2024年8月1日木曜日

2024年7月の読書メーターまとめ

読んだ本の数:35冊

読んだページ数:11247ページ

ナイス数:154ナイス


https://bookmeter.com/users/220827/summary/monthly/2024/7

■片田舎のおっさん、剣聖になる(3)~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)

★★★☆☆

王族の護衛に参加させられたりして、今回も目立ってしまった主人公。飛びぬけた強さは感じられないんですけどね。今回無事だったのはあのとんでもない剣のおかげですよね。ちょっとずるい気がします。おっさんよりもミュイの話が読みたくなってきました。

読了日:07月31日 著者:佐賀崎しげる,鍋島テツヒロ

https://bookmeter.com/books/19150490


■負けヒロインが多すぎる! (7) (ガガガ文庫)

★★★☆☆

八奈見さんはヒロインというよりコメイン(コメディ要員)。

今回から登場した白玉さんはコワインです。ぬっくんは何も悪いことをしていないのに殺意を向けられたり恐ろしい計画に協力することになったり。ちょっとやりすぎだとは思いましたが、面白かったです。

読了日:07月30日 著者:雨森 たきび

https://bookmeter.com/books/22027557


■キュ-トな数学名作問題集 (ちくまプリマー新書 115)

★★★☆☆

シンプルな設定でありながら解いてみたくなる問題や目からウロコの凄い解法など、数学の面白さが味わえる魅力的な問題が詰まっていました。自分でも問題を作ってみたくなります。

読了日:07月29日 著者:小島 寛之

https://bookmeter.com/books/514831


■変人のサラダボウル (7)

★★★☆☆

面白いのは間違いないのだけど、登場人物が多くてあまり絡みがないためにそれぞれのエピソードが短くて物足りなく感じますね。サラが全然目立っていませんでしたし。3冊くらいまとめて読んだ方がいいかもしれません。

読了日:07月29日 著者:平坂 読

https://bookmeter.com/books/22017077


■神の悪手

★★★☆☆

将棋絡みの短編集。1個目を読んで続きが楽しみだと思ったら別の話になってしまってちょっとがっかりしました。殺人事件が絡んできたり駒作りの話とか毛色の違うものもあり。特にフェアリー詰将棋が面白かったです。

読了日:07月29日 著者:芦沢 央

https://bookmeter.com/books/17922660


■片田舎のおっさん、剣聖になる(2)~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)

★★★☆☆

おっさんが色々と押し付けられて状況が変化していく話でした。主人公は落ち着いた控えめな感じでよいですね。強いことは強いけど圧倒的で敵なしというほどではないし。3巻も読みたいと思います。

読了日:07月26日 著者:佐賀崎しげる,鍋島テツヒロ

https://bookmeter.com/books/18355780


■図書館の天才少女 ~本好きの新人官吏は膨大な知識で国を救います!~ (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

完璧な記憶力を持つ少女が官吏になって活躍するという、どこかで読んだような設定。マルチな才能の持ち主だからマルティナなのでしょうか。一人だけ特別で他の登場人物が普通すぎると思いましたがまあまあ面白かったです。終盤では他の人物がちょっと目立っていました。

読了日:07月25日 著者:蒼井 美紗

https://bookmeter.com/books/21837419


■ヘーゼルの密書 (光文社文庫 う 18-7)

★★★☆☆

中国と日本の和平を目指す人々の話。和平交渉ではなく和平工作と言っている辺り、その難しさを表していますね。説明的な文章が多いのと視点が分散されているのとで、いまいち臨場感がなかったけれど、どきどきしてひきこまれるシーンもありました。

読了日:07月24日 著者:上田早夕里

https://bookmeter.com/books/21725927


■【Amazon.co.jp 限定】生成AIで世界はこう変わる(DL特典:動画生成AI「Sora」解説) (SB新書 642)

★★★☆☆

かもしれない。生成AIについての分析や考察など。なかなか興味深い内容でした。まだ知能というよりはツールという感じですけど、歴史が変わるところに居合わせている感触はありますね。chatGPTも予想を超えるというか予想外の方向での進化でしたから、世界の変化も予想外になりそうです。星新一のショートショートで、鳥が代わりにしゃべってくれる話を思い出しました。あんな社会は嫌ですね。

読了日:07月23日 著者:今井翔太

https://bookmeter.com/books/21646308


■黄土館の殺人 (講談社タイガ ア-I 03)

★★★☆☆

館四重奏シリーズ3作目。今回はカウントダウンがなくてよかったと思ったら、その64時間前とかいきなり出てきました。そのってなんだよ!前の章の64時間前かと思って混乱したじゃないですか。途中はあまり面白くなかったけれど、最初と最後の部分はまあまあ楽しめました。色々と疑問点がありましたし偶然が多すぎるとは思いました。

読了日:07月22日 著者:阿津川 辰海

https://bookmeter.com/books/21754499


■片田舎のおっさん、剣聖になる1 ~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ (SQEXノベル)

★★★☆☆

主人公のおっさんの老成した感じがいいですね。文章はちょっと違和感を覚えるところはあり、女性率が高いのも不安要素ではありますが、今のところは許容範囲。次も読んでみたいと思います。

読了日:07月22日 著者:佐賀崎しげる,鍋島テツヒロ

https://bookmeter.com/books/17596169


■転生幼女はあきらめない9 (一二三書房)

★★★☆☆

リア三歳。肉体的には少しずつ成長しているようです。因縁のあの人との決着がつきました。まだ続くみたいですけど、そろそろ終わりにしてもいいんじゃないかという気もします。

読了日:07月22日 著者:カヤ

https://bookmeter.com/books/21692311


■信長の遺書: マキアヴェリ チェーザレ・ボルジア御留書

★★☆☆☆

宣教師ヴァリニャーノが信長に君主論やチェーザレのことを語ったりする話。「信長公記」の真実に迫る?視点は一貫していないし引用は多いし言葉の使い方に違和感あるし、どうにも読みにくくて面白いと思えませんでした。

読了日:07月19日 著者:山本 音也

https://bookmeter.com/books/21407784


■ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん [Disc 2] (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

2巻で完結。短くまとまっていてよかったです。古の魔女との対決?を経てハッピーハッピーハッピーエンド。まあまあ楽しめました。随分甘々でした。糖分は当分いらないですね。

読了日:07月18日 著者:恵ノ島すず

https://bookmeter.com/books/14120900


■密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

★★★☆☆

密室○○時代シリーズ3作目。登場人物の名前が語呂合わせというレベルではなくなっていて、わざとらしすぎますね。ストーリーもただただ密室トリックを見せたいだけという感じで、ツッコミどころだらけです。自分でも密室を作ってみたいという人の参考にはあまりならないですね。アイデアは面白くて感心するものもありました。

読了日:07月17日 著者:鴨崎暖炉

https://bookmeter.com/books/22005943


■煤まみれの騎士 V (電撃の新文芸)

★★★☆☆

今回は霊峰での死闘。ちょっと拍子抜けの展開もあったけれど、強敵との戦いが熱いです。今後も楽しみです。

読了日:07月16日 著者:美浜 ヨシヒコ

https://bookmeter.com/books/21693637


■All Systems Red: The Murderbot Diaries (English Edition)

★★★☆☆

邦訳は「マーダーボット・ダイアリー」と思われます。自我を持った警備兵的なロボットの一人称で綴られた記録。過去に大量殺人をしたらしいけれどその辺の詳しい話とか自我を持つに至った経緯とか世界観とかよく分からなくていまいち話に乗れませんでした。

読了日:07月16日 著者:Martha Wells

https://bookmeter.com/books/13073714


■覇剣: 武蔵と柳生兵庫助 (祥伝社文庫 と 8-9)

★★★☆☆

宮本武蔵と柳生兵庫介。殺人剣と活人剣の対比みたいな描かれ方をしていて、この二人が戦ったらどうなるんだろうと興味をそそられます。佐々木小次郎との戦いについても準備段階から綿密に書かれていて読み応えがありました。ひきこまれる面白さでした。

読了日:07月16日 著者:鳥羽 亮

https://bookmeter.com/books/201476


■ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん (カドカワBOOKS)

★★★☆☆

ゲーム内の人物にツンデレキャラの言動を解説することによって誤解を解き、ハッピーエンドを目指す話。現実味のない設定ではあるけれど、ゲームの世界に転生するという話よりはずっとマシですね。まあまあ面白くて一冊で終わっていれば満足できたと思うのだけど、終わらなかったのが残念。全2巻のようなので次も読んでみます。

読了日:07月16日 著者:恵ノ島すず

https://bookmeter.com/books/13616680


■カラフル (文春文庫 も 20-1)

★★★☆☆

明るく楽しい話かと思ったら、あまりそういう話ではありませんでした。このタイトルにはそれなりの意味があることが途中で分かりました。読後感は悪くないけどああやっぱりという感じで、昔読んだ本を再読したような気分でした。

読了日:07月12日 著者:森 絵都

https://bookmeter.com/books/580524


■煤まみれの騎士 IV (電撃の新文芸)

★★★☆☆

盛り上げてますけど、ちょっとわざとらしい気がしました。まだまだ先の話だとは思いますが、ラスボスがどんな奴か気になりますね。どうやってそこまでたどり着くのかが楽しみです。

読了日:07月11日 著者:美浜 ヨシヒコ

https://bookmeter.com/books/20722020


■キスに煙

★★★☆☆

フィギュアスケートのライバルだった男たちの物語。「花束は毒」の衝撃再びなんて帯に書かれているけど、ああいう捻りは特になくて、腐女子が喜びそうな純愛小説という感じでした。まあまあ楽しめました。終章はいらなかったかな。

読了日:07月10日 著者:織守 きょうや

https://bookmeter.com/books/21695124


■画狂老人卍 葛飾北斎の数奇なる日乗 (文芸社文庫 し 6-3)

★★★★☆

変人葛飾北斎とその弟子の話。絵を描くことだけに一点集中していて他のことを捨てています。なりふり構わないところが痛快で面白いです。こういう生き方をしてみたいと思わないでもないけれど、とても真似できませんね。

読了日:07月09日 著者:白蔵 盈太

https://bookmeter.com/books/19478610


■華麗なる探偵アリス&ペンギン スイーツ&モンスターズ (小学館ジュニア文庫 ジな 2-23)

★★★☆☆

シリーズ第23弾かな。甘味処でなにか用かい?おかしな航海で後悔。登校拒否の理由はストーカーですとかー。の3本。こんなタイトルじゃなかったですけど。気楽に読めて楽しいです。

読了日:07月09日 著者:南房 秀久

https://bookmeter.com/books/21804992


■颶風の王 (角川文庫)

★★★☆☆

なかなかよかったんですけど、構成的に感情移入しにくい内容でした。少年の物語かと思ったら回想の回想の回想という感じになって、やっと戻ってきたと思ったらすぐに少年の話ではなくなります。いきなり何十年も飛んだりするし、最終的には馬とほとんどつながりのない人物の話になってしまいます。せめて和子が救われる話にしてほしかったですね。

読了日:07月08日 著者:河崎 秋子

https://bookmeter.com/books/13038317


■煤まみれの騎士 III (電撃の新文芸)

★★★☆☆

自分の信念のために強大な敵と戦うことを決意したロルフ。

妹との戦いもありました。揺るがないところがいいですね。逆境にあっても努力を怠らなかったからこそ今があるのです。最後まで貫いてほしいと思います。

読了日:07月08日 著者:美浜 ヨシヒコ

https://bookmeter.com/books/20576768


■隣人を疑うなかれ

★★★☆☆

「秋深き 隣は何をする人ぞ」という句がありましたね。まさか連続殺人事件の犯人がいるなんて思いもしません。この著者の作品にしては大した衝撃もなく、いまいちだと思いました。

読了日:07月08日 著者:織守 きょうや

https://bookmeter.com/books/21513544


■荀いく(じゅんいく) 曹操の覇業を支えた天才軍師 (PHP文庫)

★★★☆☆曹操の軍師筍いく(「いく」は環境依存文字らしいので使用は控えます)の話。この著者ならではの解釈もあってオリジナリティーはありますね。いまいち臨場感がなくてさほど面白いとは思えませんでしたが。

読了日:07月05日 著者:風野 真知雄

https://bookmeter.com/books/426552


■言葉屋10 さようであるならば

★★★★☆

これまでの総決算みたいな感じになって、まるで最終巻みたいと思ったら、本当に最終巻でした。詠子の成長も感じられて、最後も綺麗に終わりました。いいシリーズでした。

読了日:07月04日 著者:久米絵美里

https://bookmeter.com/books/21925572


■藻屑蟹 (徳間文庫)

★★★☆☆

福島原発事故のその後的なお話し。楽をしたいお金がほしい都合の悪いことは隠したいなんであいつだけといった人間のどろどろした部分をつきつけられる話でした。楽しい話ではなかったけど読まされました。

読了日:07月04日 著者:赤松利市

https://bookmeter.com/books/13616024


■煤まみれの騎士 II (電撃の新文芸)

★★★☆☆

これはポイントオブノーリターンというやつですね。ロルフ視点の話は面白くていいのだけど他の人物視点が多いと感じました。特にエミリーの話は1巻と重複しているところもあるし、もっと手短に終わらせてほしかったです。もう騎士ではないんですよね?タイトルは騎士ではなく剣士の方がよかった気がします。

読了日:07月02日 著者:美浜 ヨシヒコ

https://bookmeter.com/books/19702219


■SF西遊記 (講談社文庫 い 10-1)

★★★☆☆

西遊記のパロディですね。孫悟空が宇宙せましと駆け回るスケールの大きな話になっています。懐かしくも新くて楽しめました。アヴァロキティーがキティーちゃんのイメージになってしまって困りました(笑)。

読了日:07月02日 著者:石川 英輔

https://bookmeter.com/books/125803


■剣樹抄 インヘルノの章 (文春文庫 う 36-4)

★★★☆☆

これにて完結。了助は随分と成長したものです。親を殺されたところからこんな境地にたどり着くとは。正に地獄を祓う話。清々しい読後感でした。お鳩も可愛くてよかったです。

読了日:07月01日 著者:冲方 丁

https://bookmeter.com/books/21925419


■旺華国後宮の薬師 7 (富士見L文庫)

★★★☆☆

苦くない良薬作りを目指す英鈴シリーズここに完結。色々問題は起こるけれどあっさり解決。予定調和的ではあったけれど、シリーズ集大成という感じで最終巻にふさわしい内容だったと思います。

読了日:07月01日 著者:甲斐田 紫乃

https://bookmeter.com/books/21327946


■魔法で人は殺せない II

★★★☆☆

魔法が存在する世界でのミステリーっぽい話。つまらなくはないのだけど、ファンタジーとしてもミステリーとしても大した面白さはなかったです。2巻を読むつもりはなかったのになぜか読んでしまいました。変な魔法をかけられたみたいです。

読了日:07月01日 著者:蒲生 竜哉

https://bookmeter.com/books/19015825

0 件のコメント:

コメントを投稿