2025年4月16日水曜日

龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii

龍が如くシリーズ外伝。

時系列的には8の後。

私はこのシリーズは7と8しかやっていません。

7,8は基本ターン制のRPGでしたが、本作はアクション。

真島吾郎が海賊になり、ハワイを舞台に大暴れします。

彼は7とか8にも登場しているキャラで、脇役なのにかなりのインパクトがありました。

名前は憶えていませんでしたが、本作をプレイして完全に覚えました。

彼は60歳らしいですよ。

ゲームの主人公としてはかなりの高年齢ですね。

ゲームの世界にも高齢化の波が訪れているのでしょうか。


彼がリッチ島という全然リッチじゃない島に漂着したところから始まります。

かったるいムービーとかも少なめで最初から引き込まれる作りです。



戦闘は完全アクション。

陸地での戦闘は基本一人で戦います。

ドスで戦う狂犬スタイルと、カトラスで戦う海賊スタイルの2種類のモードの切り替えができます。

色々できることがあって、一度は説明があったと思うのだけど覚えきれないですね。

ガードは全然使わなかったしコンボも意識したことがありませんでした。

△ボタンで発動する技は発動できるタイミングがよく分からず、イライラしました。

ときどきQTEもあり。

難易度はそんなに高くはないですね。

一対一なら狂犬スタイルでほぼノーダメージで勝てます。

難易度はビギナー、スタンダード、プロフェッショナルの3種類ありましたが、

私はスタンダードで最後までやりました。

セミオートモードとかQTEを自動でやってくれる設定とかありましたけど、

そういうアシスト機能は使わず。

戦闘中は常にダッシュだけオンにしました。

これもオンにするつもりはなかったんですが、

戦闘中に歩いている姿が間抜けだったので変えました。


敵を倒しても経験値は得られませんが、成長要素はあります。

お金と名声ポイントを使用して能力アップ。

名声ポイントとは偉業を達成する度に得られるポイント。

偉業といっても、戦闘を何回行うとか何km移動するとか、簡単に達成できるものもあります。

ミニゲームをやったり、食事をしたり、試験を受けたりといった色々な行動でポイントが得られます。

前作の人間力みたいな感じですね。

装備品は指輪のみ。

指は10本あるので10個装備できます。


当然海戦もあります。

敵の船に乗り込んでの集団戦もあります。

船を動かしたり、集団戦を行うには船員が必要で、

船員集めも大きなコンテンツになっています。

街でスカウトしたり、クエストをこなしたり、ミニゲームのポイントで交換したり(笑)。

船員は戦いに勝つと経験値が得られ、レベルアップします。

船自体の能力を上げたり、強い武器を装備したりして強化することができます。


船での移動はあまり冒険感がありませんでした。

マップが海域別になっていて、他の海域に移動するときはメニューから選択するだけ。

船で移動して他の海域に行くことができないのです。

なので世界の広がりが全然感じられないんですね。

また、いくつかの島に上陸することができるんですが、全然探索感がありません。

島に上陸したあとは敵との連戦。

たまにお金のつまったタルがあるくらいで、探索要素ほぼなし。

敵を全員倒すと自動的に宝が獲得でき、それでおしまい。

二度とその島には上陸できません。

なんじゃそりゃ!

灯台にファストトラベルできるのですが、いちいち登録が必要なのが面倒。

行ったことのある灯台でも登録してないとファストトラベルできません。

うっかり登録を忘れると、またそこまで時間をかけて移動しないといけないのです。

タクシーは自動登録してくれるのになんで灯台は登録してくれないんでしょうね。


船での戦闘はまあまあ面白いんですが、何度もやっていると飽きてきます。

ある程度近づくと戦闘が始まってしまい、時間をとられます。

逃げることも可能ですが、船員の士気が下がってしまうのが嫌ですね。

逃げるつもりがなかったのにうっかり領域からはみだして

逃げたことになるのも嫌でした。

戦闘を避けようとするとかなり大回りしないといけなくて面倒ですし、

戦闘をこなすのも時間がかかって面倒、逃げるのも船員のケアをしないといけなくて面倒。


船での戦いについては、パイレーツコロシアムというコンテンツが登場します。

色々な相手と海戦、船上戦ができます。

船同士で戦う場合、こちらは一隻なのに敵はなぜか3隻くらい。

しかも、こちらは使えない武器を使ってきたりします。

随分不公平で理不尽な戦いです。

敵の旗艦のHPを0にすると、船に乗り込んでの船上戦となります。

船上戦はお互いの船員全員の集団戦。

全滅した方が負け。

連戦になることもあります。

トータルの所要時間でランクと報酬(お金)が決まります。

要は早く倒した方がいいということなので、ダメージを受けないようにうまく立ち回るよりも、

被ダメージは気にせずに特攻して速攻で倒すのがよいのです。

これはあまり面白くないですね。

私は時間をかけてでも無傷で勝ちたいと思う方なので。

それでも海戦は自分の力で勝ったと思えるのでやりがいがありますが、

船上戦は集団戦なので手応えが感じられませんね。






船の強化は早々に終わってしまいましたが、パイレーツコロシアムは途中で行き詰りました。

こんなの勝てるわけないという強敵がでてくるのです。

ストーリーを進めると更に強化できるようになるのかなと思って進めたのですが、

特に新たな強化要素などは登場せず。

諦めかけていましたが、そういえばスキルを全然使っていなかったことに気づきました。

スキルを使うようにしてからは行き詰っていた船上戦に勝てるようになりました。

あと行き詰っていたのは海戦での状態異常?

大砲とかが撃てなくなり、修理をしても回復しないので攻撃手段がなくなってしまうのです。

一応ランチャーでの攻撃はできますが、非常に効率が悪いです。

なるべく攻撃を受けないように立ち回り、一気にダメージを与えることでなんとか倒しました。

これは難易度高かったですね。

最終的にはすべて最高ランク(S)でクリアできました。

コロシアム制覇後のメインストーリーは簡単すぎて全然手応えがありませんでした。

そういえば煙幕って使い方が分からなかったのだけと、どうやって使うんだろう

と疑問に思って公式サイトを見てみました(クリア後に)。

WEBマニュアルを見て煙幕の使い方がやっと分かりました。

ゲーム内で説明ありましたっけ?

それから、船員がやられると大砲とかが撃てなくなるので甲板モードにして助けに行かないといけない

ということも初めて知りました。

これを知っていれば楽にクリアできたかもしれません。



サブクエスト、ミニゲームも多数あります。

どちらも既視感のあるものが多かったですね。

サブクエストは7,8に出ていた登場人物がちょくちょく出てきてました。

ミナト区系女子とやらに力が入っていたみたいですが、これが一番つまらなかったです。

ムービーがつまらない上に長い。

1人で嫌になったのに5人分ありましたからね。

一番面白かったのはゴローが喋るやつですね。

サブクエストは見つけたものはすべてクリアしました。


ミニゲームは将棋、ダーツ、花札、麻雀、UFOキャッチャーなどは今まで通り。

カジノ、ゴルフ、ゲームセンター、マスターシステムなども既視感がありますね。

レトロゲームなんてやる気になれません。

クレイジーデリバリーも同じですね。

私はこれは苦手であまり好きではありません。

不審者スナップも同じですが、これは楽しめました。完全制覇しました。

ドラゴンカートも既視感ありました。なかなか苦労しましたが、完全制覇。

ビリヤードはなかったかな?

うまく決まれば楽しいけれど、ちょっと難易度が高いと思いました。

バッティングは新しい試みがされていました。

演出が派手で爽快感がありました。

ミニゲームはおまけみたいなもので、別にやってもやらなくてもいい

という位置づけのものだと思っていましたが、本作ではかなり強制されます。

ミニゲームで得られるポイントの景品として財宝とか船員が入っていることがあるのです。

船員が景品って(笑)。

海賊といえば財宝!ですから財宝は全部集めたい。

財宝集めはメインコンテンツといってもいいくらいですね。

しかし、財宝を集めるためにはミニゲームをやらないといけないというのが嫌です。

ポイントはミニゲーム毎に別になっているので、すべての財宝を手に入れるためには、

将棋もやらないといけないし、カジノもやらないといけないし、

クレイジーデリバリーも不審者スナップもやらないといけません。

船員も集めようと思うとかなりの時間がかかります。

財宝はコンプリートし、船員も私が見つけた者はすべて獲得しましたが、

非常に時間がかかりました。

本作はミニゲームのウェイトが重すぎですね。

財宝集めはあくまでも海賊として行いたかった。

ミニゲームをやることに海賊らしさは全くありません。


ゴロゴロコキッチン

料理が作れます。

火をおこす、食材を刻む、煮ながらアクをとる

という最大3つの工程をこなして作ります。

それぞれの工程はミニゲームになっていて、

出来の良さが多少変わるようになっています。

料理を食べるとHPが回復したりします。

作るのに結構時間がかかって面倒です。

料理をすることによって料理人のレベルが上がりますが、

上げる意味があるのかよく分からず。

大した面白みはなく、別になくてもよかったかなと思います。


ゴロー王国

保護した動物を飼育する?場所

餌を与えると好感度が上がり、お礼に何かもらえます。

好感度がMAXになると船に乗せることができるようになります。

お礼は基本食材で、もらってもそんなに嬉しくはないです。

全員の好感度をMAXにしたらもう用はありませんね。

MAXにするのは面倒です。

連続で餌を与えることはできず、時間をおかないといけないのですが、

他に用事があるようなところではないので行くのが面倒なのです。

このためだけにわざわざ訪れるのが馬鹿らしく感じてしまいます。


OKAサーファー

前作にもありましたが多少の違いがあります。

乗ったまま挨拶をしたり物を拾うことができるようになったのはとてもよいですね。

目的地まで自動運転してくれる機能も健在。

しかし、車や障害物につっこむことが多々あり、この点では劣化している気がしました。

車に当たってもダメージを受けるわけでもなく害はないのだけど、

おいおいってツッコミたくなります。

充電が結構面倒でわずらわしいです。


アロハリンク

前作と同じですね。

OKAサーファーに乗りながらでもできるようになったのはグッド。

ちょっとした楽しみになっています。



カラオケ

これも前作同様。

リズムゲームとして楽しめます。

しかし、真島しか歌えないのがいまいち。

ミナト区系女子にも歌ってほしかったですね。


アロハッピーツアーズ

これも前作同様。

船員獲得の条件になっていたので2か所はやりました。

あとは積極的にはやらず、たまたま見つけたときだけ撮影していましたが、

1個も達成できずでした。

あまりやる気になれないコンテンツです。


おみくじ集め

これも前作同様。

但し、前作より難しくなっていますね。

ここの報酬である財宝と船員は無理じゃないかなと諦めかけていました。

救済アイテムがあったのでなんとかなりましたが、あれがなかったら無理でした。

これは難易度高すぎと思います。


コーディネート

指輪以外の装備は見た目が変わるだけ。

色々なコーディネートができるようにたくさんの衣装が用意されています。

雰囲気が変わって楽しいのですが、一部分かりにくいところもありました。

キャバ嬢の恰好で来いと言われるところがあるのですが、

私はずっとその衣装を手に入れてないと思っていました。

ところが、実はとっくに入手済だったのです。

装備できる部位は頭、上半身、下半身、靴など何か所かありますが、

上半身を選んで装備できるものを見ていくとそれらしいものがないので

持っていないと判断していました。

どうもセット衣装は各部位のところには表示されないようで、

R2ボタンを押してセット衣装を表示しないと装備できない仕組みだったのです。


フォトラリーとかおみくじ拾いとか財宝探しとかで街を探索していると敵がとても邪魔ですね。

前作のクイックバトルみたいな機能はないし、復活も早く感じます。


不具合と思えるものは特になかったかな。

戦闘のときにボタン押しても反応しなくてレスポンスが悪いと思ったことはありますが。

プレイ時間は約70時間。


本編との絡みもほとんどなく外伝に徹していてよかったです。

期待以上に楽しめたと思います。


80点。


次のゲームはわるい王様とりっぱな勇者、

もしくはユミアのアトリエです。

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