2022年10月13日木曜日

428 封鎖された渋谷で

エルデンリングが死にゲーで疲れたので、

アクション要素が全くないゲームをやろうと思い、これを始めました。

思った通りアクション要素はなかったですが、

こいつもある種の死にゲーでした(笑)。

BAD ENDが実に多いのです。

なるべくBAD ENDにならないようにしていたのに50回以上なりました。

BAD ENDをなんとか回避してHAPPY END?を目指すゲームです。


サスペンスサウンドノベルらしいです。

なんでサウンドノベルというんでしょうね。

音よりも画像の方にインパクトがありました。

画像は実写で、動画もありましたが静止画が多い印象でした。

静止画を移動させたり、連続で表示して動きを出したり、

見せ方はなかなかうまいと思いました。

ビジュアルノベルと言った方がいいような気がします。

画像は結構粗いですが気にはなりませんでした。


舞台は200X年の渋谷。

って、最早過去!

最初は2008年にWii用に発売されたものらしいです。

私が遊んだのはPS4版です。

タイトルの数字はなんじゃらほいと思ったら428でシブヤと読むらしいです。


複数の人物の物語を並行して進める形式で、

それぞれの人物の行動が他の人物のストーリーに影響を与えます。

プレイヤーにできるのは物語を読んで行動を選択することだけ。

適当に進めているとBAD ENDになってしまうので、

その原因となった行動を変化させる必要があります。

タイムラインで任意の人物の任意の時点から再開することができますので、

原因と思われるところの選択をやり直します。

選択をやり直すと他の人物の物語が変化することがありますが、

当人の物語には何の変化もないことが多く、

同じ文章を読み直さないといけないのが面倒でした。

が、全部読み直す必要はないことに途中で気付きました。

選択を変えてタイムラインで変化があったことが確認できれば、

即座にそちらに移動して進めればいいのです。

これでかなり楽にはなりましたが、

同じ文章を読まないといけない状況になることは何度かありました。

その場合スキップもできないし速度を上げることもできず、

ただただ面倒なだけでした。

また、ある人物の物語を進めていると、

ロックされて進めなくなることがあります。

他の人物の物語からジャンプしてくるとロックが解除されて進んだりします。

進行は1時間単位となっており、その時間内の全員の物語を最後まで進めると、

次の時間に進みます。


ストーリー自体はなかなか面白いもので、先が読みたいと思わせてくれます。

非常にコミカルなところもあればシリアスなところもあって飽きさせません。

画像を使った表現も巧みで盛り上げてくれます。

が、ゲームとしての面白みは薄いと感じました。

文章を読んでいるだけの時間が長いです。

字が大きくて読みやすいのはいいですが、表示速度がちょっと遅いです。

オート表示だと私が文章を読むペースより表示されるペースがかなり遅くて

もっと早く表示してほしいなあと不満を感じます。

手動で表示する場合はオート表示より多少早くできますが、

それでも遅く感じます。

更に、1文ずつしか表示されないので何度も何度もボタンを押さないといけなくて、

面倒で疲れます。

ボタンを連打するのが嫌だったのでオートでのんびりやっていました。

選択肢によって物語がどう変化するのかが分かりにくくて納得感が少ないです。

初見でBAD ENDを回避できるかどうかは運まかせ。

BAD ENDを見て、それを回避するためにはこの選択にすればいいと

理詰めで分かるようになっていればいいんですが、

よく分からないことが多いので適当に変えて試行錯誤するしかありません。

パズルとか推理のような面白さは全くありません。

それぞれの人物が最善の行動をすればよいのではなく、

たまたまその人物がとった行動が他の人物にいい影響を与えるだけ。

選択肢に必然性がないので正解ルートを見つけてもあまり達成感がありません。

選択を行うのが一人だけならその人物になり切って楽しめますが、

何人もいるのでプレイヤーは何者でもなくなってしまいます。




ジャンプ元が必然性の感じられない場所にあることがあって、

探すのが面倒だったりします。

文章中にときどき説明のついている単語が登場しますが、

その説明の中にジャンプが仕込まれていたりするのです。

□ボタンを押すと説明ありの単語がマークされ、

○ボタンを押すとその単語の説明が表示されます。

(単語が複数ある場合は□ボタンを押すと次の単語に移動します)

ジャンプが仕込まれている可能性があるので、

そういう単語が登場したら説明を見ざるを得ないのです。

その説明も大して面白くないし、別に読まなくてもいい情報です。

私にとっては、ジャンプがあるかどうか確認するだけの作業になりました。

オート表示にして文章を読んでいると、ときどき説明ありの単語が出てくるので、

本編を中断して説明の文章を見にいくという作業を強いられます。

そのせいで文章を読むのに集中できないし没入感も途切れます。

ゲーム部分がストーリーを読む邪魔にしかなっていないと思いました。


ボリュームは結構ありました。

ストーリーをただ読むだけでも数時間はかかるでしょう。

本編クリア時点でプレイ時間81時間でした。

こんなにやった記憶はないんですが?

放置したこともあるし寝落ちしたこともあるので実際のプレイ時間はもっと短いはず。

セーブはオートセーブのみでしたが、特に問題なし。

不具合も特になし。



本編をクリアするとボーナスコンテンツが追加されます。

追加シナリオやスペシャルエピソード、クイズなどがあります。

クイズは全部解いてみました。

特定の場面で特定のコマンドを入力すると解放されるエピソードもあり、

これは面倒だったので2個だけ見てやめました。

追加シナリオはただただ文章を読むだけで、

内容も大して面白いものでもありませんでした。

他にも解放されていないシナリオがあるのは分かりましたが、

もういいやと思ってこのゲームを終了することにしました。


70点。


次はテイルズ オブ アライズかなあ。

セールのときに購入して手をつけていないゲームが結構あって、これもその一つ。

ドラゴンクエストX オフライン(未購入)もやってみたいと思っているんですけど、

いつになることやらです。

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