2024年2月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:9805ページ
ナイス数:178ナイス
https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2024/2
■六道先生の原稿は順調に遅れています 三 (富士見L文庫)
★★★☆☆
これで完結のようです。このシリーズは妖怪の蘊蓄等は少な目でその点では物足りなかったけれど、作家と編集者の話として楽しめました。これからもどんどんよい本を出してほしいですね。
読了日:02月29日 著者:峰守 ひろかず
https://bookmeter.com/books/12916455
■怪盗クイーン 摩天楼は燃えているか バトルロイヤル 後編 (講談社青い鳥文庫)
★★★☆☆
今回も人の恋路を応援するような内容でした。あとがきによるとキャラが多すぎるので減らそうとしたらしいですが、減らせいません。結局クイーンは怪盗としての仕事はしていないような・・・。
読了日:02月28日 著者:はやみね かおる,K2商会
https://bookmeter.com/books/21374612
■再生巨流 (新潮文庫)
★★★☆☆
スバル運輸に勤める吉野が実質左遷されたことにより心機一転、牛丼屋を起ち上げる!これが吉野家の始まりであった。というのは冗談ですが、起死回生のピジネスプランをひねり出し、不死鳥のごとく蘇る!熱さと勢いがあって面白かったです。
読了日:02月27日 著者:楡 周平
https://bookmeter.com/books/563641
■宮廷魔導師見習いを辞めて、魔法アイテム職人になります 3 (カドカワBOOKS)
★★★☆☆
エクヴァルは有能で飄々としていてなかなかいいキャラですね。イリヤは有能ではあるけれど迂闊で世間知らず。無自覚に凄いことをやって周りを驚かせるという展開は少々飽きてきました。3巻が出てから結構経っているようですが、4巻は出るんでしょうか。
読了日:02月26日 著者:神泉 せい
https://bookmeter.com/books/18224238
■史上最大の発明アルゴリズム: 現代社会を造りあげた根本原理(ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (ハヤカワ文庫 NF 381)
★★☆☆☆
史上最大の発明というなら、その素晴らしさをもっと語ってほしかったですね。不完全性定理とか巡回問題とか、方向性が逆です。文章がよく言えば文学的。わけの分からないたとえとか修飾が多くて、簡潔で分かりやすい説明とは真逆。伝記的なところは多少楽しめましたが数学的な内容を語るには全然ふさわしくないと思いました。
読了日:02月26日 著者:デイヴィッド・バーリンスキ,David Berlinski
https://bookmeter.com/books/4758094
■六道先生の原稿は順調に遅れています 二 (富士見L文庫)
★★★☆☆
二人とも芝居が下手すぎですね(笑)。これは秘密がばれる展開になるだろうと思いました。妖怪は出てくるけれど大して蘊蓄とかは書かれていなくてその点では物足りないです。物書きとしての責任とか矜持とか喜びとか、そちらの方面で読ませます。新登場の踊場先生もいいキャラで楽しめました。
読了日:02月26日 著者:峰守 ひろかず
https://bookmeter.com/books/12522777
■怪盗クイーン 楽園の名画を追え (講談社青い鳥文庫)
★★★☆☆
今回はあの二人の結婚を祝福する回でしたね。血の雨が降ったりもしましたが。名画の場所については無理があると思ったけれど、超常現象とかのやりすぎ感はなくて楽しめました。伏線を回収して納得感のある最後になっているのもよかったです。
読了日:02月22日 著者:はやみね かおる,K2商会
https://bookmeter.com/books/19562210
■月まで三キロ
★★★☆☆
短編6個。地球上で最も月に近い場所というのは明らかに間違っていますね。科学的な蘊蓄は語られるけれど科学がメインの話ではありませんでした。人と人の触れ合いでちょっと前向きになる話ですかね。じんわりとくる味わいがありました。
読了日:02月21日 著者:伊与原 新
https://bookmeter.com/books/13310084
■宮廷魔導師見習いを辞めて、魔法アイテム職人になります 2 (カドカワBOOKS)
★★★☆☆
色々できるけれど無自覚で迂闊なイリヤ。ますますひどくなっている気がします。周りの人をびっくりさせるだけの話で、成長要素がほとんどないところがちょっと物足りないですね。ベリアルとの出会いのところが一番面白かったです。
読了日:02月20日 著者:神泉 せい
https://bookmeter.com/books/17467019
■Mathematical Lateral Thinking Puzzles
★★★☆☆
ポール・スローンといえば「ウミガメのスープ」で有名な人ですね。本書はひらめき重視の数学っぽい問題集。
邦訳は多分ないです。有名な問題が多くてあまり新鮮味はありませんでした。それは駄目でしょうという解法もありました。割と薄い本なのでそれほど時間はかからず。多少勉強になるところはありました。
読了日:02月20日 著者:Paul Sloane,Des MacHale
https://bookmeter.com/books/13071651
■六道先生の原稿は順調に遅れています (富士見L文庫)
★★★☆☆
妖怪+作家もの。締切は守っているので遅れてはいないと思うのだけど。主人公は編集者の滝川詠美。セクハラと戦ったり編集長に振り回されたり原稿を催促したり。良識と行動力を備えた彼女には好感が持てます。「絶対城先輩」ほどではなかったけれどそれなりに楽しめました。
読了日:02月19日 著者:峰守 ひろかず
https://bookmeter.com/books/11996679
■都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ (YA! ENTERTAINMENT)
★★★☆☆
トラップ屋敷への侵入とか栗井栄太の埋蔵金探しとか魔物と妖怪の出会いとか面白かったです。色々とツッコミどころはあったけど楽しめました。
読了日:02月19日 著者:はやみね かおる,にし けいこ
https://bookmeter.com/books/20661254
■SF作家の地球旅行記
★★★☆☆
異星人のSF作家が地球にやってきてカルチャーショックを受ける話、を期待したのですが普通の旅行記だと分かってがっかり。つまらなくはないけど特に興味は湧かないですね。最後の2つだけは架空の旅行記でフィクションらしいです。月へ行く話は楽しめました。
読了日:02月19日 著者:柞刈 湯葉
https://bookmeter.com/books/20060780
■宮廷魔導師見習いを辞めて、魔法アイテム職人になります (カドカワBOOKS)
★★★☆☆
とある国から逃亡して魔法アイテム職人になる話。読んだあとに内容紹介を見たら、無自覚最強魔導師の"普通"で"無双"なセカンドライフとか書かれていました。あまり最強という感じではなかったですね。簡単に捕まったりしていますし、色々と迂闊で隙の多い人物です。そこが面白いといえば面白いところでもあります。文章がちょっとアレなので続きを読もうか悩むところです。
読了日:02月16日 著者:神泉 せい
https://bookmeter.com/books/16471434
■誘拐の日 (ハーパーBOOKS)
★★★☆☆
ある男が少女を誘拐してお金を得ようとする話。彼は誘拐犯には全く向いてなくて憎めない人物ですね。誘拐された少女も全然らしくありません(笑)。予想外の展開で先が気になる面白さでした。二人の関係が変化していくところがよかったです。
読了日:02月15日 著者:チョン ヘヨン
https://bookmeter.com/books/18056994
■茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす (ビーズログ文庫)
★★★☆☆
今回はふつつかな悪女のようにふるまう茉莉花。なかなか続きが読みたくなるシリーズで、気付いたら最新刊まで来てしまいました。あまり切りがよくないので早く次を出してほしいですね。
読了日:02月14日 著者:石田 リンネ
https://bookmeter.com/books/21552607
■都会のトム&ソーヤ 19 19BOX~日常~ (YA! ENTERTAINMENT)
★★★☆☆
短編をいくつも埋め込んで長編に仕立てています。日常という割に世界が揺らぎそうな恐ろしさもありました。そこはまあいいんですけど、19BOXの謎が結局ほったらかしで意味不明だったのが残念でした。
読了日:02月13日 著者:はやみね かおる,にし けいこ
https://bookmeter.com/books/19297460
■工作艦明石の孤独4 (ハヤカワ文庫JA JAハ 5-20)
★★★☆☆
戦闘とか暴力による解決がほとんどなくて理性的に進めているところがよかったです。しかし、ワープの仕組みや法則については結局よく分からず、納得感はありませんでした。詳細が語られていないので矛盾してるかどうか判断できないけれど、私は整合性がとれてないという印象を持ちました。タイトルはあれのことなんですかね。うーむ。外伝の「コスタ・コンコルディア」は気がむいたら読むかもです。
読了日:02月13日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/20829856
■無自覚な天才少女は気付かない ~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~2 (アース・スター ルナ)
★★★☆☆
期待したほど楽しい話ではありませんでした。主人公もフレドもいまいち好きになれないですね。文章も~だが、~けどといった注釈めいたものが多くて臨場感に乏しいと感じられます。全然先が気にならないので、ここまでにしておきます。
読了日:02月13日 著者:まきぶろ
https://bookmeter.com/books/19670633
■コンピューター殺人事件 (講談社文庫)
★★★☆☆
コンピューターの導入によって仕事を奪われるとか言ってる時代の話で、かなりの古さを感じます。今はAIが脅威だとか?そちらの方面では進化していますけど、人間のやることはあまり変わっていないですね。おかげで何十年も前の小説でもそれなりに楽しめます。
読了日:02月13日 著者:藤村 正太
https://bookmeter.com/books/3353128
■茉莉花官吏伝 十四 壺中の金影 (ビーズログ文庫)
★★★☆☆
今回は骨休め的なある意味気楽なお仕事でしたが、地上げというか嫌がらせにも才能を発揮してしまう茉莉花です。本人は真面目なのに色々と笑えてしまいますね。
読了日:02月09日 著者:石田 リンネ
https://bookmeter.com/books/20722860
■一億総SNS時代の戦略 (書籍扱い)
★★★☆☆
1日68時間SNSをやっていると豪語する著者が語るSNSとの付き合い方。タイトルも大げさですね。SNSを如何に有効に活用するかとという情報を期待してたのだけど、こういうことをすると危険ですよという逆方向の内容であまり有意義ではありませんでした。文章はそれなりに面白かったです。
読了日:02月09日 著者:カレー沢薫
https://bookmeter.com/books/17183442
■工作艦明石の孤独3 (ハヤカワ文庫JA JAハ 5-19)
★★★☆☆
よく分からないところがいくつかあったけれど面白かったです。ようやく合流を果たしたのでみんなが一丸となって苦難に立ち向かってもらいたいものです。タイトルが未だにしっくりこないのですけど、4巻ではそれらしい内容になるんですかね。
読了日:02月08日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/20458089
■無自覚な天才少女は気付かない ~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~1 (アース・スター ルナ)
★★★☆☆
無自覚に凄いことをやって周りを驚かせるという話にはなりますが、そこに至るまでが長くて辛いですね。義妹のモノローグも長かったです。しかも、プロローグが最大級なので全然インパクトがありません。文章も説明的でくどく感じます。これから楽しくなるかもしれないので一応2巻も読んでみようと思います。
読了日:02月07日 著者:まきぶろ
https://bookmeter.com/books/18962161
■極楽征夷大将軍
★★★☆☆
足利家の兄弟をメインに描いた大長編。読むのに一週間くらいかかりましたよ。なかなか面白かったけれど、最後の方は歯車がかみ合わなくなって壊れてしまうようなやるせなさがあってあまり爽快感はありませんでした。
読了日:02月06日 著者:垣根 涼介
https://bookmeter.com/books/21148333
■茉莉花官吏伝 十三 十年飛ばず鳴かず (ビーズログ文庫)
★★★☆☆
今回は久しぶりに国内の話で、偽装お見合いをしたり完全犯罪をたくらんだり花娘をやったりしました。新しいことに挑戦するところは面白いです。恋愛絡みの話は正直どうでもいいです。一石五鳥は悪い点を無視して利点を挙げてるだけだと思いました。一種のポジティブシンキングですね。
読了日:02月05日 著者:石田 リンネ
https://bookmeter.com/books/20215628
■かくて謀反の冬は去り (ガガガ文庫 ガこ 5-1)
★★★☆☆
肉体的な障害を抱えた王族があれこれやる話ですね。道化を演じているみたいだけど本物の道化にも見えます。シリアスな話かと思ったら結構コミカルで面白いです。難点は文章が分かりにくいところです。どういうことだろうと悩むことがちらほらあってあまり集中できませんでした。
読了日:02月05日 著者:古河 絶水
https://bookmeter.com/books/21375194
■工作艦明石の孤独 2 (ハヤカワ文庫JA JAハ 5-18)
★★★☆☆
今回は椎名の孤立という感じでした。彼女の話とそれ以外の話で分裂してしまっています。どちらも面白いことは面白いのだけど完全に別の話になってるのでちょっと読みにくいですね。早く合流してほしいものです。
読了日:02月05日 著者:林 譲治
https://bookmeter.com/books/20151807
■文庫版 地獄の楽しみ方 (講談社文庫)
★★★☆☆
高校生向けの講演を書籍にしたものだそうです。主に言葉によるコミュニケーションについて。分かりやすくて面白かったです。言葉は伝わらないものだと言っていますが、この人の言葉は伝わりやすい気がします。
読了日:02月02日 著者:京極 夏彦
https://bookmeter.com/books/19336201
■秀吉の活 (幻冬舎時代小説文庫)
★★★☆☆
ただ生きるのではなく活きることを目指した秀吉の生涯。
就活や婚活を経て最後はもちろん終活。感動的な場面がいくつかありました。一味違った秀吉像でなかなか面白かったです。
読了日:02月01日 著者:木下 昌輝
https://bookmeter.com/books/15996302
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