グノーシア

 これは一言でいえば人狼ゲームですね。

人狼の代わりにグノーシアというものが登場。

人間が汚染だか感染だかされるとグノーシアというものになってしまい

人間を消滅させるようになります。

舞台は宇宙船で、乗員の中にグノーシアが紛れ込んでいることが判明。

グノーシアは一晩に一人ずつ人間を消していきます。

乗員たちはこれに対抗するために怪しい人物をコールドスリープさせることに。

コールドスリープにするのも1日につき1人だけです。

誰を眠らせるのかは全員の話し合い及び投票により決定します。

すべてのグノーシアを無力化すると人間側の勝ち。

起きている乗員の中で人間の数がグノーシアの数以下となると人間側の負け。

プレイヤーは人間である場合もグノーシアである場合もあります。

決着がつく前に自分が消されたり眠らされたりしてもゲームオーバー。

これが基本ルール。

これを何度も何度も繰り返します。

なぜかループしているのです。

エンジニア、守護天使など特殊な能力を持った人物も登場します。

エンジニアは1日につき1人、そいつが人間かグノーシアかを調べることができます。

誰がどの役柄になっているのかは分かりません。

グノーシアたちは誰がグノーシアなのかは知っています。

エンジニアは自分がエンジニアだと明かして、調査結果を報告することもできます。

が、グノーシアがエンジニアを自称することもあり、嘘を見抜かないといけなかったりします。

投票前の相談タイムで報告を聞いたり、あやしい人物を指摘したり、

嘘をついたり、協力を求めたり、色々と駆け引きをして勝ちを目指します。

人数や役柄は1回毎に変わります。

自分で指定することもできるようになります。

この人狼ゲーム自体もなかなかに面白いです。

グノーシア側になって完全勝利したりするとかなりの爽快感があります(笑)。

しかし、自分が消されたりするとかなりのショック。

お前があやしいとか言われるのも傷つきますね。

攻撃の的になると何をしてもコールドスリープを逃れることがでぎず、

くやしい思いをしたりします。

誰がグノーシアかを推理してうまくそいつを無力化できたと思ったら、

自分が襲われてしまってがっくりすることも。

目立ったことをすると的になりやすいんですね。

逆にずっと黙っていても目をつけられやすいので、加減が重要です。

運が悪いとどうしようもないところはあるんですが、

成長要素もありますので回数をこなせば有利になっていきます。

1回毎に経験値が得られて、レベルアップでステータスを上げることができるのです。

負けてもゲームオーバーになっても経験値は得られますので、

適当にやって回数をこなすのもありではないかと思います。

ループ回数が多くなるともらえる経験値も増えるみたいです。

勝った方が多く経験値がもらえますので勝つ方がいいですが。

カリスマを上げると自分の意見によって他人に与える影響が強くなり、

かわいげを上げると狙われにくくなったりします。

ステータスを上げると使えるようになるスキルもあります。

このゲームの目的は人狼ゲームを繰り返しながらイベントをこなし、

情報を集めることです。

登場人物が個性的で、あんた人間じゃないだろという者もいるんですが、

更にとんでもない秘密が隠されていたりしてびっくりします。

特定の条件を満たさないと進まないイベントもあって、

なかなかやりがいもあります。

感動的なイベントもあって楽しめました。

ループしていることにも意味があって、ストーリーもあり、

きちんと終わった感のあるエンディングも用意されています。

なかなか達成感があってよかったです。

各キャラのイベントを進めるとそのキャラの能力が上がったりして、

ゲームにも多少の変化が出てきます。

1回1回のゲームは短時間で終わるので気軽に遊べてよいです。

負けると悔しいので勝てるまでやってしまいます。

条件や自分の役柄などを自分で設定することもできるようになりますので、

色々試すことができるのも嬉しいです。

人数を最大にして自分一人だけグノーシアでやってみたこともあります。

設定を好きなように変更できるとはいえ、

何回もやっているとちょっと飽きてはきますね。

ループしているで同じセリフを何回も聞かされます。

役柄を変えてもそんなに多くのパターンはありませんので、

新鮮味はなくなっていきます。

クリアするには結構な回数をこなさないといけないので、

周回が辛くなってくるかもしれません。

多分100回はやらないとクリアは無理ではないかなと思います。

私は230回くらいでクリアしました。

ステータスをカンストさせるために簡単なパターンで何度もループしていましたので。

別にカンストさせなくてもクリアは可能です。

クリアを優先していたらずっと早い段階でクリアできたはずです。

流石にカンストさせると勝率がかなり上がります。

スタッフロールもThank you for playing.も見ることができました。

エンディングを見るとタイトル画面が変わるんですかね？

その画面は何か足りないと思ったらスクロールできることを発見。

ちょっと得した気分です。

スタッフロールは短かったし、イベントも基本静止画のみでボイスもなし

低予算で作られたゲームっぽいですが、安っぽい感じではなかったです。

キャラの表情とか効果音などの演出がうまくて、

このゲームにふさわしい雰囲気を作っています。

アプリケーションエラーが1回起きましたが、

オートセーブされているので特に問題はありませんでした。

他に不具合らしきものはありませんでした。

気軽に人狼ゲームが楽しめるのがよかったです。

リアルでもやってみたいとは思わないですね。

序盤で殺されたらやることなくてつまらなそうなので。

このゲームは自分が何もできなくなったらそこでゲームオーバーなので

暇になることはありません。

なかなか新鮮味があって面白かったです。

やってよかったと思えます。

今後もたまに遊んでみるかもしれません。

80点。

次はCOCOONの予定です。