2023年6月1日木曜日

2023年5月の読書メーターまとめ

 読んだ本の数:33冊

読んだページ数:9582ページ

ナイス数:163ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2023/5

■動くはずのない死体 森川智喜短編集

★★★☆☆

短編5個。虫食いになった小説を穴埋めする話はまあまあ面白かったです。悪運に恵まれる話はなかなか面白かったけれど最後が予想通りすぎました。ときどき違和感のある表現があったり私の嫌いなトリックが使われていたり。同じ文章を二度読まされるところも気に入りませんでした。面白い部分もあったのだけど残念なところが印象に残っています。

読了日:05月31日 著者:森川 智喜

https://bookmeter.com/books/21274893


■偏愛執事の悪魔ルポ (講談社タイガ)

★★★☆☆

まあまあ、うふふ。事件を呼び寄せる体質のお嬢様と執事の話。悪魔的解決と天使的解決の対立。天使的解決は面白いけれど、真に天使的と言えるものはあまりなかった気がします。

読了日:05月30日 著者:綾里 けいし

https://bookmeter.com/books/19570462


■剣帝学院の魔眼賢者 (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

主人公以外まともな男性キャラが登場しなくて、女性キャラとの絡みが多いです。こういうのどこかで読んだなあと思いだしてみると、瀬尾つかさの「スカイ・ワールド」がこんな感じでした。名前もかぶっているし、ひょっとして同一人物?それなりの面白さはあったけれど、2巻を読む気にはなれませんでした。

読了日:05月29日 著者:ツカサ

https://bookmeter.com/books/16959250


■Klara and the Sun

★★★☆☆

邦題は「クララとお日さま」。Artificial Friendのクララと少女の物語。Detroit:Become Humanというゲームを思い出しました。アンドロイドと少女の心温まる友情の物語かと思ったらそれほど単純な話ではなかったです。文章は落ち着いた感じで読みやすかったけれどクララ視点で書かれているためか、はっきり説明されないことが多くてよく分からないところもありました。お日さまのあたたかさ、夕日が沈むときのかなしさみたいなものが感じられました。

読了日:05月29日 著者:Kazuo Ishiguro

https://bookmeter.com/books/17804723


■お迎えに上がりました。 2 国土交通省国土政策局幽冥推進課 (集英社文庫)

★★★☆☆

ようやく就職できた夕霞。しかし、働けど働けど猶わがくらし楽にならざり。貧乏すぎて泣けます(笑)。今回の案件はちょっと重くて涙を誘う悲しい話でした。死が絡んでいますから明るい話にはなりにくいですね。彼女のひたむきな姿勢はよいです。

読了日:05月29日 著者:竹林 七草

https://bookmeter.com/books/12716339


■ソフト・ターゲット (下) (扶桑社ミステリー)

★★★☆☆

引き続きテロリストとの戦い。まあまあ面白かったけれど、主人公の場面が少ないと感じました。あのトリックも読めましたし。あの人の扱いがあれだったので微妙な読後感となりました。次は「第三の銃弾」かな。

読了日:05月26日 著者:スティーヴン・ハンター

https://bookmeter.com/books/5661421


■千年の時の彼方に (エンタティーン倶楽部)

★★★☆☆

千年シリーズ三部作これにて完結。名前に込められた意味も分かってよかったです。殺人事件はいらなかったかな。マコマのあれはパラドックスというか理屈に合わないと思いました。最後はあっけなかったけど、きちんと終わってよかったです。

読了日:05月25日 著者:沢村 凜

https://bookmeter.com/books/466726


■魔術師クノンは見えている 4 (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

クノンは死闘をしたり研究に没頭して死にそうになったりはしていましたが、聖女レイエスの方が印象に残っています。最後は婚約者ミリカの戦い。今回はクノン以外の話の方が面白くて続きが気になる内容でした。

読了日:05月24日 著者:南野 海風

https://bookmeter.com/books/21023318


■コスメの王様

★★★☆☆

最初の場面がよかったので先を期待したのだけれど、過去に戻ってしまってがっかり。冒頭のシーンが頂点で、そこまで登って下りるみたいな話でした。商売の話は面白かったけれど、いまいち期待に応えてもらえなかったという印象です。

読了日:05月23日 著者:高殿 円

https://bookmeter.com/books/19392626


■お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局幽冥推進課 (集英社文庫)

★★★☆☆

失業続きだった夕霞が公務員となって働くお話。国土交通省の幽冥推進課という全然有名ではない部署の臨時職員として採用されることになります。主人公はなかなか元気があって好感の持てるキャラです。文章は軽快で読みやすく、ストーリーも心温まる感じで読後感がよいです。続きも読みたいと思います。

読了日:05月22日 著者:竹林 七草

https://bookmeter.com/books/12180240


■ソフト・ターゲット (上) (扶桑社ミステリー)

★★★☆☆

今回の主人公はレイ・クルーズのようです。ついに主役の座を奪われてしまいましたね。ショッピング・モールでテロみたいなものに巻き込まれた彼はどう動くのか。タイトルのソフトはソフトウェアということなんでしょうかね~。相変わらず多視点で書かれているのであまり引き込まれませんがそれなりに面白いです。

読了日:05月22日 著者:スティーヴン・ハンター

https://bookmeter.com/books/5661419


■千年の時を忘れて (エンタティーン倶楽部)

★★★☆☆

「千年の時をこえて」の続編。今回も和歌と謎解き。小学生で失恋は早いと思うんだけど、最後は前向きな気持ちになれてよかったです。次の「千年の時の彼方に」も読んでみます。

読了日:05月22日 著者:沢村 凜

https://bookmeter.com/books/519497


■本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身?」

★★★☆☆

最初の方は弱い者いじめをしているみたいであまり気持ちのいいものではありませんでした。新たなツェントも誕生しユルゲンシュミット崩壊の危機は回避されるかと思いきや、フェルディナンドも予測不能の大変な状況に。緊迫した状況なのにあまりそれが感じられないのはこのシリーズならではの面白さでもありますね。次巻で完結らしいです。

読了日:05月19日 著者:香月美夜

https://bookmeter.com/books/20922265


■大名倒産 下 (文春文庫 あ 39-21)

★★★☆☆

じーんとくる場面も多くて楽しめました。鮭も食べたくなりました(笑)。七福神とかはいらないと思いましたが。日本の赤字国債問題にも救いの神が欲しいところですね。

読了日:05月18日 著者:浅田 次郎

https://bookmeter.com/books/19994430


■王様のプロポーズ4 黄金の神子 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

今回はアンヴィエットがほぼ主役。彩禍が増えたりあの人の子供を名乗る人物が現れたりと意表をつく展開で面白かったです。あの能力については魔法の国ザンスにこんなのでてきたなーと思いました。

読了日:05月17日 著者:橘 公司

https://bookmeter.com/books/20885325


■続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(6) (電撃文庫)

★★★☆☆

古代文明のロマンが感じられてなかなか面白かったです。危険物を排除する話になったり別の目的が生まれたりもしました。これは公にはできない裏の活躍なので、表の活躍もしてほしいと思います。

読了日:05月16日 著者:佐島 勤

https://bookmeter.com/books/21021429


■千年の時をこえて (エンタティーン倶楽部)

★★★☆☆

小学生のCちゃんと千年の時をこえて出会うものの話。和歌を交えてちょっとした謎を解くミステリーにもなっています。主人公が小学生なので軽く読めますね。続編も読んでみたいと思います。

読了日:05月15日 著者:沢村 凜,竹岡 美穂

https://bookmeter.com/books/568588


■人は話し方が9割

★★☆☆☆

話し方というより心構え、道徳的な内容でした。読みやすいけれど、それは情報量が少ないためだと思う。特に目新しいこともなかったし、イラストもほとんど意味がなくて、こんなのいらないと思いました。

読了日:05月15日 著者:永松 茂久

https://bookmeter.com/books/14263662


■大名倒産 上 (文春文庫 あ 39-20)

★★★☆☆

コミカルな時代小説。ときどきほろりとさせられる人情とお金の話。なかなか面白いです。貧乏神とかはいらないと思ったんだけど、神様の力で借りなければどうしようもないような絶望的な状況ですからね。でも人の力でなんとかしてほしいところです。

読了日:05月15日 著者:浅田 次郎

https://bookmeter.com/books/19996971


■王様のプロポーズ3 瑠璃の騎士 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

引き続きクララの話かと思ったら瑠璃の話でしたね。結婚を迫ったり血痕を作ったりとドキドキのラブコメ?世界が滅亡しそうになったりしてますけど楽しいです。

読了日:05月12日 著者:橘 公司

https://bookmeter.com/books/20062969


■富豪刑事 (新潮文庫)

★★★★☆

タイトル通り大金持ちの刑事の話。金の力で豪快に事件を解決します。ユーモアたっぷりで淀みなく滑らかな語りが楽しいです。メタなところや実験小説的な試みもありました。また読み返したくなる面白さでした。

読了日:05月11日 著者:筒井 康隆

https://bookmeter.com/books/573726


■無能の中の無能王子 スキル【無能】を授かりましたが、周りの女性は【傾国】【傾城】【奸婦】【毒婦】【悪婦】【妖婦】とかです (BKブックス)

★★☆☆☆

全然身の入らないストーリーに残念な文章。その残念さが笑えるので読むのはそれほど苦痛ではなかったです。一応最後まで読みましたけど、時間を無駄にした感はあります。

読了日:05月11日 著者:福郎

https://bookmeter.com/books/20169696


■ハートの女王とマハラジャの対決 (パズルの国のアリス3)

★★★☆☆

パズルの国のアリスシリーズ第三弾。パズルというより数学の問題です。物語仕立てになっているのはいいのだけど、問題を解く理由付けがなくてモチベーションが上がらないものがちょくちょくあります。きちんとそこまで作りこんでほしいですね。意外な発想が見られたりして、解法を読むのは面白いです。次の「数学でピザを切り分ける」もそのうち読みたいと思います。

読了日:05月10日 著者:坂井 公

https://bookmeter.com/books/14057698


■育休刑事 (諸事情により育休延長中) (角川文庫)

★★★☆☆

刑事が育休をとる話の延長戦。育休といってもあまり休んでいる印象はありません。ミステリーとしては軽いけれど子育てに絡んで色々な趣向が楽しめました。

読了日:05月10日 著者:似鳥 鶏

https://bookmeter.com/books/20891950


■王様のプロポーズ2 鴇羽の悪魔 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

また強烈なキャラが登場。目立ちまくっています。今回は料理対決とかラブコメっぽい展開もあってゆるい話なのかと思ったら、そんなことはありませんでした。正に緩急自在。さくさく読めて楽しかったです。

読了日:05月08日 著者:橘 公司

https://bookmeter.com/books/19383004


■デッド・ゼロ 一撃必殺 (下) (扶桑社ミステリー)

★★★☆☆

まさかそんな繋がりがあったとはびっくりでした。今回はあまりボブが主役という感じがしませんでした。いよいよ主役交代ですかねー。それでいいの!?という終わり方でした。次は「ソフト・ターゲット」かな。

読了日:05月08日 著者:スティーヴン・ハンター

https://bookmeter.com/books/4487203


■凶乱令嬢ニア・リストン 2 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録 (HJ文庫 み 07-01-02)

★★★☆☆

学院生活の始まり。マジックビジョン普及のために頑張ります。それ以上に強者との戦いのために頑張ります。何をやらかしてくれるんだろうというわくわく感があって面白いです。3巻も早く出してほしいですね。

読了日:05月08日 著者:南野海風

https://bookmeter.com/books/20948862


■We Have Always Lived in the Castle

★★★☆☆

邦題は「ずっとお城で暮らしてる」。文章は読みやすくほのぼのとした雰囲気があって読み心地はいいですね。しかし、不穏な単語が出てきたり悪意を感じたりサイコパスかと思ったりして、予想外の結末に。奇妙な味わいの物語でした。

読了日:05月08日 著者:Shirley Jackson

https://bookmeter.com/books/1667558


■リフォームの爆発 (幻冬舎文庫)

★★★☆☆

大がかりなリフォームを行う話。劇的ビフォーアフター。大仰な理論が刺激的。妄想が暴走する語りが喜劇的。なかなか楽しくて面白かったです。これからリフォームをしようという人の参考になる、かもしれません(笑)。

読了日:05月08日 著者:町田 康

https://bookmeter.com/books/14160560


■王様のプロポーズ 極彩の魔女 (ファンタジア文庫)

★★★☆☆

平凡な高校生が死体に一目惚れして世界を救うために頑張る話?シリアスな話かと思ったら笑わせてくるところが面白いです。さすが「蒼穹のカルマ」の著者。本書だけで綺麗に終わった感があって読後感もいいです。続きも楽しみです。

読了日:05月02日 著者:橘 公司

https://bookmeter.com/books/18294218


■デッド・ゼロ 一撃必殺 (上) (扶桑社ミステリー)

★★★☆☆

ボブ・リー・スワガーシリーズ。と思ったらレイ・クルーズという男が中心のような。彼はもう年ですし主人公交代なのかと思ったら、一応彼が主人公のようではあります。今回も死にかけたりしています。下巻ではいいところを見せてくれることを期待します。

読了日:05月01日 著者:スティーヴン・ハンター

https://bookmeter.com/books/4487202


■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14) (ガガガ文庫)

★★☆☆☆

スパムスパムスパム・・・じゃなくてブロムブロムブロム・・・。長かった物語もようやく収束しました。重いですね。まわりくどいというか無駄なことをやっている感がありました。タイトルにふさわしい内容ではあったかもしれません。軽い部分は楽しめましたけど、重いところが多くてあまり好きになれないシリーズでした。別ルートの話みたいなのが出てますけどもう読む気はありません。

読了日:05月01日 著者:渡 航

https://bookmeter.com/books/14615280


■暇な人、謎解きでもしませんか?

★★★☆☆

別に暇を持て余しているわけではないのだけど読んでみました。図や文章が表す言葉をつきとめる暗合問題ですね。ひらめきが必要で結構難しいです。ちょっと考えて分からない問題はさっさと諦めて答えを見ました。豊かな発想が面白くて答えを読むだけでも楽しいです。最初のうちはシンプルでよかったのですが、最後の方は答えを読んで理解するのも面倒なくらいになっていました(笑)。

読了日:05月01日 著者:暇謎

https://bookmeter.com/books/18864034

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