2024年2月1日木曜日

2024年1月の読書メーターまとめ

 読んだ本の数:35冊

読んだページ数:10661ページ

ナイス数:219ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2024/1

■茉莉花官吏伝 十二 歳歳年年、志同じからず (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

茉莉花の才能がとどまるところを知りません。正に神懸かっていますね。とんでもない能力を持っているのは間違いないけれど、運がよかったのも間違いないところ。本人と周りの認識の違いがひどくて大変なことになりそうです。

読了日:01月31日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/19348505


■俺がピエロでなにが悪い! (講談社ラノベ文庫)

★★★☆☆

誰も悪いなんて言ってないと思うので、好きにすればいいんじゃないでしょうか。ちょっと笑いのセンスが合わないようでコミカルなところは微妙。最後はご都合主義な展開でしたが、重くなりすぎずでよかったと言えばよかったです。分かりやすくていい話でした。

読了日:01月30日 著者:白井 ムク

https://bookmeter.com/books/17889074


■工作艦明石の孤独 1 (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

工作艦明石というよりセラエノ星系が孤立する話でした。あのワープシステムはタイムパラドックスをはらんでいると思いますね。原理の分からないものに頼っていたために大変な事態に。今のところは戦争や戦闘などはなくて死者も恐らくでていません。難局や謎に知力で挑むところがいいですね。なかなか面白かったです。2巻はちょっと方向性が変わりそうな気がしますが、とりあえず読んでみます。

読了日:01月29日 著者:林 譲治

https://bookmeter.com/books/19809412


■くっすん大黒 (文春文庫)

★★★☆☆デビュー作の「くっすん大黒」と「河原のアバラ」の2編。予想できない展開のぶっ飛んだ内容でした。異様なエネルギーを感じる文章で独特の読み心地でした。

読了日:01月29日 著者:町田 康

https://bookmeter.com/books/564703


■Flights of Fancy: Defying Gravity by Design & Evolution

★★★☆☆

邦題は「ドーキンスが語る飛翔全史」。人間を含む生物が空を飛ぶことをいかにして実現してきたのかが語られます。イラストは綺麗でいいけれど、多すぎて文章の密度が低いと感じます。内容は分かりやすくていいけれど、大したことは書かれていなくてあまり興味を惹かれるものではありませんでした。

読了日:01月29日 著者:Richard Dawkins

https://bookmeter.com/books/17653991


■茉莉花官吏伝 十一 其の才、花と共に発くを争うことなかれ (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

絶対に失敗する任務を成功させろという無茶振りを受けてバシュルク国へ。間諜、傭兵、軍師みたいなことをやっています。人間を分解して再構成とか洗脳みたいなこともやっていて怖いです(笑)。この先大きな成果を上げることになると思われますが、それはたまたま事件が起こったから。入学できたのも運がよかっただけ。この辺はちょっともやもやしますね。

読了日:01月26日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/18746728


■メイドなら当然です。 濡れ衣を着せられた万能メイドさんは旅に出ることにしました4 (アース・スターノベル)

★★★☆☆

メイドさんご一行の旅は続きます。相変わらず無自覚にやらかして周りに心配をかけるニナ。メイドが必要とされない国でショックを受けたりもしています。それなりに面白いけれど新鮮味がなくなって面白みは薄れてきました。そういえばあの人は元日本人でした。この設定は必要だったんですかね?

読了日:01月25日 著者:三上康明

https://bookmeter.com/books/21527023


■1(ONE) (創元クライム・クラブ)

★★★☆☆

駒子シリーズは全部読んだはずだけどあまり覚えてません。

本書はミステリー要素はあまりなく、ワンちゃんの可愛さがメインですかね。こういうペットがいたら癒されるだろうなあとは思いました。

読了日:01月24日 著者:加納 朋子

https://bookmeter.com/books/21707945


■人生パンク道場 (角川文庫)

★★★☆☆

色々な人からの悩み事などに筆者が答える人生相談みたいな内容でした。まともな回答もあったけれど大半はあまり現実的ではなくて、私はこの人には相談したくないなあと思いました。爆笑エッセイというほどの笑える内容でもありませんでした。色々な分析や考察はなるほどと思えるところもあって面白いです。

読了日:01月23日 著者:町田 康

https://bookmeter.com/books/13442774


■或るスペイン岬の謎

★★★☆☆

「或るチャイナ橙の謎」「或るスペイン岬の謎」「或るニッポン樫鳥の謎」の3編。国名シリーズ、これにて完結だそうです。密室の謎とかはしょぼかったりしたけれど、それがどうでもよくなるくらいの驚きがあるものあり楽しめました。

読了日:01月22日 著者:柄刀一

https://bookmeter.com/books/21502939


■茉莉花官吏伝 十 中原の鹿を逐わず (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

またまた他国へ出かけて手柄を立てる茉莉花。あの能力の使い方はなんか無駄なことをやっている感じがしました。今回は優秀だからうまくいったわけではなく、運がよかっただけですよね。次はまたハードルを上げてくるようです。茉莉花がどんな人間離れした技を見せるのか、怖いけど楽しみです。

読了日:01月22日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/17807117


■迷宮宿屋~空間魔法使い少女の細腕繁盛記~ (BKブックス)

★★★☆☆

スキルを頑張って育てるところはなかなか楽しかったです。

努力が実る話はいいですね。しかし途中から文章が気になるようになってきましたし、設定にも色々とツッコミを入れたいです。腕輪に付与した空間に入れば護衛の問題はなくなると思うのだけど。時間停止って空間魔法じゃないと思う。

読了日:01月22日 著者:海華

https://bookmeter.com/books/19548832


■走馬灯のセトリは考えておいて (ハヤカワ文庫JA)

★★★☆☆

なかなかよかったです。「オンライン福男」 「クランツマンの秘仏」 「絶滅の作法」 「火星環境下における宗教性原虫の適応と分布」 「姫日記」 と表題作の6編。笑えたのは「姫日記」。これはSFなのか実話なのか。小説ではない形式(論文とか雑誌の記事風)のものの方が面白かったです。


読了日:01月19日 著者:柴田 勝家

https://bookmeter.com/books/20265271


■しらふで生きる 大酒飲みの決断 (幻冬舎文庫)

★★★☆☆

どうして酒をやめたのか、どうすれば断酒できるのか等といったことを延々と語っています。極論、暴論が飛び出して面白いところもあれば、結構道徳的なところもあり。私は宴会とかではそれなりに飲むけれど、積極的に飲みたいと思ったことはありません。なのでどうでもいい内容ではありましたが、色々なものへの執着心を断つ方法として参考にはなりました。

読了日:01月19日 著者:町田 康

https://bookmeter.com/books/19072333


■魔王都市: -空白の玉座と七柱の偽王- (ガガガ文庫 ガろ 2-1)

★★★☆☆

まあまあ面白くはあったけれど、世界観にはなじめないし文章は微妙だし主人公が秘密を抱えているのは明らかだし、没入できるほどではありませんでした。

読了日:01月17日 著者:ロケット商会

https://bookmeter.com/books/21359151


■茉莉花官吏伝 九 虎穴に入らずんば同盟を得ず (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

叉羅国編終了。あの解決策はありきたりだったけれど、派手なシーンがありました。インド映画か!(見たことないけど)。コミカル度が少しずつ上がっている気がします。茉莉花には人間やめちゃいそうな危うさもありますね。

読了日:01月16日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/16824918


■華麗なる探偵アリス&ペンギン ハッピー・ホラー・ショー (小学館ジュニア文庫 ジな 2-22)

★★★☆☆

シリーズ第22弾。「おいでませ、サファリ・ワールド」「暗くなるまで待って」「玩具のシッチャカメッチャカ」の3本。今回も華麗に?事件を解決していますね。気楽に読めて楽しいです。

読了日:01月16日 著者:南房 秀久

https://bookmeter.com/books/21410198


■なめらかな世界と、その敵 (ハヤカワ文庫JA JAハ 11-6)

★★★☆☆

SF短編6個。表題作と「ゼロ年代の臨界点」「美亜羽へ贈る拳銃」「ホーリーアイアンメイデン」「ジンギュラリティ・ソヴィエト」「ひかりより速く、ゆるやかに」。世界観に無理が感じられるものや拍子抜けの展開もあったけれど、なかなかひきこまれる面白さでした。架空SF史や死者からの手紙など特殊な語りも楽しめました。他の作品も読んでみたいと思いました。

読了日:01月15日 著者:伴名 練

https://bookmeter.com/books/19452464


■告白 (中公文庫)

★★★☆☆

見栄っ張りで不器用で思弁的な熊太郎の話。神様におちょくられているようなところもあって笑えます。駄目人間ではあるけれど人間臭くて共感できるところは多々あります。自業自得のところもあるとはいえ、あれでは怒り狂うのも無理はないと思えますね。ボリュームも大きくて読み応えがあって面白かったです。

読了日:01月15日 著者:町田 康

https://bookmeter.com/books/557433


■魔術師クノンは見えている 5 (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

学園生活2年目に突入。新入生も登場しました。女性の扱いのところでは笑えたけれど、あとはそれほど面白いところはなかったかなあ。話の進め方もあまり滑らかではないと感じました。婚約者はどうなったんでしょうね。こちらのシリーズよりもニア・リストンの続きが読みたいなと思いました。

読了日:01月15日 著者:南野 海風

https://bookmeter.com/books/21672255


■茉莉花官吏伝 八 三司の奴は詩をうたう (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

またも他国で過酷な任務に挑む茉莉花。なんかたくましくなってきたような気がします。文官というよりスパイとか詐欺師に近づいていますね(笑)。コミカルな感じで面白かったです。今回の任務ではどんな成果をあげるのか、続きも楽しみです。

読了日:01月12日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/15333753


■探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

「探偵・花咲太郎は閃かない」の続編。この作品のスタンスが理解できてきたのか前巻より面白かったです。桃子との出会いが語られたり死んだ猫を追いかけたり人質になったりと色々やっています。コミカルで楽しかったです。

読了日:01月12日 著者:入間 人間

https://bookmeter.com/books/579300


■Never Split the Difference: Negotiating as if Your Life Depended on It

★★★

邦訳は『逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ』。様々な交渉テクニックを紹介しています。サスペンス小説かと思えるような出だしでひきこまれました。できれば小説部分をずっと読んでいたかったです(笑)。人質解放の交渉みたいな一般人には無縁の事例が多かったけれど、値引き交渉などの身近な事例もあり。なかなか面白かったです。

読了日:01月12日 著者:Chris Voss,Tahl Raz

https://bookmeter.com/books/11980407


■一線の湖

★★★☆☆

「線は、僕を描く」の続編。前作では素人目線での水墨画の魅力が描かれていて分かりやすかったけれど、今作は主人公の苦悩や内面的な話が多くて分かりにくいです。宗教的な悟りの世界のようになってしまってちょっとついていけません。それでもひきこまれる面白さはあって楽しめました。

読了日:01月11日 著者:砥上 裕將

https://bookmeter.com/books/21678841


■転生少女はまず一歩からはじめたい 7 ~魔物がいるとか聞いてない!~ (MFブックス)

★★★☆☆

今回は大量発生したバッタを倒すために頑ばった話。今回タイトルは一語二役ですね。サラ以外にも転生少女はいるのです。新しいことに挑戦しようとする人には好感が持てますね。クリスも一歩踏み出しました。

読了日:01月11日 著者:カヤ

https://bookmeter.com/books/21629702


■茉莉花官吏伝 七 恋と嫉妬は虎よりも猛し (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

今回は恋愛要素が多めでいまいち楽しめませんでした。また新たな任務で他国に行くことになったみたいです。次回は楽しめそうですね。

読了日:01月11日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/14447792


■探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)

★★★☆☆

ロリコン探偵が殺人事件とかに遭遇する話。ミステリー的な面白さはほとんどなし。1話目は、ここで終わり?とびっくりしました。2話目はまあまあ面白かったです。全体的に文章もストーリーも雑な感じでいまいちでした。一応次も読んでみます。

読了日:01月10日 著者:入間 人間

https://bookmeter.com/books/579299


■負けヒロインが多すぎる! (6) (ガガガ文庫 ガあ 16-6)

★★★☆☆

ぬっくんがこれまでになく頑張っていますね。主人公を巻き込んでのラブコメっぽくなっています。走れヌロス!そういえば小鞠ちゃんの小説は全然面白くないですね。八奈見さんは小説も言動も面白いです。

読了日:01月10日 著者:雨森 たきび

https://bookmeter.com/books/21671962


■メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿 (星海社FICTIONS)

★★★☆☆

普通のミステリーをメイド喫茶風味にしてコロナを振りかけたような話でした。ちょっと異様な世界ではありますね。つまらなくはなかったけれど、一番印象に残ったのが最初の方の誤認トリックだったというのは残念でした。

読了日:01月10日 著者:柴田 勝家

https://bookmeter.com/books/19845164


■服飾師ルチアはあきらめない ~今日から始める幸服計画~ 3 (MFブックス)

★★★☆☆

求婚の話はまだ終わっていなかったのですね。本編で読んでいるのでいらないと思いましたが、語らないわけにもいかないか。今回も彼女の情熱が感じられて面白かったです。本編は8巻9巻を購入済ではありますがあまり読む気になれなくて、そのうち気が向いたら読むつもりです。

読了日:01月09日 著者:甘岸久弥

https://bookmeter.com/books/21650650


■茉莉花官吏伝 六 水は方円の器を満たす (ビーズログ文庫)

★★★☆☆

ついに大きな目標を達成しました。今回はファンタジー要素を使わなかったところがよかったです。皇帝との関係にも変化が?次はどうなることやらです。

読了日:01月09日 著者:石田 リンネ

https://bookmeter.com/books/13705453


■能面検事の死闘

★★★☆☆

能面検事シリーズ第三弾。美晴は相変わらず引き立て役でしかないし、色々と既視感がありますね。社会問題に絡めて難しい事態に対処する話になると思って期待していたら、論点をずらして真の問題をごまかされたような感じでした。まあそれなりに楽しめました。

読了日:01月09日 著者:中山 七里

https://bookmeter.com/books/21272087


■才女のお世話 7 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-07)

★★★☆☆

マネジメント・ゲーム終了。ラブコメしながらのビジネス小説みたいな内容でした。あの能力はずるい気がしますけど、伊月の成長は感じられました。成香の成長も見られたのがよかったです。

読了日:01月05日 著者:坂石遊作

https://bookmeter.com/books/21663800


■恋する殺人者

★★★☆☆

恋する乙女が邪魔者を排除するために人を殺すお話ですね。

軽くて読みやすいです。終盤の展開にはちょっとがっかり。ああいうのはいらないです。読者に知らされていない情報を使った推理を披露されても感心はできませんね。

読了日:01月05日 著者:倉知 淳

https://bookmeter.com/books/21266211


■顔の見えない僕と嘘つきな君の恋 (講談社タイガ)

★★☆☆☆

文章は読みやすくていいのだけど、設定とかストーリーが作り物めいていて楽しめませんでした。占い師の言葉なんてなんの説得力もないのに、それが正しいことが前提になっているのが気持ち悪かったです。

読了日:01月05日 著者:望月 拓海

https://bookmeter.com/books/13054224

0 件のコメント:

コメントを投稿