PS5版。
先に発売されたPS5版の3はクリア済。
PS4版の1,2,3も以前にクリア済です。
1または2を選択して遊べます。いきなり2をやることも可能です。
1は一応やりましたが、さっさとクリアして2をやりたいと思っていたので、
じっくり味わっていません。
もう一度やりたいとも思えませんし、1については語りません。
私はドラクエシリーズの中で2が一番好きです。
音楽もストーリーもいいし、戦闘も面白い。
このリメイク版も面白かったです。
2だけで十分に購入した価値はありました。
リメイクという枠を超えて、スクラップ&ビルドという感じでしたね。
旧バージョンをたひびとの服とすると、本作ははでな服といったところ。
基本的なストーリーは変わりませんが、色々なイベントが増えたり、
ボリュームが大幅にアップしています。
ふくびきもパワーアップしていますし、呪文やとくぎを覚える巻物も登場しました。
ストーリーはローレシア、サマルトリア、ムーンブルクという三国の王子・王女が
邪悪な存在を倒すために旅に出るというもの。
シンプルで分かりやすい目的があってよいです。
以後、ローレシアの王子をロリ王子、サマルトリアの王子をサル王子、
ムーンブルクの王女をモー女と書くことにします。
1とは違って複数人のパーティ、3とは違って固定メンバーなので
仲間同士のやりとりやイベントが仕込めるんですね。
旧バージョンでは彼らは基本的にしゃべらなかったのですが、
本作ではしゃべるしゃべる。
命がけの旅でありながら、仲間との冒険を楽しんでいるところや
コミカルな演出やドラマティックな脚色もあり。
精神的な成長も感じられました。
残念なのは、主人公っぽいロリ王子が全くしゃべらないこと。
一応ロリ王子はリーダー的な存在として立てられてはいるみたいだけど、
なんか可哀そうな子扱いされているみたいに見えるんですね。
全然主人公に見えません。
私にとってはモー女が主人公でした。
サル王子もいい味出してました。
主人公がしゃべらないのはドラクエの伝統ではあるのだけど、違和感がありますね。
セリフを排除することで、プレイヤーが自由に感情や言葉を想像し、
物語に没入できるようにするのが目的だと思いますが、
成功しているとは全く思えません。
周りがしゃべっている中、一人だけ黙っているという状態を見せられているのに、
自由に感情や言葉を想像することができるわけないでしょう。
一人だけ不自然に黙っているというイメージを押し付けられているだけです。
ルーラで頭をぶつけるという伝統もなくなりましたし、この伝統もなくしていいと思います。
ストーリーについては自由度が減っていると感じたところもありました。
色々な場所に行ける自由度はありますが、行っても話が進まないことがあります。
ちゃんと順番通りにやりなさいいう圧を感じました。
とは言え完全な一本道ではなく、進め方によってセリフが変わったりするところもありました。
一部セリフがおかしいところもありましたが。
フルではないけどボイスもついています。
私は文章は日本語、ボイスは英語でやりました。
なかなか感情がこもっていてよかったです。
英語だとロトとは言わないし、地名もかなり違っていたりして混乱するところもありました。
文章も英語にしたかったところですが、文字が小さくて読めません(笑)。
ボイスはあってもなくてもいいんですが、ボイスありなら名前は固定にするべきだと思いますね。
文章だと名前が呼ばれているのにボイスだと名前が呼べないため、
かなり無理をしているところがありました。
戦闘については旧バージョンの方が面白かったかなあ。
難易度はらくちんプレイ、バッチリ冒険、いばらの道だぜ、の3種類あって、
私はデフォルトのバッチリ冒険でやっていました。
なんか簡単すぎて、冒険感が足りないですね。
レベルアップするとHP,MPが全回復するのであまりMPを節約する必要もなく、
戦闘1回毎にオートセーブされているのでデスペナルティも実質なし。
全滅した場合、
・オートセーブから再開
・教会から再開
・タイトルに戻る
の3つの選択肢がありまして、
オートセーブから再開した場合は前回の戦闘終了直後等に戻ります。
タイトルに戻った場合は、ぼうけんの書の選択からやり直し。
どちらも全滅したことはなかったことになります。
教会から再開を選んだ場合のみ、全滅回数にカウントされます。
更に、この場合は所持金が半分になります。
一体誰がこの選択肢を選ぶんでしょうね。
せんれきの全滅回数は意味がないと思います。
AIは相変わらず使い勝手が悪く、それほど使いませんでした。
AIが有能すぎるとAI任せで終わってしまうのでこれでいいと思いますが。
実は、いばらの道(レベルアップ時の回復なし)で最初からやり直したんですが、
想定通りの順番で進める分には大した難易度ではありませんでした。
MPを回復するスキルとかがあるので、ちょっと手間をかければ
MPを減らさずに進むこともできます。
結果、バッチリ冒険のときとあまり変わらないと思いました。
本作の前はSILKSONGをやっていましたから、
この程度、いばらの道というより遊歩道です。
終盤の敵にも苦労することなく、あっさりクリアできました。
その他の設定としては、目的地や目的を表示してくれる機能があります。
これは何をすればいいのか、どこへ行けばいいのかが分かって楽でいいのですが、
やらされている感が強いので2ではオフにしました。
ひみつの場所と宝箱の表示はオンにしました。
このゲームは探索が面倒なんです。
秘密の場所は見逃しがちですし、ルーラでも行けません。
ところどころに落ちているキラキラも面倒です。
山のかげになっていて近くに行かないと見えなかったり、
逆に水面がキラキラしているのと見間違えたりもします。
それに、キラキラってそこで力尽きた冒険者がのこしたものなんですよね?
死体漁りをしているみたいで気持ちいいものではありません。
宝箱もめんどくさいです。
本作は3と同様にとうぞくの鍵、まほうの鍵、さいごの鍵の3種類があり、
宝箱ににもそれに対応した鍵がかかっていることがあるんです。
まほうの鍵で開けた扉の先にさいごの鍵がかかっている宝箱があったりして、
新たな鍵を手に入れたらまた取りに来ないといけないという場面が多いんですね。
同じ場所に何回も来ないといけないんです。
更に、つぼやタル、タンスに入っているアイテム、床に落ちているアイテムもあり、
調べるのが面倒です。
床に落ちているものなんてくまなく歩きまわらないと分かりませんから。
アイテムのある場所を教えてくれるレミラーマという呪文がありますが、
これがなかなか習得できないんです。
レミラーマを覚えたら探索し直そうと思って進めていたんですが、
いくらレベルを上げても覚えることはなく、
さいごの鍵を手に入れるところまで行ってしまいました。
巻物でしか覚えられないみたいで、それを見落としていたようです。
あちこち探索してなんとかレミラーマを習得しましたが、
なんか嫌になってしまって、最初からやり直すことにしました(笑)。
2回目はいばらの道にして、レミラーマを最速で取りに行くことにしました。
途中をすっとばしたためにボスが倒せず、しばらくレベル上げが必要でしたが。
普通に進めるとレミラーマ習得が遅すぎると思いますね。
まほうの鍵を見つけたら、開けられる扉、宝箱を開けに行く
レミラーマを習得したら、取りこぼしていたアイテムを拾いに行く
さいごの鍵を見つけたら、開けられる扉、宝箱を開けに行く
というように何回もあちこち行って回らないといけないんですね。
新しい鍵を取得すると開けられるようになる宝箱が多すぎる。
とても覚えきれる量ではありませんし、メモをとるのも面倒。
ただ宝箱を開けに行くだけなのにものすごく時間がかかりますし、
個々のありがたみも薄れてしまいます。
いい装備を見つけて喜んだ後にもっといい装備を見つけて、
最初の装備がいらない子になってしまったりするんです。
小さなメダルシステムも面倒な作業が増えるだけで、ない方がいいと思いました。
累計枚数で賞品がもらえる仕組みなので、1枚も見逃したくなく、
しっかり探索する必要があるんですね。
つぼやたるを漁ったり、床に落ちているものを拾ったり、
人の家のタンスを勝手に開けたりなんてしたくないのに。
勇者にこんなことをさせるなよと思いますね。
勇者というよりホームレスとかこそ泥ですよ。
新しい町やダンジョンに行くたびにレミラーマを連発して
せこせことアイテムを拾うことになり、冒険感も損なわれます。
ダンジョンの仕掛けを解くとか、強敵を倒すとか、
冒険者らしい内容でいいアイテムが手に入るようにしてほしいものです。
あとは細かいところで気になったことを。
預かり所について。
お金の預かり所はあるんですが、一度も使ったことがありません。
デスペナルティがないも同然ですからね。預けるメリットが全くないのです。
それよりも、アイテムの預かり所が欲しかったですね。
呪いの装備とか邪魔なんですよね。
装備するときに一覧に表示されるのでうっかり装備してしまいそうで。
売ろうとすると、
二度と手に入らないかもしれませんが、本当にいいんですか?
みたいなことを言われます。
持っておきたい気持ちはあるけど、邪魔なんだから仕方ない。
更に、売れないアイテムもあるんです。
もちろん捨てることもできません。
預かり所とかとりあえず使わないものを入れておく袋とかがあればよかったです。
マップについて。
フロア毎に縮尺が違うので階段のつながりとかがとても分かりにくいです。
きちんと対応していないんじゃないかと疑問に思うところもありました。
せめて上りなのか下りなのか分かるようにはしてほしかったですね。
階段とか家の入口とか、マップが切り替わる地点はマップ上で緑色の線で表示されていて
分かりやすくなっているのだけど、
家の中にある階段についてはこれが表示されていなくて、見落とすことがしばしば。
このせいで詰まりかけたことがありました。
ワールドマップに各地の名前を表示できるようにしてほしいですね。
ここにある洞窟に行きたいと思っても名前を忘れていると探すのが面倒です。
もしくはマップを使ってルーラの飛び先を指定できるようにしてほしかったですね。
おもいだすについて。
メモしなくてすむので便利でいいのだけど、不満もあります。
大事な情報が含まれるものが長すぎる。
長~いやりとりがあって最後の最後に次は何をするべきか語られることがあって、
最後の部分だけ確認したくてもその前の長いやりとりを全部見ないといけません。
読み飛ばしていると最後の部分も飛ばしてしまったりして、使いにくいです。
記憶するのを忘れると取り返しがつかないことも多いです。
大事なことを一回しか言わなかったりするんです。
もう一回話しかけたらその大事な部分だけ言ってくれればいいのに、
どうでもいいことしか言わなかったりするんです。
不親切です。
行先ガイドがあるからいいと思っているんですかね。
超絶技について。
使う気になれなくて、一度も使いませんでした。
条件を満たすと特定の呪文やとくぎが強力になるものらしいですが、
どれに対して使えるのかもよく分からないし、消費MPや効果も分かりません。
超絶という割に発動条件も簡単すぎると思いましたし。
いつでも使えるけど使用後はHPが1になるとか、もっと超絶な感じを出してほしかったですね。
そもそも私は、テンションとかゾーンとか必殺技とか好きではないんですよね。
常に平常心で、習得した技を安定して出してくれればいいんです。
超絶技を使わないとクリアできないような難易度になるんじゃないかと心配でしたが、
使わなくても問題なくいばらの道をクリアできましたのでよかったです。
そういえば、倒すと願いをかなえてくれるあいつがいましたが、
あれを完全制覇するには使う必要があるのかもしれません。
私は最初に戦ったときには41ターンかかって、
そんなにかかったら倒したことにならないと言われて何ももらえませんでしたが、
2回目は23ターンで撃破し、賞品をもらいました。
その後、それ以上やる理由もなくなったのでやっていません。
そもそも、こんな使いまわしのコンテンツなんていらないですね。
3,1&2の順に発売された理由も分かりました。
確かに3をやっていないと意味のない最後でした。
ただ、最後のシーンは刺さりませんでした。
だって、両方とも別人じゃん!
旧バージョンの3の最後の方がインパクトありましたね。
もう3と1&2が発売されたので、今後は先に1,2をやる人も出てくると思いますが、
3をやらずにあれを見てもわけわからないんじゃないかな。
まあ不満点もあったけど十分楽しめました。
ほぼ2回やって100時間以上は遊びましたね。
今から3回目をやっても楽しめる自信があります。
今思い出したけど、パルプンテ使うの忘れてた(笑)。
アストロンもマホトラも一度も使わなかったなあ。
一度も使わなかった呪文やとくぎが結構あったと思います。
ちょっと多すぎると思いますね。
選択するのが面倒なことがあったので、配置を変更できるとよかったです。
1は70点、2は85点くらいかな。
2026年の2月6日にドラクエ7のリメイクが発売されるらしいです。
7ってどういう内容だったか覚えてないですね。
発売されたら購入すると思います。
次は12かと思っていたんですが、どうなっているんでしょうね。
次のゲームは探偵撲滅です。
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