2023年11月25日土曜日

ネルケと伝説の錬金術士たち

今まで気付いていなかったのですが、

「錬金術師」ではなく「錬金術士」なのですね。

「れんきんじゅつし」で変換すると「錬金術師」になるので、

ずっと「錬金術師」と書いていたと思います。

入力が面倒なので今後も「錬金術師」でいきます(笑)。

アトリエシリーズの番外編みたいなゲームです。

主人公は錬金術師ではなく、管理官のネルケ。

錬金術師たちをこき使って街を発展させるゲームです。

歴代のアトリエシリーズの登場人物が次々に現れて協力してくれます。

知らない人もいたけれど、懐かしい人物が多数登場。

錬金術師は全員出てきたのですかね。

ルルアとかライザは登場しなかったけれど、

多分、本作より後に発売されたものだからでしょう。

ユーディのキャラがよかったのでユーディのアトリエをやってみたい

とちょっと思ったけれどPS2じゃん!

私はPS4版があるものは大体やったんですね。

PS4版が出ていないような古いものはやりようがありません。

マリーのアトリエは最近リメイクが出たけれど、マリーには興味ないなあ(笑)。

ユーディもリメイクしてほしいですね。


不具合は特にありませんでした。

ちょくちょくロードが入って待たされます。

PS4版なので仕方ないですね。

グラフィックはまあまあ。

音楽は歴代のアトリエシリーズのものが使われているのですかね?

懐かしいものがありました。


本作はチュートリアルが長いと感じました。

いつになったら自由にやらせてくれるのさ~と思っていました。

クリアするのにかかった時間にくらべたら微々たるものなんですが。

やることがたくさんあって大変なんです。

土地の開拓、アトリエやお店などの建物の建築。

人員配置と仕事の依頼。

街づくり、使うもの、メインに関する研究。

住民の訪問、採取地の調査、まものの討伐などなど。

平日には街づくりをしたり仕事の指示を出して実行。

休日には住民を訪問したり研究を進めたり調査をしたり。

これを1ターンとするターン制で進めます。


街づくりや研究にはお金がかかります。

お金を稼ぐには調合したものなどを売る必要があり。

調合用の素材を用意したり、アトリエ、ショップを建てる必要があり。

新しい素材は採取地で手にいれるしかありません。

採取地毎に取れる素材は異なるので採取地を増やしていく必要もあり。

採取地の調査ではまものとの戦闘があるため、レベルを上げたり、

戦闘用の道具の開発、改良のための研究をする必要があり。

研究のためには素材が必要だったり対象の錬金術師の友好度を上げないといけなかったり。

友好度を上げるためにはその人を訪問したり、その人からの依頼をこなしたり。

一度手に入れた素材は栽培して増やしたり採取地に人を派遣して採取させることができます。

このようにして調合用の素材を確保し、調合品を売って資金を稼ぎ、

アトリエやショップを増やしていきます。

指示できる人はどんどん増えていきますので、

それぞれに調合、栽培、販売、派遣の仕事を割り振ります。

調合であれば、どのアトリエで何を調合するのか

栽培であれば、どの畑や林で何を栽培するのか

販売であれば、どのショップで何を売るのか

派遣であれば、どの採取地に行ってもらうのか

を指示します。

販売する人が1人だけなら管理は簡単なんですが、

複数の人が同じものを売る場合、現物が足りなくなることがあります。

販売の指示をするときに在庫数は表示されるんですが、

他の人が売る予定の数は表示されないので分かりにくいのです。

調合の場合は更に分かりにくいですね。

販売は売るものを1種類指定するだけなので楽なのですが、

調合は10種類くらい指定できるのです。

1種類の調合につき数種類の素材を使うので、

素材がかぶっていると何個素材を使うことになるのか分かりにくい。

複数の人に調合の依頼をすることになるので、

全体で何をいくつ使うのかさっぱり把握できません。

素材が足りなくて調合できませんでしたということがよく起こります。

最終的には100人超えるので管理がとっても面倒です。

何をどれだけ使うのか紙に書いて調整したこともありますが、

時間がかかって大変なので二度とやる気にはなれませんでした。

1回実行して実績を確認するのが手っ取り早いです。

うまくいかなかった場合はロードしてやり直し。

あまりそういうことはしたくないのですが、期限がありますからね。

途中で効率の悪いやり方をしていたことに気付いて

最初からやり直したくなったりもしましたが、流石にそれはやめておきました。

施設を建設するときにも建材や素材が必要なのでずか、

どの建物に何が必要なのかを確認するのが面倒です。

実際に建設しようとしないと必要なものが分からないんですね。

そこまで行くには途中でロードが挟まったりして時間がかかるんです。

調合は、錬金術師毎に作成コストの上限が決まっていて、

レベルが上がるとその上限が上がるため、

上限ぎりぎりまで作らせようとすると毎回調整しないといけなくて大変です。

更に、領主からの課題や突発的に起こる緊急事態にも対処しないといけません。

領主からの課題は期限が決まっていて、期限内に達成できないと恐らくゲームオーバー。

住民の声にも応えた方がいいのですが、期限が短いものが多くて、

調合依頼の内容を大幅に変えないといけなかったりして対応が面倒です。

のんびり気ままに楽しめるゲームではなかったです。

色々と不自由で窮屈さを感じます。


平日の仕事の管理の方はまあまあ面白いですが、休日の方がいまいち。

採取地の調査といっても一直線の道を移動するだけ。

全然探索している気になれません。

移動中の会話もワンパターンで飽きます。

プレイヤーにできるのは歩きと走りの切り替えのみ。

途中で素材の収集と戦闘が発生します。

歩いていると勝手に素材を収集しますが、走っていると収集できません。

走っていると戦闘が不利になるらしいです。

それならずっと歩いていればいいと思うかもしれませんが、

調査には時間制限があって、時間内にゴールしないと踏破したことになりません。

最新の採取地を踏破すると次の採取地が出現するという仕組みなので、

時間切れになると1ターン無駄にすることになります。

歩いていたら間に合わない場合は走らないといけないのです。

調査に行く前には住人の訪問ができますが、

このときにも時間を消費し、調査に割ける時間が減ってしまいます。

何人も訪問していると、走りっぱなしでも踏破できないことになります。

私は毎回2人か3人の訪問で終わらせていました。

それだと訪問イベントが消化しきれなくて、終盤は大量に並ぶことになりました。

友好度を上げるためにイベントをこなしたいのにできないところが不満でした。

戦闘も大して面白くないです。

戦闘に参加できる人にはアタッカーとサポーターがおり、

サポーターは基本的に自分では操作できず勝手に動きます。

回復してほしいときにしてくれなかったり、ものすごくバカな行動をすることもあります。

状態異状で回復できない状態になることがあるのですが、

サポーターが全員そのキャラを回復しようとするのです。

そのキャラは瀕死ではあったのですが、回復しても無駄なのだから、

他の行動をしろよと思いました。

最初のうちは楽勝でしたが、最後の方は手強くなってきます。

何度も全滅しました。

全滅してもゲームオーバーになるわけではなく、大したペナルティーはありませんが、

調査が進まないのでそういう意味では1ターン無駄になります。

全滅したときはロードしてやり直しました。

勝てそうにないので道具の研究を進めたり、レベルが上がるのを待ったりしました。

討伐の依頼があったりするのに戦闘の回数が少ないのも不満ですね。

狙ったまものに会えないことがしばしばありました。

そういうときもロードしてやり直ししたくなります。


課題の内容を勘違いしていて達成が危ういときもありましたが、

なんとか達成しつつ進めました。

メインの課題を達成すると次の課題が与えられるのですが、

各課題の達成期限は固定と思われますので、

なるべく早く課題を達成した方が有利でしょう。

次の課題を達成するための期間が長くとれます。

メインの課題以外にサブの課題も提示されます。

そちらは達成しなくても問題なさそうでしたが、達成した方が有利になるでしょう。

そちらもなんとか達成していきました。

一番最後の課題は達成不可能になることがあり得ないので、

その一つ前の課題が実質的な最終課題。

それを達成して最後の課題が与えられた時点で残り30ターンでした。

街づくりの研究は早めに終わりましたが、メインと使うものはなかなか進まず。

特定のキャラの友好度を上げないといけないのがきつかったですね。

そもそも友好度を上げることに違和感があります。

研究を進めるのに素材が足りないことが分かっていて、

必要な素材を集めよう、となるのは自然なことで納得できます。

しかし、研究を進めるのに友好度が足りないことが分かっている

だから友好度を上げよう、なんて状況はあり得ないですよね。

そして、友好度を上げる方法は運頼みのところが多くて、

ゲームとしてあまり面白いものではありませんでした。

それなのに終盤は友好度を上げることが一番の目的になってしまいます。

メインの研究は間に合わないんじゃないかと冷や冷やしましたが、

残り9ターンのところでなんとか完了。

使うものの研究は残り1個、友好度が一つ足りないというところまで。

メインが間に合ったのでまあよしとしましょう。


常に何かに追われているような不安と焦りがつきまとうゲームでした。

のんびり適当にやっていたらクリア不可能でしょう。

ゲームなのに仕事をしているような感覚。

実際の仕事よりきつかったですね(笑)。

最終的にはすべての課題、サブ課題を達成。

土地の開拓もすべて終了し、すべての区画のレベルMax。

調査地の開拓もすべて終了。

研究は使うものの最後の一つ以外はすべて完了。

ということでなかなか達成感はありました。

まあまあ面白かったけれど疲れました。

もう一回やりたいとは思えませんね。

1回目でクリアできてよかったです。


70点。


次はスーパーマリオブラザーズ ワンダーにするか、

The Talos Principle2にするか、

悩んだ末に両方買って、両方遊んでいます(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿