2022年11月14日月曜日

DUNGEON ENCOUNTERS

 ダンジョン探索RPG。

キャラ等のグラフィックは粗くてあまり綺麗という感じではないですが、

残念なほどではありません。

音楽は戦闘中の曲がキャサリン(パズルアドベンチャーゲーム)に似てると思いました。

似てるというか、両方ともクラシックをアレンジしているのですね。



ダンジョンは正方形のマスが連なっているだけのシンプルさ。

ときどき数字の書かれたマスがあります。

これが何十フロアもあります。

白い数字が書かれているマスはイベントマスで、

スキルの付け替えや回復、買い物ができたりします。

イベントの内容は数字で決まり、

01は次のフロアに降りる、05は死者の蘇生などとなっています。

イベントマスは場所が固定されています。

黒い数字が書かれているマスはバトルマス。

バトルマスに止まると戦闘が発生します。

但し、黒い数字は特定のスキルがないと見えません。

このスキルは超序盤で取得できます。

バトルマスはフロアの出入りをすると場所がランダムに変わります。

戦闘終了後はそのバトルマスは消えますが、

再度そのフロアに戻ってきたときには復活します。


スキルは特定のイベントマスで取得できます。

取得するだけではそのスキルは有効にはなりません。

スキルの付け替えができるイベントマスで設定する必要があります。

スキル毎にコストが決まっており、コストの合計には上限があります。

この上限は踏破したマスの数の多さに応じて増えていきます。

また、フロア内のすべてのマスを踏破したときにも増えます。

スキルを見つけ、たくさんのスキルを装備するためにも、

迷宮の探索が必要なのです。

スキルには、

1.装備しているだけで効果を発揮するもの

2.探索中に実行することができるもの

3.戦闘中に実行することができるもの

があります。

1の例としては、バトルマスの数字が見えるようになるスキル

2の例としては、2マス離れた場所に移動できるスキル

3の例としては、パーティーメンバー1人のHPを完全回復させるスキル

などがあります。

2,3についてはスキル毎に使用回数が決まっています。

この回数を回復するには特定のイベントマスで回復させるしかありません。


戦闘も独特です。

装備に応じて物理防御と魔法防御が決まります。

物理攻撃を受けると物理防御の値が下がり、HPは減りません。

物理防御が0のときに物理攻撃を受けるとHPが減ります。

物理防御が1のときにどんな強力な物理攻撃を受けても、

物理防御が0になるだけで、HPは減らないのです。

魔法防御、魔法攻撃についても同様です。

敵を攻撃するときも同じ仕組みです。

物理防御、魔法防御は減らされても、次の戦闘のときには最大値に戻ります。

なので弱い敵相手の場合は連戦しても全く消耗がありません。

防御力を無視して直接HPを減らしてくる敵もいるので完全ではないですが。

ほとんどの敵は物理防御、魔法防御ともに0ではないので、

1度の攻撃では倒すことができません。

どちかの防御を0にしてから再度攻撃をしないといけないのです。

敵によって物理と魔法のどちらかに偏っていたりしますので、

どちらで攻撃するのがよいか見極めるのが重要です。

装備できる武器は2つまで。

武器には物理攻撃用と魔法攻撃用があります。

攻撃対象は単体か全体のどちらか。

ダメージは固定かランダムかのどちらかです。

対象が全体のものはダメージ低め。

ダメージがランダムのものは上限は高いけど安定しません。

また、物理攻撃用の武器には近接攻撃のみのものもあり、

ダメージは高めだけど空を飛んでいる敵は攻撃できません。

魔法は空を飛んでいる敵でも関係ないので全部魔法攻撃にしてもよさそうですが、

魔法を反射する敵もいるのでそういうわけにもいきません。


戦闘はターン制ではなくアクティブ・タイム・バトル(ATB)方式。

時間経過でゲージが増えて行き、一杯になったら行動できるというものです。

敵と味方のゲージを見て、どの敵をどちらの武器で攻撃するか考えるのが楽しいですね。

やり方次第では敵がたくさんいても一度も攻撃をさせずに倒すことができたりします。

どの武器を装備するかというところも重要ですね。

バトルマスの数字によってでてくる敵が決まるので、

それに応じて装備を変えるということもできます。

私はそこまではやっていませんが。


こういう仕組みですので装備が非常に重要です。

一つ上の装備をすると戦闘の難易度ががらっと変わります。

なのでお金をためていい防具を買おうと思ったのですが、

店に在庫がありません。

探索を進めていくと品揃えがよくなってくるので、

踏破したマスの数とか到達したフロアの数とかによるのかと思っていましたが、

どうやら倒した敵の持っているアイテムが店の在庫にのるようです。

つまり、強い敵を倒さないといい装備は買えないということです。

なかなかうまい仕組みですね。

バトルマスが分かるので戦闘を回避するのは簡単なんですが、

戦闘をしないといい装備が入手できないのです。


イベントマスには数値問題と地図問題というものもありました。

数値問題は空欄にあてはまる数字を推測するというもので、

その数字の示す座標に賞品が隠されています。

地図問題はマップの一部に×がついているものが提示され、

×の座標に賞品が隠されているというものです。

問題を解かなくてもしらみつぶしにマスを調べれば

賞品を手に入れることができるかもしれませんが、

ものすごい労力がかかるでしょうね。

数値問題は最初のうちは簡単でしたが、ものすごく難しくなります。

私はたまたま覚えていて解けたけど大抵の人には無理でしょう

という問題もありました。

問題の趣旨は分かったけれど私の知識では無理というものもありました。

それはその知識について調べて解きました。

さっぱり分からなかった問題も2,3問ありました。

ちょっと理不尽な難易度だと思いました。

地図も似たような地形があちこちにあったりして苦労しました。

苦労しただけあって、

賞品はなかなか手に入れられないような希少なものでした。

誰も装備できないものがあったりしましたが、

非常に強力な武器、防具が手に入りました。

いい装備はコストが大きいため

入手した時点では装備することができないものもありました。

それでもバランスが崩壊しかねないほど強力なものを装備できて

戦闘が非常に楽になりました。

が、そんな装備を喪失してしまってショックを受けました。

それまでにもいつの間にか装備品が消えていることがあって

なんでなんだろうと思っていたのですが、

実はアレがアレなんですねー。

踏むと所持金が減るマスがあって、

所持金0の状態だったら被害なしだと思って踏みまくっていたら、

所持金がマイナスになっていてショックを受けました。

その分稼がないと買い物もできない悲惨な状態でした。

こういう鬼畜な罠があるので注意深く慎重に行動するべきですね。


セーブはオートセーブのみ。

セーブファイルのコピーはできません。

大きな失敗をしてもセーブしたところからやり直しなどはできないのです。

何があっても受け入れる覚悟が必要です。

このゲームは色々と罠みたいなところがあって、

思いもよらないところで窮地に陥ったりします。

うっかり全滅してしまうと大変です。

地上で新たなパーティーを編成して助けに行かないといけません。

また、どこでもパーティーの編成はできますが、

外したメンバーは自力では動けませんので注意が必要です。

あるとき、強そうな敵のいるマスの隣で編成をして、

1人残して3人をパーティから外して1人で戦闘したところ、

予想通りあっけなく死亡。

残った3人パーティーから再開して死んだ1人を救出すればいいと

思っていたんですが、再開する方法がありませんでした!

生きている3人も地上から合流しに行かないと動けないんですね。

確かに、どこからでも再開できたら楽すぎるとは思いますが、

ちょっと納得し難い仕様です。

この場合は場所が分かっているので

救出するのもそんなに難しくはありませんでした。

場所が分からない行方不明者が何人もいて、

彼らを探し出して救出するのはやり応えがありました。

大まかな場所が分かるスキルがあるので、それを使って探します。

最大4人しかパーティーが組めないので、最初から3人で探すか、

見つかったら3人で出直してくるかしないといけません。

ここで気になったのは拠点に一人もいなくなったらどうなるのだろうということ。

怖くて試すことができなかったのですが、クリア後に実験してみました。

パーティーを組んだ時点で拠点に一人も残っていないと、

全滅したらゲームオーバーになるよと警告されます。

そして全滅するとゲームオーバーとなり、

1.最後に拠点を出たところから再開

2.レベルはそのままで最初からやり直す

3.タイトルに戻る

の3つの選択肢が与えられます。

1はほぼダメージがなく再開できます。

救済措置が用意されていてよかったです。

2は強くてニューゲームができるということですね。

3を選ぶとタイトルに戻りますが、再開するとまた上記の選択ができます。

決断を先延ばしにするだけのものですね。




このゲームでは面倒だなあと思ったことは

大体それを解消するスキルが用意されています。

が、それを見つけていない状態でさんざん苦労してしまいました。

イベントマスの一覧を見ればどんなスキルが存在しているか

分かるようになっているのでしっかり見ておくべきでした。

まさか未発見のスキルの名前まで載っているとは思わず、

長いこと気付きませんでした。

これに気づいてからはスキル探しを優先することにし、

無駄な苦労はしなくてすむようになりました。

それでも苦労するところはありました。

メモをとらないとやってられないと感じたところもあって、

メモ用紙を大いに活用して攻略しました。


私は行方不明者の全員救出と全フロアの完全制覇を目標にしていました。

が、どちらも達成する前にうっかりクリアしてしまいました(笑)。

まさかあれで終わりだとは思いませんでした。

上記の目標を達成したかったのでもう少し続けることにしました。

行方不明者の救出は割と簡単に達成。

未踏破のマスを探すのはパズル的な面白さもありましたが、

ひどく苦労したところもありました。

非常に視認性が悪くて、目が悪くなりそうなフロアがありました。

なんとか頑張って全フロアを完全制覇しました。

これはかなりの達成感がありました。

スキルもすべて取得。

バトルマスはあと2種類というところまではやりました。

(多分全部で256種類)

その2種類は敵が強くて勝つのが難しそうだったので、諦めました。

レベルを上げたり全員にいい装備をさせたりすれば勝てるかもしれませんが、

それに時間をかけることが楽しいとは思えませんでしたので。

一応クリアできましたし、自分の目標も達成したのでよしとしましょう。



プレイ時間は50時間くらい。

特に不具合はありませんでした。

面倒なところはありましたが、ダンジョン踏破がなかなか楽しかったです。

ムービーとか余計なものがないシンプルさもよかったです。

戦闘システムといい独特の味のあるゲームでした。


75点。


次回はレースゲーム。

Need For Speed Heatの予定です。

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