2023年10月1日日曜日

2023年9月の読書メーターまとめ

読んだ本の数:30冊

読んだページ数:9928ページ

ナイス数:172ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2023/9

■白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 一 (富士見L文庫)

★★★★☆

罪人として後宮を追放された珠麗が女官狩りにあって再び後宮に。素性がばれると処刑されるのでなんとか逃げようとするものの、あらゆる努力が裏目に出てしまうというコミカルなお話。ファンタジー要素がないのがよいですね。ひどい境遇に落とされたのに前向きに頑張る、追放された直後の話もよかったです。

読了日:09月29日 著者:中村 颯希

https://bookmeter.com/books/18245743


■ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編: Sister編

★★★☆☆

Broter編の姉妹編。姉妹品とか姉妹都市とは言うけれど兄弟品とか兄弟都市は聞きませんね。私的には本書の方が面白かったです。三姉妹のネーミングとか素敵ですし読後感もよかったです。特殊な構成についてはそれなりの面白さはあったけれどいまいち爽快感に欠けますね。最後は全員揃ってすっきり解決にしてほしかったところです。

読了日:09月29日 著者:井上 真偽

https://bookmeter.com/books/21483773


■ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編

★★★☆☆

Sister編もあり、2冊で一つの作品という感じですね。同じ事件が異なる視点で語られます。私は一話毎にBrother、Sisterの順に読みました。同じ手がかりから異なる推理をしたりするところが面白いです。どちらも部分的にしか謎解きされないので当事者の立場で読んでいるとちょっと物足りない気分にはなります。

読了日:09月29日 著者:井上 真偽

https://bookmeter.com/books/21494902


■一華後宮料理帖 第五品 (角川ビーンズ文庫)

★★★☆☆

話が大きく動きました。命を狙われたり救われたりの荒事があったものの円満に解決。と思いきや!恋というか独占欲の暴走ですかね。どう決着をつけるのでしょう。

読了日:09月26日 著者:三川 みり

https://bookmeter.com/books/12266995


■インジョーカー 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫)

★★★☆☆

八神瑛子シリーズ第四弾。タイトルにも「アウト」が無くなり新展開、と言ってもやってることはあまり変わらないですね。今回も私怨で動いているように見えます。貧困ビジネスとか警察の不正とかも書かれていて、こういうのを読むと人間不信に陥ってしまいそうです。

読了日:09月25日 著者:深町 秋生

https://bookmeter.com/books/16308594


■貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい 2

★★★★☆

1巻ではほぼ不在だったツッコミ役が登場してますます面白くなりました。腐レンド(笑)に出会ったり百合対薔薇の戦いが始まったり。周囲の勘違いと本人の内面の乖離がすさまじいですね。歴史を変えてしまいかねない妄想力がすごいです。これにて完結。尊いものを読んだ満足感がありました。

読了日:09月25日 著者:中村 颯希

https://bookmeter.com/books/17573707


■大日本帝国の銀河 5 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-16)

★★★☆☆

昭和が長い(笑)。ずっとスローペースだったのに一気に加速して舞い上がった感じでした。最終巻ということで色々な謎が明らかになりましたが、期待していたほどの驚きはなかったですね。5巻もかけずに2巻くらいでコンパクトにまとめてほしかったです。

読了日:09月25日 著者:林 譲治

https://bookmeter.com/books/19034530


■いまこそガーシュウィン

★★★☆☆

一応岬洋介シリーズの最新刊。ミステリー要素はほぼないですね。人種問題が大きなテーマだと思っていたのに、それについて何も触れられずに終わってしまったのがびっくりでした。ピアノ絡みの話は面白くてよいです。

読了日:09月22日 著者:中山 七里

https://bookmeter.com/books/21511307


■一華後宮料理帖 第四品 (角川ビーンズ文庫)

★★★☆☆

珠ちゃんの療養のため遠出をすることに。今回は怨霊とか三角関係とかちょっと変な方向に行ってしまったなあと思いました。理美が大きな決心をするけれどなんかずれている気がします。元々貢ぎ物として皇帝に贈られたという立場を忘れているのでは?下手したら国際問題ではないですかねー。

読了日:09月21日 著者:三川 みり

https://bookmeter.com/books/11933846


■浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン (講談社文庫)

★★★☆☆

あとがきに書かれていましたが、私も渚は天才少女だとは思っていませんでした。かと言って普通の中学生でもないですね。数学オタクだと思います。解説では天才少女と書かれていて、あのあとがきの後にこの解説は残念だなあと思いました。数学ネタはもっと詳しい説明が欲しいですね。カプレカー数についても抜けています。4桁の数として9999とかを考えた場合、差は明らかに0なので成立しないです。

読了日:09月20日 著者:青柳 碧人

https://bookmeter.com/books/21499333


■貴腐人ローザは陰から愛を見守りたい 1

★★★★☆

腐った嗜好の持ち主なのに周りには勘違いされていて薔薇の天使なとど呼ばれている伯爵令嬢ローザの話。BLには全く興味はないのだけど、本書はとても面白くて楽しめました。腐ィルターとか腐ォースとか笑えます。ベルたんで薔薇愛。これはもしかしてベルばらを意識しているのでは。2巻も読みます。

読了日:09月19日 著者:中村 颯希

https://bookmeter.com/books/15710244


■大日本帝国の銀河 4 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-15)

★★★☆☆

ヒトラーとかスターリンの話はどうでもいいと思いました。

オリオン集団に対しての話し合いも戦闘もあまりやっている意義が感じられませんでしたが、ようやく動き出した感がありました。と思ったら次が最終巻。彼らの目的は説明しても理解できないと言われているので理解できないまま終わってしまうのか不安ですね。

読了日:09月19日 著者:林 譲治

https://bookmeter.com/books/18609118


■鵼の碑 (講談社ノベルス)

★★★☆☆

久しぶりの京極堂シリーズ(正式名称は百鬼夜行シリーズらしい)。タイトル通り鵼(ぬえ)がテーマの大長編。紙の本はとても分厚くて読むのが大変だと思います。私は電子書籍で読みました。時代を感じさせるためにかちょっと読みにくい文章にはなっていますが、個性的な登場人物、ときには哲学的な会話が面白いです。テーマにふさわしい内容で楽しめました。

読了日:09月19日 著者:京極 夏彦

https://bookmeter.com/books/21509334


■一華後宮料理帖 第三品 (角川ビーンズ文庫)

★★★☆☆

他国からの使者をもてなそうとする話。四夫人も頑張りました。このシリーズは問題をすっきり解決して事態を好転させるところが気持ちいいですね。そして禁断の恋に苦しむ二人。こちらの問題はあまり気にはなりませんが、なんとかなるといいなと思います。

読了日:09月19日 著者:三川 みり

https://bookmeter.com/books/11497878


■城主と蜘蛛娘の戦国ダンジョン 2 (レジェンドノベルス)

★★★☆☆

戦いには犠牲者がつきもの。たとえ勝っても喜んでばかりはいられません。そしてまた新たな戦いが。それにしても外で戦ってばかりで、ダンジョン要素が薄いですね。ラブコメ要素も微妙です。

読了日:09月15日 著者:朽木 外記

https://bookmeter.com/books/16276756


■ふつつかな悪女ではございますが6 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス)

★★★☆☆

鑚仰礼の後編。このシリーズはタイトルからかけ離れた内容になるのではないかと危惧していましたが、なかなか忠実でよいですね。それにしても入れ替わりがみんなにバレバレ(笑)。豪快な策で一挙に解決してしまう展開が爽快でした。7巻も楽しみです(10/3発売予定)。

読了日:09月14日 著者:中村 颯希,ゆき哉

https://bookmeter.com/books/20716963


■大日本帝国の銀河3 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-14)

★★★☆☆

オリオン集団とのやりとりが続きます。彼らの進んだ技術を見せつけられたりしてちょっとは情報が増えたけれど、相変わらず何を考えているのかよく分からないですね。説明しても理解できないでしょうとか言われているし。3巻使って起承承という感じですね。この後、転結となるといいのですが。

読了日:09月13日 著者:林 譲治

https://bookmeter.com/books/18210754


■怪人デスマーチの退転

★★☆☆☆

返却怪盗シリーズ第二弾。今回は金箔がテーマだったためか、少量のものを極薄に延ばしているだけという印象でつまらなく感じました。同じ話を二度も聞かされるのは苦痛だろうとか主人公に言わせているくせに、同じセリフを何度も読まされるのが苦痛だろうとは思わないのですかね。お酒に入れた金箔のように、目立つけれど意味がないものです。もう1巻出るらしいですけどどうしようかなあ。

読了日:09月13日 著者:西尾 維新

https://bookmeter.com/books/20881351


■一華後宮料理帖 第二品 (角川ビーンズ文庫)

★★★☆☆

主人公はなぜかモテモテのような気がしますが、快く思っていない人も多いようです。今回は宝珠の窃盗容疑をかけられたり四夫人の序列問題に関わることに。予想以上の抜本的解決で爽快でした。

読了日:09月11日 著者:三川 みり

https://bookmeter.com/books/11181577


■城主と蜘蛛娘の戦国ダンジョン 1 (レジェンドノベルス)

★★★☆☆

戦国調ファンタジー。主人公はダンジョンの管理人みたいな拠点精霊。魔物を召喚したりして戦闘の準備を整えようとするものの、予想外のトラブルが起こったり想定外の敵と戦うことになったり。感情はないはずなのに感情豊かで、ちょっと頼りなさそうだけどきちんと役目を果たそうと頑張るところに好感が持てますね。副官の蜘蛛娘とのラブコメっぽい要素もあり。まあまあ面白かったので2巻も読んでみます。

読了日:09月11日 著者:朽木 外記

https://bookmeter.com/books/15359486


■ふつつかな悪女ではございますが5 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス)

★★★☆☆

今回は誰が妃にふさわしいかコンテストみたいな鑚仰礼の話。玲琳はまた一味違う有能さを見せつけてくれますね。

そこで筋肉です(笑)。二人が喧嘩別れみたいなことになったり玲琳が死にかけたり。未解決の問題が多く残されたまま終わりましたが、一番の問題が解決してめでたしめでたしという感じで満足しました。もちろん続きも読みますけどね。

読了日:09月11日 著者:中村 颯希,ゆき哉

https://bookmeter.com/books/20095805


■大日本帝国の銀河 2 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-13)

★★★☆☆

ファーストコンタクト的な面白さはあるけれど、彼らの目的もよく分からないままで、あまり話が進んだ気がしないですね。近代史的なところはあまり面白みがありません。まだまだタイトルがしっくりくる内容ではないです。

読了日:09月08日 著者:林 譲治

https://bookmeter.com/books/17663413


■むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

★★★☆☆

ミステリー風にっぽん昔ばなし第三弾。今回はこぶ取りじいさん、耳なし芳一、舌切り雀、傘なし地蔵など。無理を感じるものもあるしややこしすぎるものも。もう少し軽い方がいいですね。めでたしめでたしじゃないでしょ(笑)。

読了日:09月07日 著者:青柳 碧人

https://bookmeter.com/books/21393769


■一華後宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)

★★★☆☆

「龍ノ国幻想」の著者の別シリーズ。小国からの貢ぎ物として帝国の後宮にやってきた少女の話。異国の地にたった一人。立場も弱くて嫌がらせを受けたり首をはねられそうになったり。シリアスな状況でも緊張感の足りない主人公のおかげで楽しく読めたりします。おいしい料理で人を魅了するという安直な話でないところもよく、清々しい読後感でした。

読了日:09月06日 著者:三川 みり

https://bookmeter.com/books/11028736


■ダンジョンの中のひと(1) (アクションコミックス)

★★★★☆

一皮むいたダンジョンの話。ひょんなことからダンジョンの運営に巻き込まれることになった少女クレイ。一般人には知られていないダンジョンの秘密が次々と明かされる衝撃の書(笑)。絵柄が可愛くて微笑ましいです。容赦なく人を殺したりしてますけどゆるふわな感じで楽しめます。4巻まで一気に読みました。

読了日:09月06日 著者:双見 酔

https://bookmeter.com/books/17245813


■ふつつかな悪女ではございますが4 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝 (一迅社ノベルス)

★★★☆☆

はじめての外遊編後編。慧月は随分と印象が変わりました。玲琳も弱々しいところを見せたりして良くも悪くも人間味が出てきた感じ。なかなか面白かったです。

読了日:09月05日 著者:中村 颯希,ゆき哉

https://bookmeter.com/books/19351248


■大日本帝国の銀河 1 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-12)

★★★☆☆

大日本帝国が宇宙に進出する未来の話かと思ったら、昭和時代の話でした。ファーストコンタクトものっぽいです。火星太郎の話は面白いけれど、別の話が長くてもどかしいですね。彼らの目的がなんなのか先が気になります。

読了日:09月04日 著者:林 譲治

https://bookmeter.com/books/17266119


■The Demon in the Machine

★★★★☆

悪魔といってもマクスウェルの悪魔。生命の起源や意識を情報という観点で語る科学読み物。知的好奇心をくすぐる興味深い内容で面白かったです。本書とは特に関係はないけれど次は「The Ghost in the Machine」を読む予定だったのに、購入しようとしたらKindle本が消えていました。どういうこと?

読了日:09月04日 著者:Paul Davies

https://bookmeter.com/books/13079480


■龍ノ国幻想5 双飛の闇 (新潮文庫 み 60-15)

★★★☆☆

今回はほぼ悠花が主人公ですね。年下の少年をたぶらかしたり別の男を口説いたりとやらかしていて面白いです。日織は追い詰められてある決心をしますが、何が起こるのやら気になりますね。6巻は9/28発売予定だそうです。

読了日:09月04日 著者:三川 みり

https://bookmeter.com/books/21484134


■言語が違えば、世界も違って見えるわけ (ハヤカワ文庫NF)

★★★★☆

色の名前、文法、座標系、性別などの観点から使用言語と世界認識の関係を考察しています。必要ないと思われる比喩が多くてちょっと読みにくいところはありましたが、言語の多様性に驚いたり巧妙な実験に感心したりで、知的興奮が味わえる面白さでした。

読了日:09月01日 著者:ガイ・ドイッチャー

https://bookmeter.com/books/19172438

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