうか。


イノリの里と呼ばれる小さな村にたどりついたシレンとコッパ。

まずは初心者の館でチュートリアル。

アイテムの説明とか敵の行動についてとか実地で教えてくれます。

たくさんのステージが用意されていて、各ステージの初回クリア毎に

ごほうびとして何らかのアイテムをくれるという大盤振る舞い!

クリアするのはとっても簡単で試練でもなんでもないのにもかかわらず。

アイテムとか敵モンスターを用意するだけでも大変だと思いますが、

小さな村の地下に何十ものステージがどうやって作られているんでしょう。

ものすごいテクノロジーを使っているとしか思えませんね。

他にはお店とかが一切ない小さな村なのに、

どうしてこんなすごい施設が用意されているのか。

これが最大の不思議かもしれません。

これを全部クリアしてから旅立とうと思っていたのですが、

できませんでした。

途中から難易度が上がってクリアできなくなった

というわけではなく、アイテムが持ち切れなくなったからです。

捨てるのはもったいないし、預けておくこともできなさそうでしたので、

仕方なく旅立ったのです。

ここは最後まで気持ちよくクリアできるようにしてほしかったですね。

別にごほうびなんてなくてもよかったんです。

後からこの村に戻ってくることができましたので、最後までクリアはしました。


イノリの里を旅立った私はいくつかの地形を経て大きな町にたどりつきました。

そこには色々な施設があって、町から出なくても十分楽しめます。

様々な種類のダンジョンが楽しめるダンジョンセンターという施設があるのです。

ここでは色々なダンジョンに挑戦することができます。

例えば石像の洞窟。

倉庫番と同じじゃん!と思ったものの、敵がでてきたりアイテムを使ったりで、

特有の面白さはありました。

アイテムやモンスターや罠などの特性をしっかり理解していないとクリアは難しいです。

逆にここの問題を解くことで様々な仕様が分かります。

結構頭を使うものがあってなかなかの面白さでした。

しかし、最後の問題は難しすぎませんかね。

配置が完全に分かっていればクリアできるとは思いますが、面倒過ぎて断念しました。

マインスイーパか!というものもありました。

これは運要素がかなり強いですね。

ヒントの数字から推測しても絞り切れないことは多いので結局は勘に頼るしかありません。

初級、中級、上級の三段階があって、中級までは割と簡単にクリアできましたが、

上級は何度やってもクリアできずに心が折れかけました。

なんとか一度クリアできましたが、二度とやりたいとは思いません。

他にもモンスターがみんなオーラ状態のものとか、夜のみとか、風が早く吹くものとか、

告りまくりのものとか、二撃で倒れるダンジョンとかたくさんあります。

このゲームにたくさんのダンジョンはあるけれど、特徴が微妙なものが。

多ければいいってものじゃないんですよね~。

もっと絞り込んでほしかったです。


グラフィックはぼちぼちですね。

大画面でやっているせいか、かなりドットが粗く見えます。

色使いがあまりよくなくて目に悪そうなところもありました。

移動速度は調整できるけれど、通常攻撃のモーションが遅く感じます。

長く放置していたせいなのかコントローラーの十字キーが固くて、

操作がしにくく感じました。

1歩だけ移動したいのに2歩も3歩も移動してしまうことがあって、

そのせいでピンチに陥ることもあるんですね。

あと、アナログスティックが邪魔ですね。

十字キーを押したときに触れてしまうことがあって、

上に進もうとしたら斜めになってしまったり。

Joy-Conは斜め移動がやりにく過ぎて駄目ですしね。

まあこれはこのゲーム自体の問題ではありませんが。

音楽はまあまあ。

UIは悪くはないんだけど、不思議の幻想郷をやった後だとちょっと不便と感じるところはありました。




タイトルで明らかなようにシリーズ第5作ですので、

色々と新要素が追加されていったものと思われます。

しかし、それが余計なものと感じられるものが多いですね。

例えば夜。

ダンジョンでは時間経過によって昼と夜になるのですが、

夜ははっきりいって面白くありません。

夜になると真っ暗で、たいまつを灯さないと周りも見えません。

敵は非常に強力で狂暴になります。

近くにいる者を見境なく攻撃し、レベルアップしたりします。

フロア移動直後だとあちこちでレベルアップして、

その度にレベルアップの音楽が流れてうるさく感じますし、

この処理のために移動が遅くなってイライラします。

夜の敵には通常攻撃はほとんど通用しません。

特殊な技でダメージを与えることはできるようになります。

但し、この技は使用回数に制限があるので際限なく使うことはできません。

使用回数は別フロアに移動すれば回復するので、

なるべく敵に見つからないように階段を探すか、

むしろ動かずにその場で足踏みして夜が明けるのを待った方がいいくらいです。

スリルはありますけど、楽しくないんですね。

あと昼と夜については、実時間との乖離が大きくて不自然過ぎます。

ダンジョンで戦闘をしているときはリアルタイムの感覚なのですが、

夜が来るとその感覚が崩れてしまうんですね。

大体お腹は減るのに眠らなくてもいいってどういうことですか。

何日も不眠不休でダンジョンに潜っていることになります。

階段の位置が分かる技を習得すると、簡単に次のフロアに行けるようになり、

ますます面白みは薄れます。

技といえば、究極の技があるとか言われて、それを習得するために

結構な手間をかけさせられたのですが、

いざ習得してみたらほとんど使えない技でがっかりでした。

夜についてはいい思い出がありません。

この仕組みを入れるためには結構なコストがかかっていると思うんですね。

こんなものをわざわざ手間をかけて実装するなと言いたいです。


新種道具システムについて。

アイテムを甕に入れておくと変化するというシステム。

待たされるのが実時間の1日とか、やめてほしいですね。

どんどんよくなるだけならいいんですが、長期間放置しておくと、

台無しになってしまいます。

毎日強制的に遊ばせようとしているんですかね。

オンラインゲームじゃないんですから。

週末しか遊べないこともありますし、

長いダンジョンは攻略に何日もかけることだってあるんですよ。

ダンジョンに潜っている間は甕のチェックなんてできませんから。

このシステムが足枷になってしまいます。

ダンジョンから帰ってきたら変化が進むとか他にやりようはあったと思うのですが。

最初に使える甕は2個だけですが、全部で6個置いてあるので、

ストーリーを進めると1個ずつ解放されるのかと思ったら、

あるタイミングで一気に全部使えるようになって拍子抜けでした。

更に、一度登録した新種道具が取消できない!

間違って登録してしまっても取消できないんですよ~。

軽い気持ちで登録してみたら取消する方法がないという。

うまいこと言って契約させて解約させないという悪質商法みたいなシステムです。


名前が紛らわしいアイテム。

例えば壺増大の巻物に対して、壺増犬の巻物。

読むと犬が呼び出されるというわけの分からないもの。

くだらなさ過ぎて世界観がぶち壊しですよね。

こういうしょーもないアイテムがいくつもあって、

アイテム数が無駄に多くなっているせいで図鑑からの登録も面倒だし、

鑑定にも手間がかかります。

嫌らしい特技をもったモンスターとかなら

プレイヤー対モンスターの戦いとして許容できますが、

こういうアイテムは何と戦っているのかよく分かりません。

ただの嫌がらせとしか思えないですね。

これは悪ノリだと思いますね。

アイテムの説明も悪ノリが多くて、笑えるレベルじゃないです。


動く床。

数ターンおきに床がランダムに移動する部屋があります。

それによって隣の部屋へ行ける道ができたり閉ざされたり。

延々と足止めされることがあってイライラすることもあります。

これって先は読めないし何の意味があるのか分からないんですね。

これも嫌がらせとしか思えないです。

先が読めないといえばマグマもそうですが、

こちらは自然現象と思えるのでOKです。


キャットストーン。

これはそんなに悪くはないですが。

七種類集めて特定の場所に持っていくとどんな願い事でもかなえてくれる。

と言ってももちろんなんでもありではありません。

基本的にはとってもレアで有用なアイテムがもらえます。

但し、それらを手にいれてもあまり活用する場面がないのが残念。

図鑑を埋めるためだけに集めていた感じです。

キャットストーンは壺にも入れられないし場所をとります。

手に入れるのはそれほど難しくありませんが、偏りが強くてなかなか7種類揃いません。

預り所に入りきらないくらい溜まってしまいます。

7種類が等確率で手に入るとすると、7種類揃うまでの個数の期待値は約18個。

のはずなんですが、30個集めても揃わなかったり。

こういうのはクーポンコレクター問題といいますので、計算方法が知りたい人は

検索してみるとよいでしょう。

どうもこのゲームは確率的に偏りが激しいと思います。

アイテムが何十種類何百種類?もあるのに、同じアイテムを3つ連続で拾ったり。

剣はたくさん落ちているのに盾が10フロア進んでも1個も落ちていなかったり。

階段部屋が最後に入った部屋であることが不自然に多い気がします。

空振りが連続したり物を投げても全然当たらなかったり。

これは特徴的な出来事は記憶に残りやすいというだけのことかもしれませんが、

私はシステム的に嫌がらせをされているように感じます。


タヌキの合言葉

これは意味不明でしたね。

ゲーム内のどこかに隠されているのかと思いましたが、

私は1個も見つけることができませんでした。


救助システム。

これは最初からあったような気がしますけど。

私は救助したこともされたこともありませんが、

どうしてもクリアできない人の救済措置としてはいいものだと思います。

が、レアアイテムを簡単に手にいれるための手段として使われているみたいで、

そういうことができてしまうのはよくないと思います。


残念なところはありますが基本的には面白いです。

アイテムを集めて少しずつ装備を強化していく面白さ。

ピンチに陥ったときに手持ちのアイテムをうまく活用して切り抜ける面白さ。

アイテムや敵の性質を把握して、立ち回りをよくしていく面白さ。

如何にしてお店のアイテムをタダで手に入れるか創意工夫する楽しさ。

泥棒はいけないことですが、店主は魔物なので問題ありません。

店主は人間だろうって?

店主が魔物だという根拠はいくつかあります。

まず、あの恐るべき強さ。

ダンジョン1Fにいることがありますが、普通にダンジョンに入るとレベル1ですよ。

どう頑張ったってあれだけの強さにはなれないでしょう。

持ち込み不可ののダンジョンでも商品をきちんと確保していること。

床には決して落ちていないようなレアなアイテムがあったりもします。

そして、店主は魔物から攻撃されません!

魔物が敵とみなしていないということは魔物なのです!

えっ?NPCはみんな魔物から攻撃されないだろうって?

そ、それは、つまり、NPCはみんな魔物ということなのです!

えっ?仲間になってくれるNPCもいるだろうって?

そっ、それは・・・魔物に憑りつかれていたんですね。うん。

人を操るだけの弱い魔物が憑りついていて、話しかけたら逃げたと

そういうことなんです!

いやー恐ろしい秘密を解明してしまいましたねー。

こういう謎解きの面白さもあります(笑)。

あっさりクリアできるほど簡単ではなく、

倒れてすべてを失ってしまっても、

あの時ああすればよかった、次はやられないぞと思えるバランス。

気軽にやり直しができるシステム。

このおかげで何度でも挑戦したくなり、ダンジョンをクリアしたときの達成感もひとしお。

1000回遊べるダンジョンRPGというキャッチフレーズですが、

全然おおげさではありません。


装備品(武器、盾、腕輪)は全種類手に入れて、他のアイテムもほぼ手に入れました。

えっ?なんで全種類手に入れたって分かるのかって?

図鑑を見ると未入手のアイテムのところは?と表示されるので分かるのです。

未入手なのは壺とワナそれぞれ1種類のみ。

ワナはどうでもいいですね。

壺は多分持っているとよくないことが起きるものだと思われます。

できればコンプリートしたかったところですが、意地になってやるほどのことでもないので、

いったんここで終了します。

ようやくHorizon Fobidden Westが発売されましたので、

他のゲームをやっている暇はないのです!(笑)


80点

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