Blossom Tales I&II

 Blossom Tales: The Sleepling King

ニンテンドースイッチ版。

2Dのゼルダライクなアクションアドベンチャー。

ライクというかパクリといった方がいいかもしれません。

爆弾、ポーション、シャベル、弓、ブーメランなど本家そのまんま！

ハートのかけらを4個集めるとHPの最大値が増える！

などなど既視感いっぱいです。

こいつテレサじゃん！という敵も出てきました。

本家が面白いのでこのゲームもそれなりに面白いです。

謎解き部分とかが弱くて、劣化版という感じはあります。

よく登場するパズルは倉庫番じゃん！

ある物体を特定の場所に全部移動させたらクリア。

操作性が悪くてよく失敗します。

一手戻す機能などはなく、特定のブロックを踏むと初期状態に戻ります。

そのブロックが壁の役割になっているので、操作ミスするとそのブロックに突っ込んで

初期状態に戻ってしまうのです。

パズルとしての難易度は大したことないけど、操作性の悪さで難易度が上がっています。

すべてのマスを一回ずつ踏んでゴールまで行けばクリアというパズルもちょくちょくあります。

これもありきたりで大して面白くはありません。

岩とかが光る順番を覚えて、それを再現するというのもありました。

これもありきたりで、全然面白くないですね。

答えがよく分からない問題もありました。

壁にヒントがあるのは分かるんですが、解釈の仕方は何通りも考えられるので、

一つに決められないと思うんですね。

私の考えた答えは全部外れたので、結局総当たりで見つけるしかありませんでした。

どこかで見たようなものが多いですが、オリジナリティーを感じるところもありました。

一番良かったのは語りの形式ですね。

このゲームはおじいさんが孫たちにせがまれてしているお話という体裁なのです。

主人公は孫の一人である少女リリー。

騎士になって敵と戦っているはずなんだけど、一般人の少女にしか見えず。

普通の女の子が物語の世界に入り込んで冒険を楽しんでいる感じがあってよいですね。

ときどき入るやりとりが楽しいです。

孫たちからツッコミが入ったり、

おじいちゃんの匙加減で難易度が調整されたり。

ゲームオーバーになったときもさらっとなかったことにされてすぐにやり直しできます。

童心に帰って楽しめる感じですね。

パズルにしても戦闘にしても難しすぎず簡単すぎずで、それなりの達成感が得られます。

アイテムを全部集めようとか思うと結構難しそうです。

私はコンプリートできていませんが、まあまあ楽しめましたので満足です。

70点。

続けて、Blossom Tales II: The Minotaur Prince

タイトル通り、Blossom Talesの続編ですが、1をやっていなくても問題ないと思います。

1は日本語でしたが、本作では言語が選べるようでしたので英語でやってみました。

ボイスはありません。

寄り道要素が多くて、1より楽しめました。

謎解きの難易度はちょっと上がったかな？という感じ。

今回も倉庫番はありましたが、新しいパズルもいくつかありました。

分身するパズルはなかなか面白かったです。

戦闘は、たまに死んでしまうけど、再戦したら勝てるくらいの適度な難易度。

死んでもペナルティはなしといってもいいくらいで、リトライも簡単です。

おじいちゃんが孫に語っているというところがますます強調されています。

ちょくちょく孫からの提案が入って、選択肢が出てきます。

ストーリーは変化しませんが、戦う敵やパズルを選択できたり、

アイテムなどの見た目が変わったりします。

おかけで歌う岩は回避できました。

これは音を出した岩とその順番を覚えておいて再現するというやつです。

全然面白くないので、やらずにすんでよかったです。

孫たちが楽しみながら話を聞いている様子が伝わってきて、

重い話にならず気楽に楽しめます。

最後もすっきり終わりました。

このゲームはゼルダをパクリというかリスペクトしているのか、

色々と既視感がありますが、本家の面白いところが味わえてよいです。

新しいアイテムを手に入れると、できることが増えたり、

行けなかったところに行けるようになるところが楽しいですね。

ダンジョンの攻略は分かりやすくていいのだけど、ちょっとやらされている感はありました。

あちこちに色々と仕込まれていたけれど、全部はやり切れていません。

今はここをクリアするのは無理だなというところがあって、

後でまた来ようとは思うものの場所を覚えていられなかったり。

マップにマークでもつけられるとよかったのですが。

プレイ時間は15時間くらい。

特に不具合はありませんでした。

75点。

ついに本家の新作が発売されました。

ゼルダの伝説　知恵のかりもの

早速購入して遊んでいます。

のんびりやるつもりですので、感想は当分先になると思います。

次に感想を書くゲームは以前クリアした

ヴァルキリー　エリュシオンとかになるでしょう。