2024年3月20日水曜日

風来のシレン6

もう出ないと思っていたシレンシリーズ。

新作を出してくれて嬉しいです。

Playstation版も出してほしいですね。

グラフィックはリアル寄りでなかなか綺麗です。

コッパは一層可愛くなっています。

シレンはいい意味で存在感がなくていいですね。

グラフィックは立体的になっている分、ちょっと分かりにくいところもあります。

自分の立ち位置を勘違いしそうになります。

マップも分かりにくいところがあります。

通路と部屋の境界が分かりにくかったり、通路と水路の区別がつかなかったりもします。

罠とモンスターも見分けづらいです。

自分が通ったマスの色が変わるのはいいですね。

今までは記憶に頼るしかなかったけど、これで無駄な罠チェックをしなくて済みます。

ミニマップにしか表示されないので小さくて見づらくはありますが。

石や矢を使うショートカットが用意されていたり、小さな改善点がいくつかありました。

基本的なシステムは変わりないですが、細かいところでは色々と仕様が変わっています。

仲間と位置を入れ替わってもそのターンに仲間が行動してくれるとか、

店の床には罠を設置できないとか。

過去作と同じ仕様だと思って行動した結果、思わぬ窮地に陥ることもありました。

敵の攻撃が痛くて回復が早くなっている気がしました。

序盤の盾を手に入れるまでが一番の難所かもしれません。

攻撃が外れる確率とかが高い気もします。

特にアイテムを投げたり矢を撃ったりしたときはよく外れますね。

5回連続で外れたりすると嫌になります。

アイテムが呪われている確率も異様に高い気がします。

あるアイテムが呪われていたのでおはらいの巻物読んだらそれも呪われていたり(笑)。

お金も呪われていることがあって残念。

お金の場合は拾った瞬間に呪われていることが分かるのでほとんど無意味。

がっかりさせられるだけのものですね。

アイテムを雑草に変える奴とか燃やしてしまう奴とかが多いのも残念。

視界外でアイテムも燃やされたときにいちいちメッセージで伝えられるのも

嫌な気分になります。

こういう嫌な気分させられることが多いなと思いました。

部屋に入った後で突然モンスターハウスになるのは理不尽だと思います。

視認性の非常に悪いマップも残念でした。

見えているのにどこが通路なのか分からない(笑)。

あそこはミニマップ頼りでしたね。

5で感じた余計なものはなくなっていてよかったです。

昼と夜とか装備の成長システムとか紛らわしい名前のアイテムとか。

新要素としては、ドスコイ、大砲、流れる川、デッ怪、銀封印、ポヨヨンなどがありました。


序盤でちょっと嫌な展開があったけれど、以降は普通に楽しめました。

本編の難易度は低め。

本気でやれぱ1回目でクリアできたのではないかなと思えるくらい。

ただし、このシリーズはこれが初めてという人には難しいのではないかなと思いました。

過去作ではフェイの問題とかがいいチュートリアルになっていたのですが、

今回それがなかったですからね。

何回もやり直していると色々なものが進行して、アイテムが解放されたり、

仲間ができるようになって、楽にはなっていきます。

アスカも仲間になります。

アスカといえば「風来のシレン外伝 女剣士アスカ見山!」のキャラですが、

私はこのゲームをやっていません。

やってみたいとは思うけれど、現在では入手が難しそう。

リメイクしてほしいですね。


本編をクリアすると各地にダンジョンが追加されたり、アイテムが解放されたりします。

当ゲームは本編をクリアしてからが本番ですからね。

本編がクリアできないとお話になりません。


各ダンジョンには特殊なルールがあったり、そこでしか手に入らないアイテムがあったりします。

仲間に絡んだダンジョンが追加されると、それをクリアするまで仲間になってくれない

というのが困りものでした。

一時期はアスカしか仲間になってくれないという状況になってしまいました。

仲間の有無で難易度が大幅に変わりますから。

ダンジョンクリアによって解放されるアイテムも重要ですね。

あるアイテムは過去作には出てきたのに本作には全然登場しなくて、

まさか出てこないのかと思ったら、ダンジョンクリアが必要だったと分かって驚きました。

クリアする順番によっても難易度が大きく変わると思います。


新要素について。

ドスコイは強いけれど、かっこ悪いというか美しくはないですね。

あまりなりたくないのだけれど、

最善を目指すとどうしてもドスコイ状態にならざるを得ないのです。

オナラも品がないですね。

これも効果が強烈なので使わざるを得ないです。

ドスコイもオナラもあるから使うけれど、無い方がよかったなあと個人的には思います。

流れる川

川というよりベルトコンベアというイメージですね。

筏に乗ってモンスターが次々に流れてきてうっとおしいです。

動きに違和感があって無理が感じられます。

新鮮味はあるけどいまいち。

大砲

これもはっきり言ってない方がいいですね。

1Fで隣の部屋に入ったら大砲撃たれて即死なんて理不尽なこともありました。

モンスターが大砲を撃つとその演出に時間がかかって待たされるのも嫌でした。

デッ怪

これも微妙。

通りたいところをふさがれて大回りをしたり待ったりしないといけないことが多くて

イライラしました。

石を投げれば倒せることに気付いてからは脅威ではなくなってつまらなくなりました。

神器

普通の武器、防具には固有の印しか入っていませんが、

神器には他にも様々な印が入っていたり、性能がよかったりと別格の装備です。

これはいいですね。

見つけると嬉しいですし、どんな印が入っているんだろうとわくわくします。

銀封印

神器は色々な印がついていたりしますが、封印されているものもあります。

有害な印もあるのでそういうものが封印されていると助かりますが、

通常は全部有効にしたいものです。

封印をはがすには専用の巻物を読むしかありません。

せっかく神器を手に入れても封印が多いともどかしいです。

逆に封印をする罠とか巻物もあるので不要な印だけを封印できる可能性はありますが、

失敗する可能性も高いです。

もう少し銀はがしと封印をコントロールできると面白かったと思うのですが、

現在の仕様では運の要素が強すぎて微妙です。

願いのほこら

ほこらを見つけて入ると希望通りのアイテムが手に入るというもの。

希望は三択で、壺が欲しいとか食料が欲しいなどの願いに応えてくれます。

大抵は有利になりますので助かります。

必要なければ無視すればよいだけなので邪魔になりません。

クロンの試練

新しいフロアに入ったときに、試練が与えられることがあります。

巻物を読めとか、杖を使わずに次のフロアに進めとか。

達成すると最大HPが増えたり、装備が強化されたりとご褒美がもらえます。

試練の内容が簡単すぎたり難しすぎたりと難易度がバラバラなのは気になりますが、

無理そうなときは無視すればよいだけ。

特にデメリットはないのでこれはこれでよしです。

熱狂の祭り

一定の時間だけアイテムが発生して拾えるとか、経験値がアップするとか、

アクションゲームみたいなことをやらされます。

これは駄目ですね。

アクションを排除しているゲームになんでアクション要素を入れてしまうのか。

嫌なら無視すればいいだけなのですが、ノリのいい音楽で煽ってくるんですね。

うるさくてうっとおしいのです。

ポヨヨン

壁が特殊な素材で作られているのか、壁にものをぶつけると反射する部屋があります。

斜めにぶつけると斜めに反射して、何回も反射させるとちょっといいことが。

なんか世界観にあわない感じがしますね。

壁全部が反射素材でなくても、プリズムみたいなものが落ちていればよかったのでは。

斜め反射を利用して通常では攻撃できない敵を攻撃できたりしますが、

ほとんど使いどころはないですね。

別になくてもよかったと思います。

モンスターの子供

世話をしてなつかれると冒険中にちょっといいことが起こるようになります。

なかなか可愛げがあってよかったのですが、1点だけ非常に不愉快な点があって、

途中からは一切かかわらないようにしていました。

拠点ではずっと後をついてきてピーピー鳴くようになり、とてもうるさいのです。

蔵でアイテムを整理している間もずーっと鳴いているので気が散ってしょうがないです。

せっかくのBGMも台無しです。

無視して冒険を繰り返しているとだんだんいなくなって静かになったのはよかったです。

桃まん

これは新要素ではないと思いますね。

桃まん棒は過去作に出てきたブフーの包丁と実質同じ。

なんで変えちゃうのかな。

運命神リーバ

旅の神クロン

罠の神カカ・ルー

食の神ブフー

という世界観のはずなのに。

クロンもカカ・ルーも使っているのになぜブフーを使わないのか。

パラレルプレイ(&救助)

ダンジョン内の任意の時点でそのデータをアップロードすると、

他の人が同じデータで遊べるという機能。

自分が遊ぶだけならネット上にアップロードしなくてもパラレルデータを作成できます。

私はオンライン要素には興味なかったので救助とパラレルは無視していたのですが、

実績の項目にあったので使ってみました。

救助は前からあった機能ですが、仕様は変わっているようです。

ゲーム内で救助依頼を受けることも出すことができて、

他人と関わることなく終われるのでやってみる気になれました。

救助依頼を出したことはないですが、依頼はいくつか受けて救助しました。

救助をするとポイントがもらえて、

このポイントを使うと救助において有利になる恩恵が得られます。

アイテムやお金は全く手に入りません。

これだと救助をするメリットが全くないように見えますが、

自分を救助することもできるようなので、

自分を救助するのが簡単になるというのがメリットといえそうです。

報酬が何もなくても誰かの役に立ったという満足感と達成感が得られますので、

やってみる気にはなれますね。

この仕様の方がよいと思います。

パラレルプレイに話を戻しますと、これはバランスを崩壊させるとんでもない機能でした。

パラレルプレイで何をやってもアイテムやお金が手にはいるわけでもなく、

図鑑などにも反映されないので、実際の冒険には何の影響もない

と思ったら大間違いです。

未来予知ができるようなものなので、ゲーム性が台無しになります。

未識別のアイテムがあったらパラレルプレイで試しに使ってみればよいです。

識別の巻物があったら、パラレルプレイでアイテムを識別して冒険をあきらめる。

同じパラレルデータを再度使用して、今度は別のアイテムを識別して冒険をあきらめる。

これを繰り返すと、すべてのアイテムを識別することができてしまいます。

あかりの巻物も同様に使えば、すべてのフロアにおいて構造を把握することができるのです。

予行練習ができるわけですので、アイテムを無駄にしてしまうこともなく、

ほぼノーリスクで進めます。

多少のランダム要素はありますので、完全にノーリスクではないですが。

ネット上にアップロードする場合は1日あたりの回数に上限があるようですが、

自分用に作成する場合は回数に制限はなく、使い放題です。

私は最難関のダンジョンを苦労してクリアしたあとに初めてこの機能を使ってみました。

簡単になりすぎますね。クリアできない方がおかしいくらいです。

なんでこんなものを実装してしまったのでしょう。

これは正式にゲームの機能して組み込まれているものですから、

いくら使ってもいんちきでもなければずるでもない。

むしろ積極的に使うべきものですよね。

このゲームは使えるものは何でも使えというゲームですから。

悪い効果のアイテムは敵にぶつけるとか、敵の特技を利用するとか、

罠さえも有効に活用したりします。

お店を見つけたら泥棒ができるかどうか考えます。

やれば有利になることが分かっているのに、ずるいからやらないとか、

美しくないからやらないというのは、ただの縛りプレイです。

なんですが、使うと簡単過ぎるので使いたくない。

でもあるからには使わないと損だと感じて悩ましい。

こんものはない方がよかったと思います。


持ち込み不可と持ち込み可それぞれの最難関のダンジョンを何回かクリアしました。

最難関のダンジョンクリア後に出てきたミッションもこなしました。

ダンジョンの数はそれなりにありましたが、ちょっと少ないと感じます。

一度クリアしたらもうやる気になれないものが多いためですね。

パズル系のものが一個もなかったのが非常に残念です。

持ち込み可のダンジョンでもっと手強いものが欲しかったです。

持ち込み不可のダンジョンでレアなアイテムを手に入れて

持ち込み可のダンジョンに挑むというのが大きな楽しさなのですが、

簡単過ぎてアイテムを集める意味がありません。

図鑑はほぼコンプリートできました。

武器1個だけ未入手です。

必中の剣あたりだと思うのですが、一度もお目にかかれませんでした。

実績は未達成が2個。

1個は全種類の武器入手でしたが、もう1個は不明です。

モチベーションが保てなくなってきましたので、やめることにしました。

1000回遊べるというのがこのゲームのうたい文句ですが、

1000回も遊ぶ気にはなれませんでした。

流石に飽きます。


大した不具合はありませんでしたが、

フロア移動をしたときにちょくちょく音飛びがするのがちょっと気になりました。

お店で売り物の上に乗ったときは、その商品の名前とかが表示されるのに、

何も表示されないことがときどきありました。


あるダンジョンをギリギリでクリアできたときの達成感とかは凄かったですし、

結構長い時間楽しめました。

DLCで追加ダンジョンとか出してほしいですね。


80点。


次回はグノーシアの予定です。 

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