本には右開きと左開きの2種類があります。
本を閉じた状態で表紙が見えるように置いた時に、
・右側が背で、ページを左から右にめくるものは右開き
・左側が背で、ページを右から左にめくるものは右開き
背というのはページが綴じられている方です。
右綴じ右開き、左綴じ左開きです。
冷蔵庫も右に開くものが右開き。
冷蔵庫の場合はどちらからでも開くことのできる両開きというものもあります。
本で両開きは見たことがありません(笑)。
縦書きのものは大体右開き、横書きのものは大体左開きです。
日本語の小説は右開きが多いですね。
洋書はほぼ左開きです。
私は長年の修行の結果、左開きの本は左手だけで読めるようになりました。
ちなみに、私は右利きです。
左手で本を持って、ページめくりも左手で行います。
左手の親指、小指で左右のページを押さえ、残りの指で本の背を支えます。
見開きの2ページを読んでいる間に親指で左側のページをさぐって浮かせます。
浮かせたページが邪魔になることもありますので、私は右側のページを読み終えてから浮かせるようにしています。
左側のページを読み終えたら、浮かせてできた隙間に親指を挿しこんでめくります。
たまにもたつくことはありますが、ほとんどタイムロスなくページめくりできます。
文庫本でもハードカバーの本でもいけます。
右手は完全にフリーです。
電車に乗っているときはつり革につかまれますし、ソフトクリームを食べながらでも読めます。
(もちろん電車の中では飲食は控えております)
ところが、右開きの本は片手でめくることがなぜかできません。
対称性を考えると、右手で持って右手でめくることができそうなのですが。
きっと修業が足りないのでしょう。
右開きの本はあまり読まないですから。
読みにくいのであまり読まないという面もあります。
すべての本を左開きに統一してほしいです。
ハードカバーの本もいけますと書きましたが、実は他の理由から厳しいものがあります。
重いんです!
片手で支えているだけで手が疲れます。
開いた状態を保つだけで指が疲れます。
長いこと読んでいると指が痛くなってくるのです。
ハードカバーの本は片手で読むものじゃないです。
ハードカバーでなくても分厚い、いわゆる煉瓦本というものがありますね。
例えば京極夏彦氏の本とか。
なんで上下に分けないの!
ですので、立っているときにはハードカバーの本とか洋書はあまり読みたくありません。
座れたときにそういう本を読むようにして、座れないときは文庫本がいいですね。
しかし、そのためには2冊持ち歩かないといけません。
もうすぐ読み終わりそうというときは次の本も用意しないといけません。
最悪4冊必要ですが、そんなに持ち歩きたくありません!
片手で本を読むための便利グッズが紹介されているのを見たことがあります。
・ブックスタンド
電車の中では使えませんから!
・サムシング
somethingではなくthumb thing。親指にはめて使います。
本を開いた状態で保持できるようですが、ページをめくるときには邪魔になりそうです。
・Kindle
これをグッズというのはどうかと思いますが。
確かにKindle Oasisとかならページめくりボタンがついていて、片手でページめくりができます。
右手、左手どちらでも大丈夫です。
血のにじむような努力の末に(というのは嘘ですが)獲得した技能も、最新の技術の前には無意味!
こうして伝統芸能、職人の技が失われていくんですね。
紙の本を片手で読む際に一番難しいのはページをめくることなのですが、
残念なことに、ページをめくるのが楽になるようなグッズはないみたいですね。
紙の本を片手で読むには修行を積むしかないようです。
次回はPS3で印象に残っているソフトについての予定です。
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