2022年2月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:10181ページ
ナイス数:208ナイス
https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2022/2
■SPINNING SILVER
★★★☆☆
邦題は「銀をつむぐ者」。ファンタジーとして楽しめましたが、最初の現実的な借金取りの話の方が面白かったような。恐ろしい妖精的な存在が最初と最後では随分印象が変わりました。一人称で書かれているけれど人物は切り替わるので、すぐには誰のことか分からないことがしばしばあって読みにくいです。英語だとみんなIですからねー。
読了日:02月28日 著者:NAOMI NOVIK
https://bookmeter.com/books/16831612
■ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編6 (MF文庫J)
★★★☆☆
前回の満場一致試験の余波が収まらないまま体育祭を迎えることに。祭とついていてもお祭り騒ぎをするわけではなく、特別試験みたいなものですね。今回は堀北の成長とそれを見守る主人公という構図だったようです。はっきり語られなくてもどかしいところがいくつかありました。
読了日:02月28日 著者:衣笠彰梧
https://bookmeter.com/books/19245877
■神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜2 湯煙の蹉跌 (幻冬舎文庫)
★★★☆☆
今回は温泉旅館で発生した事件の捜査のため、温泉に詳しい登録捜査協力員たちに話を聞きに行きます。が、そのほとんどは事件に関係なく、時間を無駄にしていると感じられました。犯人をつきとめる過程もいまいち面白くないです。
読了日:02月28日 著者:鳴神 響一
https://bookmeter.com/books/19072691
■銀河乞食軍団 3 銀河の謀略トンネル (ハヤカワ文庫 JA 163)
★★★☆☆
冥途河原から予想外の帰還を果たし、タンポポ村を巡る秘密も明らかになってきました。クロパン大王奪還のくだりとか、悪辣だけどユーモアがあって面白いですね。軍団というより詐欺師集団です。
読了日:02月25日 著者:野田 昌宏
https://bookmeter.com/books/124115
■北天に楽土あり: 最上義光伝 (徳間時代小説文庫)
★★★☆☆
話を先取りする冒頭のシーンはいらないですね。文章は読みやすくていいです。つまらなくはないけれどいまいち盛り上がらず、主人公にもあまり魅力が感じられませんでした。最上義光以外の人物の視点も結構多くて、そちらの方が面白かったりしました。
読了日:02月24日 著者:天野 純希
https://bookmeter.com/books/12426926
■Unnamed Memory -after the end-I (電撃の新文芸)
★★★☆☆
Unnamed Memoryの続編にあたるシリーズ開幕。デルフィニア戦記に対するクラッシュ・ブレイズシリーズみたいなものですね。あの二人にまた会うことができて嬉しいですし面白いことは面白いけれど蛇足感はありました。Babelの主人公にもまた会えるかもしれません。
読了日:02月24日 著者:古宮 九時
https://bookmeter.com/books/19271559
■引き籠り錬金術師は引き籠れない お家でのんびりしたい奮闘記 (ドラゴンノベルス)
★★★☆☆
タイトルが矛盾していますね。
有能な錬金術師だけど極度のコミュ障で勘違いされがちな主人公。同じ場面を別の視点で2回語られるのは分かりやすいけれど、冗長に感じます。勘違いのされ方にも無理を感じるし、友人との出会いも都合が良すぎると思いました。それなりの面白さはあるけれど続きはいいかな。
読了日:02月22日 著者:四つ目
https://bookmeter.com/books/16031759
■海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること
★★★☆☆
クジラなどが浜辺に打ち上げられたりすることをストランディングといい、生きているものは海に帰したり死んだものは解剖したり剥製にしたり。世界最大の動物といえばクジラですから、何をするにも大がかりで苦労が絶えません。親しみのもてる文章で読みやすく、知らなかったことが多くて興味深い内容でした。
読了日:02月21日 著者:田島 木綿子
https://bookmeter.com/books/18225842
■銀河乞食軍団 2 宇宙翔ける鳥を追え! (ハヤカワ文庫 JA 157)
★★★☆☆
幽霊を探しに冥途河原に向かった一行が見たものは!危機を機転というかはったりで切り抜けるところが面白いですね。スケールも大きくなり、スペースオペラっぽくなってきました。
読了日:02月21日 著者:野田 昌宏
https://bookmeter.com/books/68473
■ガリ勉地味萌え令嬢は、腹黒王子などお呼びでない(『ガリ勉地味萌え令嬢』シリーズ)
★★★☆☆
ガリ勉地味萌え令嬢シリーズ2巻。今回も面白かったです。
第一王子を亡き者にした(死んでないけど)二人の前に第二の王子が現れる!しかし、真実の愛の前に砕け散ります!(死んでません)。果たして第三、第四の王子は現れるのか!(笑)
読了日:02月21日 著者:鶏冠勇真
https://bookmeter.com/books/17065095
■Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり (電撃の新文芸)
★★★☆☆
最終巻です。今回は平和な話なのかと思っていたら、全然そんなことはありませんでした。出張先で魔物に襲われたり魔女と戦ったり。大きな秘密が明かされて、おかしいなと思っていたことは大体解消しました。ハッピーエンドと言ってよい終わり方で読後感もよかったです。
読了日:02月18日 著者:古宮 九時
https://bookmeter.com/books/18142200
■サイレント・ウィッチ III 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)
★★★☆☆
旧友との再会、馬術にチェスにプロポーズにデート?と色々盛り込まれています。面白いことは面白いけれどコミカルな面白さは減ってますね。期待していたチェスについても具体的な記述が少なくていまいち楽しめませんでした。
読了日:02月17日 著者:依空 まつり
https://bookmeter.com/books/19164371
■兇人邸の殺人
★★★☆☆
とあるテーマパーク内にある屋敷に忍び込んだ一行は恐ろしい怪人と遭遇。更に殺人事件?も起こります。ミステリーとしてはどうかなーという感じでしたが脱出劇として楽しめました。最後のトリックは凄かったけれどあれは本当に必要だったのかちょっと疑問。最後の一行はあんた誰?と思いました(笑)。過去の登場人物を全部覚えているほど熱心な読者ではないのです。
読了日:02月16日 著者:今村 昌弘
https://bookmeter.com/books/18100962
■銀河乞食軍団 1 謎の故郷消失事件 (ハヤカワ文庫 JA 153)
★★★☆☆
なんか懐かしい雰囲気のSF活劇。スパイ大作戦的なところもありました。登場人物は魅力的で楽しいです。この巻はほんのプロローグのようで、サブタイトルもあれがそういうことなの?という程度。2巻も読んでみましょう。
読了日:02月15日 著者:野田 昌宏
https://bookmeter.com/books/68475
■ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない(『ガリ勉地味萌え令嬢』シリーズ)
★★★★☆
ガリ勉地味萌え令嬢シリーズ1巻。タイトルはちょっと残念ですけど、中身は面白かったです。伯爵令嬢シャリーナが貧乏男爵家三男のリオルにほぼ一目惚れして恋が暴走。なぜか王子に気に入られて、王子を回避するために四苦八苦するお話。一途で直球なシャリーナも頭脳派のリオルもよかったです。
読了日:02月14日 著者:鶏冠勇真
https://bookmeter.com/books/16204226
■Babel III 鳥籠より出ずる妖姫 (電撃の新文芸)
★★★☆☆
話が一転してなんともシリアスな展開になりました。更に異国の地で孤軍奮闘することになります。赤の女王みたいな姫と命がけのやりとりをしたり、貞操の危機があったり戦争が始まったり。頼れる仲間もいない状況で、特殊な能力もない普通の?少女が頑張るところがよかったです。
読了日:02月14日 著者:古宮 九時
https://bookmeter.com/books/17060287
■水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編II
★★☆☆☆
1巻はプロローグ的なもので2巻からは面白さが増すかなと
思って読んでみたけれど、大して面白くなかったです。主人公は観光気分に見えるし、あまり好感が持てないキャラ。外伝の火属性の魔法使いもつまらないです。続きは読みません。
読了日:02月14日 著者:久宝忠
https://bookmeter.com/books/17748219
■ファーブル君の妖精図鑑
★★★☆☆
幻想小説的なミステリーっぽい話。ファーブル君が全然喋らなくて実在感がありませんでした。唐突な展開が多くてついていけないと感じることもしばしば。面白い謎解きはありました。
読了日:02月14日 著者:井上 雅彦
https://bookmeter.com/books/16743497
■天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)
★★★☆☆
シリーズ17冊目。最終巻。ようやく読み終わりました。このシリーズは最後まで読んでよかったとは思うけれど、スケールが大きすぎるのと時系列順に書かれていないのと異星人がやらかしているのとでいまいち没入できず疲れました。
読了日:02月10日 著者:小川 一水
https://bookmeter.com/books/13445087
■自称平凡な魔法使いのおしごと事情 (アリアンローズ)
★★★☆☆
この手の小説で自称平凡とか普通とか言っている主人公が本当に平凡であったことがかつてあっただろうか、いやない!
「おしごと事情」というタイトルにふさわしいのは最初の話だけ。これはなかなか面白かったけれど、そのあとどうなるのかと思ったらほったらかしで過去の学園の話に。いきなり話が変わったので素直に楽しめませんでした。時系列順に書いてほしいですね。
読了日:02月09日 著者:橘 千秋
https://bookmeter.com/books/12773046
■Babel II 魔法大国からの断罪 (電撃の新文芸)
★★★☆☆
なんだかんだありましたが、ようやくファルサスに到着した雫たち。王様と命がけのやりとりをすることになります(笑)。言葉の設定については矛盾を感じるところがありますが、考察は面白いです。
読了日:02月08日 著者:古宮 九時
https://bookmeter.com/books/16479629
■水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編I
★★★☆☆
生まれ変わってなくない?どこが転生なのでしょうか。魔法が使えるようになった主人公は魔法に磨きをかけたり、魔物の攻略法を考えたりして少しづつ強くなっていきます。過程が書かれているのはいいんですけど、文体のせいかあまり面白く感じられません。視点もぶれているし(仮名)もくどくてうっとおしい。隠し特性もがっかりで、結局過程が飛ばされてます。他の人物が登場してからはまあまあ面白くなりました。
読了日:02月07日 著者:久宝 忠
https://bookmeter.com/books/17333277
■Love and Math: The Heart of Hidden Reality
★★★☆☆
邦題は多分「数学の大統一に挑む」。著者の自伝的な数学賛美の本でした。数学的な内容はきちんと理解できる程深くは書かれていませんが、雰囲気は伝わってきました。対称性とか数学と物理の双対性とか、最後は愛の公式がテーマの映画を作った話まで。正にLove and Mathでした。
読了日:02月07日 著者:Edward Frenkel
https://bookmeter.com/books/7973533
■天冥の標Ⅹ 青葉よ、豊かなれ PART2 (ハヤカワ文庫JA)
★★★☆☆
シリーズ16冊目。いよいよラストスパートという感じです。ファーストではないけれどコンタクト。まさに未知との遭遇。人類の未来がちっぽけに思えてくるくらいのスケール。ワクワクするところが多くて面白かったです
読了日:02月07日 著者:小川 一水
https://bookmeter.com/books/13352395
■服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 2 (MFブックス)
★★★☆☆
「魔導具師ダリヤはうつむかない」のスピンオフ2巻。時間が巻き戻ったかと思いましたが、求婚の話は本編で語られたんですね。先が分かってしまっているところはありますがお仕事小説的に面白くて楽しめます。ルチアは服飾にかける情熱、周りにも勇気を与えてくれる活力があって実に魅力的。本編よりこちらをどんどん書いてほしいと思います。
読了日:02月04日 著者:甘岸久弥
https://bookmeter.com/books/19146594
■Babel I 少女は言葉の旅に出る (電撃の新文芸)
★★★☆☆
「Unnamed Memory」の著者の別シリーズ。と思っていたら、完全に別というわけではなかったみたいです。本書は普通の文系大学生雫が魔法の存在する世界に転移してしまう話。異世界なのになぜか普通に会話はできる。けれど文書などは読めないというちょっと理解に苦しむ設定です。この辺の理由は後に明かされるのでしょう多分。魔法も使えず非力なのに結構行動的な主人公には好感が持てて楽しめました。
読了日:02月03日 著者:古宮 九時
https://bookmeter.com/books/15838055
■バカに唾をかけろ (小学館新書 く 6-2)
★★★☆☆
品のないタイトルですね。言っていることは正しいのだろうけれど、間違いを指摘するだけで終わっていてただの粗さがしにしか見えないものが多いです。見識が感じられて面白いところもありました。
読了日:02月02日 著者:呉 智英
https://bookmeter.com/books/17991688
■神は遊戯に飢えている。1 神々に挑む少年の究極頭脳戦 (MF文庫J)
★★☆☆☆
究極頭脳戦!ということで期待したのですが、期待外れ。頭脳戦というよりはアドベンチャーゲームを攻略するような話で、舞台や演出は派手だけどやってることはなんかしょぼいです。最後のゲームは都合よくクリアできる条件が揃えられていたという印象でした。
読了日:02月01日 著者:細音 啓
https://bookmeter.com/books/17182320
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