2024年6月24日月曜日

龍が如く8

龍が如くシリーズは7しかやったことはありません。

本作8は7の続編であります。

1~6の主人公と思われる桐生一馬も登場します。

今回はハワイが舞台と聞いていたけれど、ハワイにたどり着くまでに結構かかります。

相変わらずムービーシーンが多くて見てるだけの時間が長いです。

グラフィックは写実的で綺麗。

ロードも早くて快適です。ファストトラベルも数秒。


このゲームは一応RPGで、戦闘は一応ターン制。

私はターン制の方が好きなのでそこはいいのですが、

中途半端にアクション要素があるのが微妙なところです。

戦闘システムは7と大体同じですが、多少変わったところがあります。

一番大きい変化は、自分のターンがきたときに一定の範囲内を動き回れるようになったこと。

使えるアイテムのところに移動したり、仲間の近くに行って連携攻撃をしたり、

自分の意思で行動を選択できるのはよいです。

重なった場合はアイテムの方が優先されたするので完全ではありませんが。

敵を攻撃して吹き飛ばし、後ろにいる敵に当てるとそいつにもダメージが入ります。

吹き飛ばした先に仲間がいると攻撃を加えてくれたりします。

立ち位置を調整してうまく吹き飛ばすと有利になります。

うまく決まると爽快感があってよいです。

手間が増えて時間がかかるようになったいう側面もありますが。

フェイントをかけているのか敵のモーションが無駄に長かったりしてテンポが悪いんですよね。

範囲攻撃は相変わらず使いにくいし。

範囲回復もやりにくいですね。

回復したい相手が遠くに行ってしまったり、連携攻撃したいのに近くに誰もいなかったり。

その辺もある程度コントロールできるとよかったと思います。

誰かを守りながら戦うとか、近くに来いと呼びかけることができるとかね。

攻撃しようとしたら別の敵に阻まれて失敗というのがなくなったのはよかったです。

オートバトルもあまり使う気になれませんでしたが、クイックバトルはいいですね。

敵よりもレベルが十分高い場合はボタン一発で戦闘を終わらせることができます。


イベントの戦闘でムービーが挟まれたりするのは余計だと思いました。

QTEをやらされたりするのも気に入りません。

戦闘できっちり倒したのに、その後のムーピーで動いているのを見ると、

つながってないなあと残念に思います。

何回倒せばいいんだよと思ったしつこいやつもいました。


武器を+1とか+2とか強化していくことができるのですが、

極限まで強化しようとすると大量の素材が必要でかなり面倒です。

武器はジョブ毎に異なり、すべてのジョブの武器を強化しようとするととても面倒です。

このせいで新しいジョブを使ってみようという気にあまりなれません。

ジョブを変えるときも他の人が使っていたジョブと交換する感じで

新しいジョブに手を出す気になかなかなれません。

特に各キャラの専用ジョブは使う気になれませんでした。

最後まで一度も使わなかったジョブもありました。

ジョブを変えると見た目も変わります。

戦闘時に見た目が変わるのはいいのですが、

イベントのムービーシーンにも反映されるのは違和感がありました。

そこは余計だったと思います。

途中から章毎にパーティーが切り替わります。

全員にきっちり装備を用意するのは面倒なので、ストーリーに関わらない方のメンバーから

装備を剥がして付け替えていました。

これがまた面倒なのです。

装備するときにはボタン一発で最強装備になる機能があるけれど、

装備を外すのが面倒なのです。

ボタン一発で全装備を外す機能があるとよかったです。


移動はタクシーによるファストトラベルが便利。

お金がかかるので最初の内は気軽に使えませんでしたが、

途中からは気にならなくなりました。

OKAサーファーという乗り物も出てきます。

目的地を設定すると自動でそこに向かってくれますが、

自分で自由に操作することもでき、操作をやめれば目的地に向かってくれるという柔軟さ。

動きもスムーズでなかなか快適です。

が、これに乗るよりも走ることの方が多かったです。

これに乗っていると挨拶したりアイテムを拾ったりができないので、

頻繁に降りることになり、乗り降りが面倒だからです。

定期的に充電しないといけないのもわずらわしいと感じられました。


ミニゲーム的なものもたくさんありました。

ミニとはいえないようなものも。

ダーツ、麻雀、花札、将棋、バッティングセンター、ゴルフ、カラオケ、資格試験とかは7と同様。

全然新鮮味はないけれどそれなりに楽しめます。

桐生でしかできなかったものがあったのが残念。

不審者スナップはバスに乗りながら不審者を撮影するゲーム。

これはインパクトがありましたね。笑えて面白いです。

クレイジーデリバリーは自転車でトリックを決めながら料理を配達するゲーム。

わざわざ無駄な動きをしないといけないところが気に入らなくて2,3回しかやっていません。

ところどころで釣り竿を借りて釣りができるのですが、ものすごくしょぼいです(笑)。

タイミングよくボタンを1回押すだけ。

海で泳ぐこともできます。

モーターボートをよけながらゴミを拾うゲームにもなっています。

マッチングアプリは女の子?と会話をしてデートを目指すゲーム。

オチがあったり成功したり。大して面白くはないですね。3回ほどやりました。

キャバクラなんてものもありました。

これも強制させられたのでちょっとだけやりましたが、特に面白いものではないですね。

お金をばらまいて仲間との絆を上げるものみたいです。

おみくじ集めはあちこちに飛ばされたおみくじを回収してくると、

その数に応じて景品がもらえるというもの。

移動しているとき拾えたらちょっとラッキーと思うくらい。

アロハリンクスはアロハ~と挨拶するだけでフレンドになれるアプリ?

町の人とゆるい交流ができてなかなか楽しいです。

これをやっていると人間力が上がったりちょっといいこともあります。

フォトラリーは各エリアで指定されたすべての場所の写真を撮影すると景品がもらえるというもの。

これは見つけたら撮影はしていたけれど、積極的にやる気になれず。

終盤近くになってから1エリアやってみたけれど報酬がしょぼくてそれ以上やる気になれませんでした。


スジモンバトルとドンドコ島には力が入っていましたね。

チュートリアルみたいなものは強制的にやらされますが、その後は別にやらなくても問題なし。

にもかかわらずボリュームや作りこみが凄いです。

スジモンバトルはスジモンを集めて戦わせるもので、ポケモンのパクリかな?

と思わせるような内容でした。

ポケモンはやったことないのでどの程度似ているのかは分かりませんが。

戦闘で倒した相手を勧誘したり、覚醒、進化でより強いスジモンを生み出したり、

ガチャでレアなスジモンをゲットしたり。

スジモンバトルはスタメン3名、控え3名の最大6名のスジモンでチームを編成し、

そのチームを指揮して戦わせるというものです。

このバトルは完全なターン制。

ルールは割とシンプルでありながら、きちんと考えて指示をしないといけないこともあって、

なかなか面白いです。

伝説のスジモンも集めましたしコロシアムも完全制覇しました。

このコンテンツはよかったです。

ドンドコ島は不法投棄をする輩と戦いながら、リゾート地としてのランクを上げていくもの。

ゴミや石、木材や魚、虫を集めて、色々なものを作って配置します。

そんなもの作れるわけねーだろ!というようなものもあっさり作ります。

素人がのこぎりや電動ドリルで自動販売機とか作ったりするんですよ。

他にもツッコミどころがたくさんありましたが、

ゲームですから細かいことは気にしない!

これはもしかして動物の森のパクリ?なんでしょうか。

動物の森もやったことはないのでよく分かりませんが。

バットを振り回して敵を倒したり、岩を砕いたりします。

この操作性があまりよくないです。

特に溜め攻撃はどっちに移動するのか分かりにくくてとても使いにくいです。

もの作りはそこそこ面白いですが、時間がかかるのが難点。

観光客を呼ぶと3日滞在するので最後までつきあうと30分はかかります。

途中で島を出ることはできますが、中途半端な状態で出たくはないですね。

これは人助けでもあり、その目標を達成するまではまあまあ楽しめましたが、

達成後はモチベーションがなくなってしまい、ほとんど訪れることはありませんでした。


ダンジョン

春日編と桐生編のそれぞれにダンジョンが1個ずつあります。

レベル上げや武器強化用の素材集めなどがはかどりますので、

行くメリットは大きいのですが、不満点もたくさんあります。

まず、探索がやりにくい。

見た目が単調で紛らわしく、ミニマップを見ていないと先が分からない。

ドアが多くて、いちいちダッシュが解除される。

一度開けたドアもしばらくすると勝手に閉じてしまう。

不愉快な要素が多くて気持ちよく探索できません。

踏破報酬としていい装備品がもらえたりするのですが、

全員分取得しようと思うと何回も周回することになり、飽きてきます。

戦闘に参加できる人数分を揃えるだけで4回かかりますからね。

ダンジョン内ではスジモンの勧誘もできないみたいですし、

道中はかなり退屈です。

ダンジョンを制覇してしまうとレベルがかなり上がってしまって、

その後のストーリーが簡単になってしまうというデメリットもあります。

実際、一番苦労した戦闘はこのダンジョンのラスボスでした。

このダンジョンは別に制覇する必要はないんですが、

やるのとやらないのとでは差がつきすぎると思います。

ストーリーを進めると新たな階層が開かれるとか、

ゲームのバランスについて考えてほしかったですね。


春日のサブストーリーも楽しめました。

春日が大変な目にあったり、泣けるものや笑えるものなど、

バラエティに富んだ内容でよかったです。


できることがたくさんあって全然やり切れません。

全部やる必要は全くないのでやりたいことだけやればいいんですが、

やりたいことだけでもやり切れないくらいの詰め込み具合です。

なかなか本編が進められなくて困ります(笑)。

本編そっちのけで遊びたいところですが、

本編を進めることによって色々な要素が解放されるので

進めないわけにもいきません。


今回はハワイが舞台となり、登場人物も一新!と思ったら、

結構7の人物が出てくるし、新キャラもキャラがかぶっていてあまり新鮮味がなかったですね。

もっと見た目を変えてほしかったです。

途中から春日の話と桐生の話を切り替えて進めるようになって、

話の連続性や没入感が薄くなりました。

私は7から始めたので桐生には何の思い入れもなく、桐生編は楽しめませんでした。

1~6をやった人にとってはいい内容だっかもしれませんが、

思い出話を聞かされるのは苦痛でしたね。途中から読み飛ばしていましたよ。

絆上げとかは仕方なくやりましたが、桐生編はさっさと終わらせました。

個人的には桐生編はいらなかったです。

加入が遅いパーティーメンバーもいらなかったですね。

1人だけレベルが20くらい下になってしまい、足手まといとしか思えませんでした。

絆を上げる気にもなれず、そのキャラついては何もしませんでした。


クリア時点でプレイ時間は113時間。

春日の人間力はすべてカンスト。

レベルは大体60くらいでクリアしました。

不具合は特になかったけれど、処理落ちをしていたところはありましたね。

メインストーリーはいまいちだと思いました。

途中までは全然進展がなくて話は進まないし、途中から桐生との二本立てになるし、

ラスボスも拍子抜けという感じでしたし。

エンドロール前のシーンはなんであんなことをするのやらと思いました。

目的はいいんですけどね実行方法が考えなしというか。

あの状況で出て行ったら騒ぎになるのは分かるでしょ。対策を考えろよと。

やる必要のない苦行をやらせているわざとらしさが感じられて嫌な気分になりました。

春日は好きなキャラではありますが、共感できない言動がちょくちょくありましたね。

エンドロール後に桐生と春日のその後がちょっとだけ語られておしまい。

春日の方は面白かったけれど桐生の方はどうでもいいと思いました。

70点。

次のゲームはプリンス オブ ペルシャの予定です。



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